13:20 :ザイテングラード取付
約1時間でザイテングラード取付に到着。
ザイテングラードの語源はドイツ語で支稜線の意味。岩場混じりの尾根道で急登が穂高岳山荘直下まで続く。この夏には落石による転落事故が発生した場所でもあり油断の出来ないルート。
約1時間でザイテングラード取付に到着。
ザイテングラードの語源はドイツ語で支稜線の意味。岩場混じりの尾根道で急登が穂高岳山荘直下まで続く。この夏には落石による転落事故が発生した場所でもあり油断の出来ないルート。
取付からは夏にガス欠状態で登った常念岳がよく見える。
何を思うのか相方さん。
常念岳にズームイン。白い山肌が美しい。
何を思うのか相方さん。
常念岳にズームイン。白い山肌が美しい。
吊尾根から前穂高岳・2峰・3峰、ピーク少し離れて4峰・5峰、5・6峰のコル、6峰。
涸沢側斜面には冠雪した雪が残る。
涸沢側斜面には冠雪した雪が残る。
ザイテンロード北側斜面は雪が圧雪され少しアイスバーン状に。特に、このコース唯一の梯子が設けられている地点は要注意だ。
次第に前穂高にガスがかかりはじめた。
太陽も西に傾き涸沢に徐々に山陰に覆われる。
気温も次第に下がってきている様だ。鼻が壊れたのか(?)、水鼻が出てくる。
太陽も西に傾き涸沢に徐々に山陰に覆われる。
気温も次第に下がってきている様だ。鼻が壊れたのか(?)、水鼻が出てくる。
・・と、その時!! |
「ガツンゴツンザザー」岩が転げる音が連続して2回 |
初めて耳にする嫌な音だった。
(その後、県警ヘリが周囲のパトロールに来たが幸いにも事故の発生はなかった)
穂高岳山荘の建物が見えてきた。
山荘まで20分の表示がでてから、流石に疲れてきた。朝から登山道をトップギヤーで歩いてきた疲れが回ってきたようだ。この辺りが一番苦しかった。
山荘まで20分の表示がでてから、流石に疲れてきた。朝から登山道をトップギヤーで歩いてきた疲れが回ってきたようだ。この辺りが一番苦しかった。
14:36-15:15 :穂高岳山荘受付-休憩
穂高岳山荘に到着!!
この時間帯になると山荘左手にある奥穂高へ垂直に近い登山口での行列は無く登山者も疎ら。そして、初めての山小屋で宿泊する部屋は「双六岳」。2週間前にテン泊した「お山」!!
何か因縁めいたものを感じる。
<奥穂高岳ルートへの取付> <双六岳>
穂高岳山荘に到着!!
この時間帯になると山荘左手にある奥穂高へ垂直に近い登山口での行列は無く登山者も疎ら。そして、初めての山小屋で宿泊する部屋は「双六岳」。2週間前にテン泊した「お山」!!
何か因縁めいたものを感じる。
<奥穂高岳ルートへの取付> <双六岳>
荷物を部屋におき・・・今日の強行軍の成功を祝ってビールにて乾杯。
そうそう、今日は宿は混雑の為に一畳二人の割り当て(泣)
今回の山行前に昨年のこの時期、同じく涸沢の紅葉をみてきた旧職場のTさんに問い合わせたところ、一畳一人。ラッキーっと思ったのに・・・残念。
そうそう、今日は宿は混雑の為に一畳二人の割り当て(泣)
今回の山行前に昨年のこの時期、同じく涸沢の紅葉をみてきた旧職場のTさんに問い合わせたところ、一畳一人。ラッキーっと思ったのに・・・残念。
15:45-16:11 :涸沢岳
ストーブにあたりながらビールを飲み寛いでいたところ、
夕食までには時間がありそうなので、お隣の涸沢岳に登ることに。
2週間前に登った槍ヶ岳を再び遠望したい気持ちにかられた。
ストーブにあたりながらビールを飲み寛いでいたところ、
夕食までには時間がありそうなので、お隣の涸沢岳に登ることに。
2週間前に登った槍ヶ岳を再び遠望したい気持ちにかられた。
山荘前のテラスにでると涸沢のテント村が一望できる。
となりで誰かが「テント村の紅葉は毎年見事だな!!」
となりで誰かが「テント村の紅葉は毎年見事だな!!」
涸沢岳には山荘右手のテン場から登る。先ほど飲んだビールと今日の強行軍の疲れからか足が重たい。
涸沢岳山頂に到着。一年ぶりの涸沢山頂だ。
ここからの眺めも、北アルプスの背骨である槍-穂高の主稜線を一望できる。
槍ヶ岳も、私達が登ったときと同じお姿。
明日行動予定の北穂高岳に至るルートも見えており少し緊張。
槍ヶ岳も、私達が登ったときと同じお姿。
明日行動予定の北穂高岳に至るルートも見えており少し緊張。
北穂高の奥には燕岳が遠望できる。相方の職場の方が行っているとか・・・。
あちらも大変な人出でしょう。
あちらも大変な人出でしょう。
槍ヶ岳右手にシルエットになっている稜線が2週間前に歩いた西鎌尾根。
今日も多くの登山者が登っていることでしょう槍ヶ岳。
戦場カメラマンの様にカメラを固定して(只の行き倒れ??)、
・・・岩場が日光で温められて気持ちよかっ・・・・た。
・・・岩場が日光で温められて気持ちよかっ・・・・た。
奥穂高、そしてジャンダルム。
先日のオフ会に刺激された相方。下の手の向きを上下逆。
これでは盆踊り???
