2018年 山行記録


平昌オリンピック
日本選手の活躍に
心躍らせて頂きました。
スポーツって、良いな・・と
つくづく感じた、この2週間でした。

年明けのシモバシラ山行(高尾、仏果山)以来
早朝に起きる勇気が足りず
山とも少し遠ざかっちゃいました。

2月の半ばを過ぎて
流石に今年の山登りもスタートしなきゃっと
近場の丹沢山塊・・塔の岳に。

大倉からの塔の岳
その年の体調を知る上でも
格好の体力測定ルート。

今回で5回目の大倉尾根、どうだったのでしょうか~

過去の記録




八王子自宅近くからは雪に覆われた
うすら寒い裏丹沢の山々が眺められるのですが
表丹沢の山肌は、すでに春めいたきた様で
麓から眺められる雪もわずかばかり。

しかし、丹沢クリステルさんに見送られて
車道から山道にはいると
一気に気温もさがり、久々に空気の冷たさを肌に感じながら
歩を進める。

雑事場ノ平まで登ると
それでも身体は火照って汗も良い感じで
額から流れる

雑事場ノ平から平坦な道を少し進むと
見晴茶屋にたどり着く

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この小屋の裏手のガレタ急坂から
大倉尾根の直登がはじまる。

去年は、ここからピッチをあげて登り
堀山の家からの急登で苦しい思いをしたこともあり
ピッチを自重して進みはじめるが
相方との距離は離れるばかり。
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後続の登山者にも
抜けれはじめ
・・・~あ、今日は体調今一つだなと
気が付く。

この急登をのぼりきり
一旦、平坦な道になると、ほっと一息
そして、ここからは
富士山展望のポイントになるのだが
周囲の樹々の成長で
展望ポイントが少なくなった様な気がします。

この平坦な道も直ぐに駒止茶屋への急登へと続く。
茶屋を過ぎると
傾斜も緩み、堀山を巻くルートから一旦鞍部にくだり
再び登り返すと堀山の家
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堀山の家まで昨年は1時間半くらいで登ったのに対して
今回は2時間近くかかってしまった。
ここから花立山荘までが、この大倉尾根難関のルートなので
ここで十分な休息をとることに。

ベンチの傍では小屋主と思われる方が
巻き割りをしており、ほのかな木の香りが心地良い。
ここには二俣から登ってこれますが、
ここは、未踏ルート。
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10分ほど休憩をとり
小屋の左手から続く急登にとりつく

この周辺は落葉樹林帯で
冬場は富士山展望がひらけるポイント。
疲れたら、富士山眺めながら休みがとれるところ。
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そして、ルートはひたすら続く
階段道が続きます。
一度は、戸沢からの合流ポイントで傾斜が緩み
僅かばかりの平坦な道となりますが
直ぐに岩ゴロゴロの急登から
余りにも有名な花立山荘につづく階段道
いや・・・天まで続く様な果てしない階段。

今回で5度目の大倉尾根
バカ尾根といえば、この階段なんですが
実は、立ち止まり
振り返ると・・眼下に相模湾が広がる
眺望の良いルートなんです。

といっても、今回も余裕なく
足元ばかり見ていましたが・・
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花立山荘では、いつも風に吹かれて
寒い思いをしながら休憩することが多いのですが
この日、標高が高くなるにしたがい
風も弱くなってきている様で
ここでも普段よりも長めの休憩タイム。

ここから塔の岳までは
変化あるルートで丹沢の中でも好きなコース。
まずは、山荘裏手の花立にのぼり
広く周囲の障害がない山頂部の木道。
そして、その前方には塔の岳

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左手には、裾野までの全容を眺望できる富士山
右手には南アルプスの白い稜線が続きます。
毎回、思うんですが
大倉尾根、ここが頂上でも良いのではと・・・
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花立から少し下り
このルート唯一の危険箇所である狭い稜線鞍部を
渡り登り返すと金冷し。
ここを塔の岳は、ここを右折。
左折すると大丸・小丸を経て鍋割山ですが、今回はパス。

金冷しから先は残雪も多くなってきましたが
滑り止めをつけるほどでもなく
一気に山頂に。
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心配された風も強くなかったんですが
気温は平昌レベルかどうかわかりませんが
お手拭きにつかったウェットティッシュが
凍りついてしまっていました。

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塔の岳は、晴れ確率が高く
この日も周囲の眺望は最高!!

