平昌オリンピック
日本選手の活躍に
心躍らせて頂きました。
スポーツって、良いな・・と
つくづく感じた、この2週間でした。
年明けのシモバシラ山行(高尾、仏果山)以来
早朝に起きる勇気が足りず
山とも少し遠ざかっちゃいました。
2月の半ばを過ぎて
流石に今年の山登りもスタートしなきゃっと
近場の丹沢山塊・・塔の岳に。
大倉からの塔の岳
その年の体調を知る上でも
格好の体力測定ルート。
今回で5回目の大倉尾根、どうだったのでしょうか~
過去の記録
八王子自宅近くからは雪に覆われた
うすら寒い裏丹沢の山々が眺められるのですが
表丹沢の山肌は、すでに春めいたきた様で
麓から眺められる雪もわずかばかり。
しかし、丹沢クリステルさんに見送られて
車道から山道にはいると
一気に気温もさがり、久々に空気の冷たさを肌に感じながら
歩を進める。
雑事場ノ平まで登ると
それでも身体は火照って汗も良い感じで
額から流れる
雑事場ノ平から平坦な道を少し進むと
見晴茶屋にたどり着く
この小屋の裏手のガレタ急坂から
大倉尾根の直登がはじまる。
去年は、ここからピッチをあげて登り
堀山の家からの急登で苦しい思いをしたこともあり
ピッチを自重して進みはじめるが
相方との距離は離れるばかり。
後続の登山者にも
抜けれはじめ
・・・~あ、今日は体調今一つだなと
気が付く。
この急登をのぼりきり
一旦、平坦な道になると、ほっと一息
そして、ここからは
富士山展望のポイントになるのだが
周囲の樹々の成長で
展望ポイントが少なくなった様な気がします。
この平坦な道も直ぐに駒止茶屋への急登へと続く。
茶屋を過ぎると
傾斜も緩み、堀山を巻くルートから一旦鞍部にくだり
再び登り返すと堀山の家
堀山の家まで昨年は1時間半くらいで登ったのに対して
今回は2時間近くかかってしまった。
ここから花立山荘までが、この大倉尾根難関のルートなので
ここで十分な休息をとることに。
ベンチの傍では小屋主と思われる方が
巻き割りをしており、ほのかな木の香りが心地良い。
ここには二俣から登ってこれますが、
ここは、未踏ルート。
10分ほど休憩をとり
小屋の左手から続く急登にとりつく
この周辺は落葉樹林帯で
冬場は富士山展望がひらけるポイント。
疲れたら、富士山眺めながら休みがとれるところ。
そして、ルートはひたすら続く
階段道が続きます。
一度は、戸沢からの合流ポイントで傾斜が緩み
僅かばかりの平坦な道となりますが
直ぐに岩ゴロゴロの急登から
余りにも有名な花立山荘につづく階段道
いや・・・天まで続く様な果てしない階段。
今回で5度目の大倉尾根
バカ尾根といえば、この階段なんですが
実は、立ち止まり
振り返ると・・眼下に相模湾が広がる
眺望の良いルートなんです。
といっても、今回も余裕なく
足元ばかり見ていましたが・・
花立山荘では、いつも風に吹かれて
寒い思いをしながら休憩することが多いのですが
この日、標高が高くなるにしたがい
風も弱くなってきている様で
ここでも普段よりも長めの休憩タイム。
ここから塔の岳までは
変化あるルートで丹沢の中でも好きなコース。
まずは、山荘裏手の花立にのぼり
広く周囲の障害がない山頂部の木道。
そして、その前方には塔の岳
左手には、裾野までの全容を眺望できる富士山
右手には南アルプスの白い稜線が続きます。
毎回、思うんですが
大倉尾根、ここが頂上でも良いのではと・・・
花立から少し下り
このルート唯一の危険箇所である狭い稜線鞍部を
渡り登り返すと金冷し。
ここを塔の岳は、ここを右折。
左折すると大丸・小丸を経て鍋割山ですが、今回はパス。
金冷しから先は残雪も多くなってきましたが
滑り止めをつけるほどでもなく
一気に山頂に。
心配された風も強くなかったんですが
気温は平昌レベルかどうかわかりませんが
お手拭きにつかったウェットティッシュが
凍りついてしまっていました。
塔の岳は、晴れ確率が高く
この日も周囲の眺望は最高!!
蛭ヶ岳(左)・丹沢山(右)
箱根(大涌谷の白煙も)
霊峰富士
相模湾(大島もうっすらと・・・写真では分かりづらい)
お握りと味噌汁の簡単な昼食をとり
下山開始
金冷しまでの下り道に
滑りやすい圧雪斜面があったので
チェーンアイゼンを使用。
ところが、木階段には雪が無く
アイゼンの歯で痛めてしまい・・心苦しいところ。
そして、再び花立に戻ってきた。
この木道は
思わずスキップしたくなる様な開放感のあるルート
花立は本来「花立場」といって、
山に入った人が花や木の枝を神に手向ける場所だったとか。
花立からの下りは、
長いブランクの付けもあり
次第に足と腰に痛みを感じる様に。
シーズン前に個の時期に怪我をしては、元も子もないので
ここは自重しながら下山。
そして、登山口では
丹沢クリステルさんが
首を長くして待っていてくれていました。
久しぶりに大汗をかきながらの登山。
この時期にしては水の消費も多い大倉ピストンでした。
さて、2016年から今回と3年続けて大倉尾根から塔の岳を登っていましたが
その登山レコードをまとめてみました。
堀山の家までの記録で
大きく今年は出遅れていましたが
後半はロング休憩もあって
過去と然程変わらないペースで登れている様です。
そろそろ、人生の節目となる年も近づいておりますが
このルート3時間をキープできる体力は維持したいものです。
相方???
この日の相方だけのソロだったら
3時間きれたかも。
今年も、相方の背中をみながらの登山となりそうです。