これでは盆踊り???
十分に満喫した所で穂高岳山荘に下山。
下山途中にて。常念岳にも西日が当たり始めた。
涸沢は、すっかり山陰にはいってしまった。
涸沢は、すっかり山陰にはいってしまった。
下山途中で作った雪ダルマ。
明日、ここを通過する時まで残ってくれているでしょうか??
明日、ここを通過する時まで残ってくれているでしょうか??
山荘に戻ると部屋(双六岳)には、今晩の同部屋のお客さんも揃い、皆さんの談笑の輪に加わった。
話題は、今年の涸沢紅葉と人混み。
明日からの予定を変更しようとする方々も。
厚木から来られたAさん。
予定変更し、前穂から岳沢におりて明日帰宅との事。涸沢から横尾への下りは、明日は今日以上の混みようになるのではと危惧。
この話を聞き・・・少し、心ゆれるcoach!!
この混みようだと、明日の涸沢の宿も今日以上なのだろう。
そして、ザイテンロードで聞いた落石音。
こんな混雑している状態では登山者の落石が気になる。特に予定している北穂高からの下りは落石が発生しやすい場所。槍ヶ岳で会った岩棚の女王も、混雑した山には近づかないっていっていた。
今晩、寝ながら明日の予定を決めよう。
話題は、今年の涸沢紅葉と人混み。
明日からの予定を変更しようとする方々も。
厚木から来られたAさん。
予定変更し、前穂から岳沢におりて明日帰宅との事。涸沢から横尾への下りは、明日は今日以上の混みようになるのではと危惧。
この話を聞き・・・少し、心ゆれるcoach!!
この混みようだと、明日の涸沢の宿も今日以上なのだろう。
そして、ザイテンロードで聞いた落石音。
こんな混雑している状態では登山者の落石が気になる。特に予定している北穂高からの下りは落石が発生しやすい場所。槍ヶ岳で会った岩棚の女王も、混雑した山には近づかないっていっていた。
今晩、寝ながら明日の予定を決めよう。
そして、千葉(柏)からこられたKさん。私達の2週間前の双六岳での寒い夜の話をしていると・・・・
「私も、その日は双六に居たのですよ。山小屋で・・・」
なんと奇遇。2週間前に同じ場所にいた人と同じ名前の部屋で同宿するとは・・・。
他にも多摩市からこられてTさん、浜松から来られたHさんと、山小屋ならはでの山人との触れ合いの醍醐味を味わうことができた(勿論、その夜は、触れ合いながらのギュウギュウ詰めだったのですが)。
「私も、その日は双六に居たのですよ。山小屋で・・・」
なんと奇遇。2週間前に同じ場所にいた人と同じ名前の部屋で同宿するとは・・・。
他にも多摩市からこられてTさん、浜松から来られたHさんと、山小屋ならはでの山人との触れ合いの醍醐味を味わうことができた(勿論、その夜は、触れ合いながらのギュウギュウ詰めだったのですが)。
夕方、5時30分。初めての山小屋での夕食。見ず知らずの方々とおひつに入ったご飯と味噌汁を配膳しあいながら一緒に談笑しながらの食事。テント泊では味わえない美味しい夕食でした。
初めての山小屋の夜、夕食後の7時過ぎには我が部屋(双六岳)は消灯に。
初日の疲れか、あっという間に夢の中。
初日の疲れか、あっという間に夢の中。
夜半に一度目を覚ましたが、周囲の部屋がうるさくなった4時半位に起床。
洗面・身支度を整え5時からの第一回目の朝食テーブルにつくことができた。
朝食時に窓の外をみると朝焼けが始ろうとしている。
朝食も早々に防寒着をはおりカメラ片手に外にでる。
幸いにも完全無風で外気温は氷点下と思われたが寒さは感じない。
洗面・身支度を整え5時からの第一回目の朝食テーブルにつくことができた。
朝食時に窓の外をみると朝焼けが始ろうとしている。
朝食も早々に防寒着をはおりカメラ片手に外にでる。
幸いにも完全無風で外気温は氷点下と思われたが寒さは感じない。
以下、穂高岳山荘からの感動の御来光。
常念岳奥の地平線が赤く燃えている。
常念岳奥の地平線が赤く燃えている。
穂高岳山荘と涸沢岳。宿泊客も次第に多くなってきた。
ヘッデンを装着した登山者が数人奥穂高にむけて登っていった。
食堂には多くの登山者が今日の山行にそなえて食事をとっている。
地平線上に八ヶ岳が雲海上に浮かび上がっている。
左端のギザギザピークは先週オフ会で楽しんだ八ヶ岳-東天狗/西天狗。
空が次第に明るくなってきた。
そして、蝶ヶ岳方面から・・・
山肌も真っ赤にそまり・・・・
山肌も真っ赤にそまり・・・・
穂高に今日も新しい一日が始ろうとしている。
つづく・・・