蛭ヶ岳(左)・丹沢山(右)
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箱根(大涌谷の白煙も)
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霊峰富士
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相模湾(大島もうっすらと・・・写真では分かりづらい)
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お握りと味噌汁の簡単な昼食をとり
下山開始

金冷しまでの下り道に
滑りやすい圧雪斜面があったので
チェーンアイゼンを使用。
ところが、木階段には雪が無く
アイゼンの歯で痛めてしまい・・心苦しいところ。

そして、再び花立に戻ってきた。
この木道は
思わずスキップしたくなる様な開放感のあるルート
花立は本来「花立場」といって、
山に入った人が花や木の枝を神に手向ける場所だったとか。

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花立からの下りは、
長いブランクの付けもあり
次第に足と腰に痛みを感じる様に。

シーズン前に個の時期に怪我をしては、元も子もないので
ここは自重しながら下山。

そして、登山口では
丹沢クリステルさんが
首を長くして待っていてくれていました。
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久しぶりに大汗をかきながらの登山。
この時期にしては水の消費も多い大倉ピストンでした。

さて、2016年から今回と3年続けて大倉尾根から塔の岳を登っていましたが
その登山レコードをまとめてみました。

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堀山の家までの記録で
大きく今年は出遅れていましたが
後半はロング休憩もあって
過去と然程変わらないペースで登れている様です。

そろそろ、人生の節目となる年も近づいておりますが

このルート3時間をキープできる体力は維持したいものです。

相方???

この日の相方だけのソロだったら
3時間きれたかも。

今年も、相方の背中をみながらの登山となりそうです。


関東地方
高尾のシモバシラから
翌日月曜から火曜日にかけて雨
そして
週後半から先週以上に冷え込んできた。

信州のひらさん
ムズムズしているだろうなと思った
土曜日
小田原のもろーさんの
仏果山 FB記事で
シモバシラ群生地が紹介されていた。

導火線に火がついた
ひらさん、急遽
日曜日に上京(この言葉正しいか?)。

今回は、地元のtanmaさんと私こと
こうちの助角コンビで
参加してきました。


先週のご来光は
景信山から

そして、一週間後の仏果山で
再び、ご来光をみるとは思わなかった。
でも、綺麗 ♡
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景信山と違って
都心のビル群が朝日を浴び
輝いている。
朝日を見る角度で印象深い写真が撮れた。
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そして、お目当てのシモバシラは
直ぐに見つかった。

おーっ、ティッシュペーパだらけ
こんなにも沢山のシモバシラを観察するのは初めて。
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シモバシラの大きさも
十分に成長した大きさ
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氷の筋となった薄肉の花弁が綺麗
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柔らかいシルクで造った
造花の様
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気が付くと暗い杉林に
朝日が差し込んできた。
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陽が差し込むと
より、氷華がひきたちます。
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氷の陰影がついた写真
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スポットライト
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最初の広い群生地の近くに
もう一箇所、群生地をみつけた。
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ひらさん、大大満足
何と300枚の写真を撮られたとか。
tanmaさんの撮影したものとあわせて
素晴らしい写真の数々を鑑賞ください

ひらさんの写真(準備中)
tannmaさん(準備中)


撮影に夢中で、いつのまにか2時間近く経過
当初は高取山をまわる周回ルートの計画でしたが
仏果山往復のピストンに変更。
何しろ、目的はピークハントではないので

↓仏果山にて
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そして、展望台からは宮が瀬湖を前衛に
雲一つない青空に
丹沢山塊の山々がくっきり
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相模湾では大島(右端)も遠望できましたよ
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シモバシラ山行の
プチハイクでしたが

こんな沢山の氷華を観たのは初めてで満足感に浸った
日曜日の午前でした。

今回、あえて群生地の場所はレポしませんが
ふれあいの森から仏果山への登りで
必ず目にする筈です。


ちなみに
ヤマレコ情報では
この日の高尾もシモバシラが沢山観られたとか

気象条件が
この日はベストだった様ですね。








新しい年が幕明けて
早くも2週間

山日記を中心にブログを開設して12年目となりました。
これまでのアラフィフタイトルも
看板倒れの年代となりましたので
これからは
暇なる夫婦の山ブラ日記ということで
「つれづれ夫婦の山日記」
変更しました。
今後とも、よろしくお願いします。

新ブログタイトルでの第一弾は
年初めの
いつもの、いつもの山仲間との
高尾山記事から
はじめさせて頂きます。

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6時52分
日の出の時刻

景信山山頂・・・
これまでも覚えきれない位に
登った山ですが
ここからのご来光は、はじめて。
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日の出前の
ひんやりとした空気で
こわばった肌に
地平線から頭をだしたばかりの太陽から
放たれる陽光の照射で
緩んでくる
温度変化を感じさせる。

昨年の白馬岳以来の感覚・・・。
山って、いいなあ~

こんな自然が造り出す
美しい光景をみせる時間帯に
普段の私達はベッドの中
あ~、もったいないことだと
思いつつも、今日も
信州から遠征してきた山友ひらさんからの
お誘いがなければ
ベッドの中だったんだろうな。

