以前に登ったルートで気になっていたコース。
それは、5年前に山友さんbooさんと歩いた
八王子八峰ルート
今熊神社から、八王子境界の山々を巡り奥高尾ルートから高尾山口駅がゴールの
総27kmのロング。
そのなかで、一か所
ルートを誤った箇所が、↓地図のあかまる●
刈寄山から市道山への縦走路で
誤って、関場におりるエスケープコースに踏み込んだポイント。
その●ポイントがこちら(2013年4月撮影)
この誤ったルートを関場から登り
八峰ルートを市道山・醍醐山・陣馬山までの小ルートを経由し
関場にもどろうと。
今回の山行の起点は
夕焼け小焼けふれあいの里 駐車場(無料)
駐車場の利用可能時間は、午前9時~午後4時20分までなので
要注意
8:45 夕焼けPA
朝9時前に駐車場に到着。
9時からオープンといわれていたが
既に駐車場は開いており、先行車両がすでに数台。
駐車場から陣馬街道を左折し進むと
昔懐かしい関場の旧屋敷、前方に要倉山。
ここに江戸時代には関所が置かれた場所で、関場のその名残り。
そして、その関所跡には松姫の石碑。
松姫・・・9年前からの逃避ルート完歩のお題は未達のままです。
陣馬街道から陣馬高原下に向かう橋をやりすごして
右折すると恩方二小.
ここに松姫が、高遠城から新府城を経て辿り着き
腰を落ち着けた尼寺金照庵は、この小学校の跡地。
醍醐川に沿って進むと
集落の掲示板にポスター
今日の山行ルートは、
このトレイルランコースを陣馬山まで歩く。
調子が良ければ堂所山から関場峠を黒ドッケから夕焼け小焼けの里に。
(結果:午後4:20までに戻れそうになかったので陣馬高原下に下山)
9:05 盆堀林道入り口
川沿に走る醍醐林道を歩くこと15分で
盆掘林道にむけて右折する。
この林道道は、市境の山を越えて
あきるの市まで続きます(車両通行止め)。
山蔭を登っていく林道は、林道としては
良く整備された道。
林道に入って数分すると
後方から、続々とトレイルランナーの集団が
軽やかに抜き去っていく。
このルートは登山者も少なく
そして、12/24本番前の試走でもしているのだろうか。
若い子もいるし・・中には
自分と同年代らしき人も走っている(驚)。
年齢層が広いなあ~
↑右側の写真の裸になった尾根部分が
5年前に迷い下りてきた地点だと
あたりをつける。
9:30 鳥切場登山口
林道が沢部で大きくカーブしている地点に
登山口道標
この登山口から一気に急斜面の急登を登っていく。
下山に使用するときには注意が必要かな。
急登を登ること15分で
尾根筋に到達。
前方には、あきるの市から続く
八王子八峰の峰々が一気に目に飛び込んでくる。
そして、このポイントは5年前に迷いこんだ場所。
↓5年前は、伐採直後の裸になった斜面も
5年の経過で植えこんだ植林も背丈以上に延びており
景色が一変。
(ちなみに写真の中の林道が盆堀林道、あきるの戸倉方面まで続いてます)
9:54 八峰ルート 合流P
尾根にそって、しばらく登ると
八峰ルート(この周辺は、戸倉三山ルート)への合流ポイントであり
道標を見逃した場所
相方に、何故、迷ったか説明をするも
直ぐにはピンとこなかったみたい。
その前の名無しピークを、
巻き道を使えば
この道標を真正面にみるので間違えようがないところを
若気のいたりで直登を通過したことが問題。
すると、相方から
じゃ、ピークからの下りるルートを
見失ったんじゃない?
・・と、鋭い突っ込み。
それが事実かどうかは、
市道山にむかった暫く進むと判明。
その無名峰から下りる別ルートを発見。
こちらの方が、よく踏まれている道。
何故? 見失ったのかな~
話はそれますが
最近、読んだ奥多摩山岳救助隊の本。
道迷いのことが多く書かれていました。
奥多摩といって侮るな。
5年前の様に
ピークポイントから下山路を誤ってしまい
間違ったルートに踏込み・・・そして
谷に迷い込む。
引き返せばよいのに、下っていけば
東京の山だから、どこかの人家にいきつくだろうと・・
それが、間違いの元なんです。
5年前には、直ぐに間違いにきがつき引き返したので
問題なし。・・・迷い込んだルートがエスケープでもありましたが。
話は、山にもどり、
人間の記憶とは言い加減なもので
このトレイルコースに登ってしまえば楽勝かな~と
ところが、ここからが
このルートの大変なところ
アップダウンを繰り返しながら市道山にむけての登り道がつづく
登り返しが何回あったなんか
忘れるくらいの
強烈なルートがつづく。
八峰の八とは別の意味で沢山の・・・という意味があるらしい。
それが、このルートの真骨頂のようだ。
植林、自然林の繰り返しが続く
山道が開けた場所にでた。
ここは、記憶がある・・・5年前。
5年前も、この場所で一息つかせてもらった記憶が・・・
西進していた八峰ルートは
市道山手前で南に進路が変わる。
相方にとっては、始めのルートだったので
市道山の山頂を踏むことに。
この道標から100m先です、
11:20 市道(いちみち)山
おっ!!
