山頂広場には続々とツツジ新道からの登山者が増えてくる。
偶々、富士山が眺められる場所が空いたので
ここで簡単なお握りと味噌汁のランチ。
富士山も次第に裾野が霞んできた様ですが
午後近くになっても雲も湧くことなく
ご機嫌上々の御様子です。
10:48 山頂出発
この日の後半戦スタート!!
まずは、登ってきた路を
ヤタ尾根分岐までもどります。
何度もみた開放感ある景色
真ん中のピークが熊笹ノ峰
そして、その稜線の先には
難所の大笄、小笄
そして鞍部の犬越路、再び登り返して
大室山から西丹沢稜線へとつづく。
まるで日本画の様に春霞ただよう空間に浮かんだ
美しい山容
そして、丹沢から富士裾野の山中湖までつづく
折り重なる様な新緑の山々
時の経過を忘れそうな眺望です。
コイワザクラの残り花
この日は、この一輪のみ。
シーズン終わってしまいました。
お昼のなれば花びらも
もう少し開いてくれるのではと期待したのだが
残念!! 蕾のまま。
咲き誇ると、綺麗だろうな。
ミツバツツジ?トウゴクミツバツツジ?
その違いが良くわかりません。
でも、この色も艶やかな色合いです。
このツツジを撮影していると
林道で会話した女性歩荷さんと再会。
重い荷物にも関わらず
花の情報も色々と教えて頂いた。
今度、青ヶ岳山荘にもお邪魔しなきゃ~。
ところで、この写真は残念。
蕾よ~開け!!
11:10 ヤタ尾根分岐
ヤタ尾根分岐に再び
この分岐から大笄、小笄への稜線も
左手に富士山を観ながらの展望ルートです。
西丹沢から檜洞丸、犬越路から用木沢へ下山に周回ルートを
歩く登山者が殆ど。
標高が下がるにつれて
開花したシロヤシオも多くなり
熊笹ノ峰でたまっていた欲求不満も解消~♪
シロヤシオ
清楚という言葉があてはまる花です。
ようやくにして撮れた
富士山とのツーショット ^^
さて、景色ばかりに気をとられてしまうと危険なのは、
どの登山路もおなじ。
ここも大笄からの下りは
長梯子があったり鎖場があったりします。
前方には小笄の小ピーク。
賑やかな会話の声が聞こえてきた。
犬越路から登ってくる登山者も多いんですね。
鎖場で5~6人の登山グループをやりすごす。
中には、大室山から登ってきたメンバーもいた。
とても、とても
かないません。
大笄の下り立ったところから鎖場を振り返る。
足元もしっかりしているので
登りの難易度は高くない
再び、小笄へ登り返した先に
シロヤシヲと緑の額縁に富士山。
どんな組み合わせでも絵になる山です。
ミツボツツジとの紅白揃い踏み
小笄の先にも小ピークありますが
この辺りは多少のアップダウンを繰り返しながら
下っていきます。
この周辺のシロヤシオの開花100点満点でした。
ところが、異変・・・・。
前回、背丈の高い笹が生い茂った箇所が
完全にかれています。
そういえば、熊笹ノ峰周辺も・・・。
4年前にこのあたりの熊笹に花が咲いた影響でしょうか。
傾斜もゆるく
ブナ林の新緑地帯をぬけると
犬越路は、もうすぐ。
途中で、右手斜面が抉られた大崩落地。
大分の山崩れを思い出す。
山は、長い歴史のなかで
この様な地形変形を繰り返しながら変化しているんですね。
その変化のなかに人間の生活がはいると悲劇を生んでします。
人間の力は小さなもの
自然とうまく共存していかなきゃ~。
12:50 犬越路
賑やかな犬越路用木沢、神ノ川ともに下山口まで約1時間の行程。
ゴールまで残りわずかで
休憩している人々の口数も多いのかな。
犬越路からは
ガレ場の登山路が下り
沢沿いを左岸、右岸、そして
左岸にと往復を繰り返す。
この立派な橋・・殆ど記憶無し。
新しく架け替えられたものなんだろう。
この橋を渡りきり左岸歩きから
最後、渡渉ポイントを右岸にとると
神ノ川までの林道道となる。
本日、営業していない神ノ川ヒュッテに
戻ってきました。
13:43 神ノ川林道
ヒュッテ駐車場は、満車。
そして、日陰橋から下流側の路肩にも
多数の路駐車両。
このルートも、以前よりも混み初めてきたようだ。
今回も、稜線高所でのシロヤシオ開花とのタイミングをうまく
あわせられず残念。
しかししかし、この時期にヤタ尾根を登りきる体力を
つけていかないと
今夏シーズンの先が思いやられそう。
今日の登山記録です。
次回は、アシタカツツジ
リベンジ紀行です