今回のメンバー 総勢11名
メンバーは
ひらさん筆頭の長野隊メンバー
(やまうらさん、レンレンさん、ユカちゃん)
そして、今回
なんと、福島から
あかりんごさんとお友達の福島隊2名
昨年から私達のメンバーに加わった 秩父から おっくん
南は小田原から、もろーさん
そして
地元の私達つれずれ夫婦と
tanmaさんのメンバーです。

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今回の山行のお目当ては
シモバシラ氷華の探訪

山を始める前には冬の高尾では
よく見かけた氷華
最近は探訪という名に相応しく
探し歩かねば見つからない
季節のシーズン花なんです。

今日は、景信山から高尾山への奥高尾ルートで
氷華の探しながらの気楽なハイキング。

その前に、今日の関東地方の空は澄み渡り
筑波の百名山 筑波山もクッキリ
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そして、これまで
これほどクリアにみることは無かった日光の山々
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そして、日本の中心
ダウンタウン東京の摩天楼群
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そして何よりも
長野隊・福島隊メンバーは、この富士山。
普段眺められない日本の象徴たる山に感激
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自分自身も四国生まれなので
上京し初めて富士山を眺めたときの大きな感動を思えば当然なのだが
・・・
いやいや、
今は、八王子という手頃に眺められる場所に
住んでいても、この富士山の男前な姿に
胸キュンとさせられる。

さて、肝心のシモバシラ
小仏峠への下り道ですれ違った
景信山の茶屋店主さんから
今年は乾燥しきっているので
シモバシラも小振りだよ~と
残念な情報入手。

その通り、小仏峠までの群落地では
影も形もなく
今回は、スカだったかな~と

小仏峠の山友に風貌ににている
瀬戸物の狸さんと新年の挨拶をかわし
小仏城山に登りはじめたところで
長野隊のレンレンさんが
第一シモバシラ発見!!

↓、これは本物のシモバシラの花
ダライフロワーとなっていましたが
初めてみるシモバシラという植物と花
そして、その根本には
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地中の水分を吸い上げ
茎の僅かな隙間から氷の結晶となった自然現象の美しさ
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そして、途中で休憩をいれながら
城山巻き道の群生地にいきつくと
昨年は見ることが出来なかった
大きなシモバシラ華をみることができた。

写真家のヤマウラさん
ひらさん、写真撮影に粘っていましたが
昔ほどの形良い氷華はえられず
次なる撮影ポイントへ~
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小仏城山ではトイレ休憩と
おやつタイム
そして、富士山
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昨年の暮れに山頂忘年会の宴会場所となった一丁平
富士山にウットリの長野・福島の山女子達
その後ろ姿に
ウットリしていましたよ~
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シモバシラポイントは
この一丁平の北側斜面の巻き道にも少し
しかし、いづれも小振りなものばかり
寒さが足りていないのか
地中の水分が少ないのか
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明らかに乾燥しきった登山道は
いつもなら、この時間帯になると
緩んだ泥で重たくなるんですが
今年は土埃

富士山の積雪量も少なく
北日本の雪の多さにに反比例する様な
太平洋側の乾燥状態です。

山女子メンバーは、もみじ台で
なめこ汁に、ターゲット変更。
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福島から来られた
あかりんごさん:これまで食べたなめこ汁の中で一番!!
と絶賛の言葉。

ここも良いし、今日は朝が早くて食べれなかった
小仏城山、景信山のなめこ汁も旨いですよ。
次回の楽しみだね~


高尾山に登ると・・・・もはや
観光地と化した時間帯
でも、地元八王子の人間としては嬉しいですね。
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山頂から薬王院
人混み・・そして
参拝しながらの下山
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そして、その先には
この日最後のチェックポイント
三福だんごと天狗焼き
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ここで買い食いし
いつもなら、リフトで下りるところ
ひらさん・・・琵琶滝ルートを使ったことが無いということで
天狗焼きのお土産袋を下げた
琵琶滝ルートには、似合わない姿で
下っていきました。

そして、琵琶滝
滝修行は、ここと北側に蛇滝の2箇所ありますが
残念ながら、滝修行をみたことはありません。
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ご来光の景信山から
琵琶滝まで

定番とは言いながら
この数年、ここを歩かないと一年が始まらない感じです。

今年一年の安全登山を願っての高尾山詣で

さあ、今年は
どんな年になるのでしょう。

徒然なるままに
足の向くまま
気分の向くままの12年目の山歩きが
今年もはじまりました。

今年もよろしくお願いします。







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