三島の山友nobuさんから
愛鷹山の固有種アシタカツツジを紹介されたのは
初めて山歩きを一緒させて頂いた旧天城峠超えだった様に記憶している。
それを計画に移した3年前の位牌岳
アシタカツツジの最盛期を若干過ぎていたとはいえ
一服峠から位牌岳にかけての稜線路
ツツジ回廊と言っても過言でないツツジの咲きっぷりに
感激したものだ。
その翌年(昨年)には、前の年よりも一週間早めに登ったものの
この年は開花が遅れており
件のツツジ回廊は蕾ばかりで
残念な思いだった。
そして、今年は満を持して
nobuさんからの開花情報から
決行日を5/19に定めた。
~元計画は、今年の花の開花が例年より早いこともあって前の週の5/12に定めていたのですが直前の開花情報から一週間延期。この判断が大正解~
ところが、心配の種となったのは
金曜から土曜の朝にかけて通過する前線。
日曜日は天気は完全に回復するものの
私もnobuさんも町内会の役員仕事でNG。
土曜も午後には完全に回復する予報もあって
この花旅オーナーのひらさんに無理いって
土曜決行とした。
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集合場所は、いつもの沼津ICから北上
ゴルフ場側を抜けた先にある水神社。
夜半に降り始めた雨も
自宅を出発する頃には止んでおり
期待を持たせた朝の出発。
ところが東名に入り
御殿場ICから濃霧コンデション。
沼津ICでも状態は変わらず更に水神社に向かう細道では
前方の視界が取れないほどの深い濃霧となり
緊張しながら水神社到着。
すでに秩父の山友おっくんが先着。
ほどなくして、nobuさん
いつもの
ひらさんも到着し全員集合。
6:58 水神社出発
予報では9時過ぎには晴れ・・
ともかく、ガスっていても花は鑑賞できるので出発することに。
今回は過去2回のルートから少し変化をつけて
愛鷹山から袴腰岳、一服峠、位牌岳
下山は五輪の塔経由の計画。
この天候ではテンションあがりません~
みんな、足が重たそう。
こんな時は、取付きポイントまでの長い林道歩きも
低いテンションでダラダラと歩き進むこともできるので良いですね。
下山ポイントの桃沢橋
一服峠直路の長梯子ポイント(梯子がアルミ製になっていた)を
やり過ごし
100mほど進んだところで右折し
愛鷹山への登山口となる。
ここまでの所要時間 50分ほど。
愛鷹山へは、ここから、約1時間の行程となる。
この右折路も
直ぐに急勾配の道となり
一箇所、路肩が崩れていたり
ようやく、山登りライクなコースとなった。
右折ポイントから10分で
左折ポイント。
ここから愛鷹山の中腹をトラバースしながら
涸れ沢沿いに高度を稼いでいきます。
幻想的な風景と裏腹に
湿度ムンムンで暑い。
身体には霧の水粒が、まとりつく。
さすがのひらさんも
こんなコンデションは雨の坪山以来だなぁーと
半ば諦めがち。
この霧は、もしかして
愛鷹山岳に覆っていて
麓は、晴れているんじゃない~
なんてネガティヴな会話も飛び出しながら
高度を稼いでいきます。
そんなとき
ふと思い出した人がいる。
今回は所用で参加できなかった「もろーさん」
いつも、ポジティブ思考の方で
こんな天気のときには、いつも
「きっと、稜線にでれば雲海を抜けた青空が待っているよ~」
そんなもろーさんの
呪み節なのかどうかわからないが
いっこうに天気回復の兆しなし
9:00 稜線合流ポイント
愛鷹山と袴腰岳をつなぐ稜線に合流。
水神社から、ここまで2時間。
まずは合流ポイントを左折して愛鷹山を目指すことに。
朝の雨で滑りやすい坂道を登っていると
先頭を歩くnobuさんの歓喜の声‼
空が明るくなったぞ~
そして、ほどなく
青空が~
なんという天候の急変というか
ガスの動きが急変。
そして、大声で叫ぶnobuさんの指先には
動きの早いガスの中から富士山が
現れたではないですか❣❣
9:14-9:36 愛鷹山山頂
もろーさんのあるあるネタ、この日は
ビッタンこ‼
後続のメンバーも山頂に
歓喜の輪が広がる
ここで、この日最初の大休憩。
この素晴らしい景色・・全く想像していなかっただけに
喜びも倍増!!
この天候回復は
愛鷹明神様のお蔭?
御礼を兼ねて、山頂の裏手にある
愛鷹山明神 奥宮で参拝 パチパチ!!
稜線部にかかっていたガスもぬけて
新緑の美しい愛鷹の山々と富士山
今日は、ここで満足しても良いかな~。
しかし、これから歩く位牌岳への稜線には
ところどころ、濃いピンクの斑が点在。
きっと!!
そして、天候回復騒ぎで
撮れていなかった
山頂近くのアシタカツツジも良い咲きっぷり
きっと !!
ドウダンツツジも良い色だ~
きっと!!
きっと!!
ツツジ回廊は・・・つづく