山頂標が新しくなった?
この山頂をさらに進むと臼杵山(うすぎ)、楢原へとつづく。
このルートも、いつか歩かなきゃ。
醍醐丸へのルートに戻ります。
こちらは、南側にむかうルートで陽射しが差して
明るい自然林の山道がたのしみ。
冬枯れ間近の落葉した樹々の間に
笹尾根から陣馬にむかう稜線展望が開けてきた。
熊倉山から生籐山あたりだろか。
すると、前方を歩いていた相方から
「シモバシラ!!」
道端の枯れた茂みの中にポツンと今冬はじめての
氷華シモバシラ!!
例年だと年明けから目にする自然現象を
はじめて12月に観た!!
ちょっと、得したルンルン気分で先を進む相方
とすると、最初の発見ポイントから
5分ほどで第二のポイント。
こちらは、数も多い様です。
時刻も昼ちかく・・良く氷華が持っていてくれたな。
さて、このルートで最高峰?の醍醐丸が前方にみえてきた。
この辺りから・・・足が少し攣りかけ・・・。
ボディーブローの様なアップダウンが
次第に足にきいてきた。
・・相方は、元気なんですが。
醍醐丸山頂に向かう最後の尾根道は
ひたすらの登り
ここで、完全に足の変調を自覚。
ゆっくり、ゆっくり、一歩づつ進むことに。
長い登りを登り切ると
少し平坦な道、そこは
前回も、眺めることができた
陣馬山ビューポイントです。
はたして、今日は富士山をみることができるか?
12:40 醍醐丸
八王子市最高峰867m 醍醐丸
相方さん、初見参。
私こうちは、今回で4度目
過去に
八峰と笹尾根縦走で通過したポイント。
いつも、ヘロヘロの状態で
あまり印象が良くない山頂で
今回も同様
休憩とランチには、陽が射さない場所で寒く
無理して先に進むことに。
とは、いいながら下山は元気。
あっという間に、和田峠までおりてきた。
13:09 和田峠
さて、ここからが
自分にとっての鬼門。
男坂の急階段は、過去に足に痙攣をおこしたルート
↓ この階段。
今回も、ここで大ブレーキ。
階段を登り切ったところで太腿下部のあたりに違和感。
やばい・・・・。
時刻の1時を過ぎて・・シャリバテ気味。
一歩一歩、牛歩の様に登り進むと
おー!!
ここにも、シモバシラの群生地 が
この週の後半からの寒波がドンピイシャリの
気象条件になったみたい。
そして、最後の階段を登り切ると
陣馬山山頂へ
13:45-14:10 陣馬山
和田峠から、大幅にコースタイムをオーバーして山頂に到着。
こんなことだったら、女坂にしておけば良かったな~
この日、心配した丹沢方面の雲もたいしたことでなく
富士山もバッチリ
そして、いつもの
富士見茶屋のケンチン汁と甘酒
いつもよりも
かなり遅いランチで
疲労回復してきたみたい。
足の痙攣も収まってきたようす。
この方は、元気印なんですが・・・
この時点で、堂所山から夕焼けに下りるルートは
駐車場の閉まる4時20分に間に合わないことは確実。
大人しく、陣馬高原下からバスで夕焼けの駐車場に戻ることに。
食事を終えて
茶屋のオヤジさんに食器を返却してると
オヤジさんが、シモバシラ観たかい?
陣馬高原下バス停へ下る途中に
30cm大に成長したやつがいるから~
え、30cm?
半信半疑で
山頂から、バス停へくだる道をおりていくと
お~!!、なんだ、これは?
シモバシラだらけじゃないですか?!
そして、オヤジさんの言っていた30cm大の
シモバシラは、こちら。
ポールのグリップから大きさを推察してください。
まだまだ、山の斜面にいっぱい!!
昨年の仏果山も凄かったですが、
こちらもスゴイ!!
毎年、正月明けにシモバシラ鑑賞で南下してくる長野の山友
ひらさん、必見の場所ですね。
15:15 陣馬高原下
陣馬高原下からバスは一時間に一本
三時台は、15:25発。
これに飛び乗ることができました(シモバシラで時間とられ)。
久しぶりの山行でしたが、
今年の体調を再現する様な悪戦。
帰宅後は、直ぐに風呂に入り
富士見茶屋で買った自家製梅干しで
焼酎のお湯割りで、バッタンキュー
でも、この疲労感が気持ちいいな。