2011年 山行記録

瑞牆山周回


2011紅葉シーズンも11月にはいり、いよいよクライマックスシリーズに突入。
先週の日向山に続き第二戦は「瑞牆山」に登ってきた。自宅を出発する直前に前夜まで計画していた小川山から、やはり展望が良い山に行きたいねと「瑞牆山」に変更。

先週に引き続き、中央道須玉ICで下りて増富ラジウムラインにて一路瑞牆山に。
イメージ 1   イメージ 2

増富温泉を通過し本谷川沿いのこのルート。
2年前の初夏に走ったときには新緑が美しかったが、紅葉も素晴らしい。
イメージ 3   イメージ 4

楓の色付きも見事!!
イメージ 5


登山者の車で溢れかえっている瑞牆山-表玄関の瑞牆山山荘前を通過。

今回、富士見平コースは一昨年登っているので
昨年の秋、
ブロ友さんのぴろりん隊が登った瑞牆山裏道コースである不動の滝経由で山頂に登るルートを採用。

表玄関ルートの混雑を避けて静かな秋山を目論んだのだが、結果は如何に!!

瑞牆山山荘を通過し少し下りると右手にみずがきやま自然公園入り口の看板、ここから「みずがき林道」に入る。
こちらは、唐松の黄葉がまだ見頃。瑞牆山を左側面から眺めた光景。
イメージ 6


9:00 :瑞牆山植樹祭公園駐車場  
植樹祭公園駐車場には、瑞牆山山荘周辺の混雑が嘘の様に駐車している車は広大な駐車場に20台足らず。
身支度を整え公園駐車場出発!!
まずは、駐車場上の段の芝生公園からの瑞牆山の図。
イメージ 7


西に目を移すと花曇ながらも南アルプスの稜線がクッキリ。
イメージ 8


駐車場から一旦みずがき林道に戻り、落葉した樹林帯に向けて進む。
小川山林道と合流ししばらく林道を登っていくと林道終点に。
イメージ 9  イメージ 10

9:22 :みずがき林道終点  
終点は広場になっており既に車が5台程停車していた。
ここまで同方向に向かう登山者がいなかったので人(?)安心。

イメージ 11
林道からは暫く広い道筋が尾根超えの道筋に変わると
道幅の狭く岩露出の悪路へと変化。

イメージ 12
しかし、このコース、ルート上に巨岩が点在。

この巨岩というか、「ぬり壁」の様な岩壁。これを登るクライマーもいるのでしょう。
イメージ 13


ぬり壁を通過すると不動沢に出会い、沢の右岸を進む。
途中で、沢を左岸側に渡航。
イメージ 14   イメージ 15

このルート、不動の滝までは丸太橋と鉄鎖の手すりで整備されていたが、
「手すりに注意」表示が気にかかる。
ちょっと丸太橋の上でポーズ!!
イメージ 16


不動の滝手前の丸太橋。ここを渡ると、この奥に不動の滝。
イメージ 17


10:00 :不動の滝  
一枚岩の不動の滝。水量は細く迫力には今ひとつ。
イメージ 18


ここで、先行の登山者一組を追い越す。

さて、ここまで登ってきて
いささか、このルートへの期待倒れに意気消沈。
確かに登山者も少なく静かなコースだったが、落葉樹は文字通り紅葉が終わっているようで秋山の散策コースとしては今ひとつ。

そして、更に山頂に向けた悪路が私達を待ち構えていた。

不動の滝からは、これまで比較的良く整備されていた登山道も朽ちた丸木橋やら登山道をロストしそうな場所などが続く。

「夫婦岩」(-夫婦岩・夫婦杉、名所には必ずありますね-)手前の朽ちた丸木橋なのか、ただの倒木なのか。ルート探しが困難を極める。
イメージ 19


そして、多分、このルート唯一の急登坂「ししくい坂」。
頑張っての言葉が嬉しい。
イメージ 20


この急登、シャクナゲの群生地となっているが初夏には花盛りなのだろうか。
(後に富士見平小屋のご主人に訊ねた)。
イメージ 21


大岩にツッカエ棒。これが瑞牆山の定番シーン。
相方が小さいわけでなく、岩があまりもの大きさ。
イメージ 22


イメージ 23 次第にルートも鬱蒼とした(葉が落ちているので山相は明るいのだが)樹林帯の中を突き進む。ルート目印の赤テープを探すのも容易でない。

この登り坂、展望もなくひたすら登るのみ。
途中で親子3人のグループに追いつき抜かさせてもらった。

更に、暫く登っていくと
今日初めての単独行の下山者。
あまりにもキツソウに登っている我々を労わってくれたのか
「山頂は、もう少しですよ」・・の一言。
下山ルートの事も訊ねられた。
「悪路なんで、ルート見失わない様に」と御礼サジェッション。
話を聞くと以前不動の滝から登ったときにルートを見失って別のポイントに登ってしまったとか。今回は、そのリベンジで下山コースに選択とのこと(後に、この方とは帰路に再会することとなる)。

イメージ 24 人声が聞こえる様になった。
この悪路ともおさらば!!富士見平コースとの合流ポイントに到着。

11:14 :瑞牆山山頂  
山頂は想像していた混雑ぶりより幾らか許容できるレベル。
イメージ 25


そして、先週に引き続きジャンボ健在!!
イメージ 26


大ヤスリ岩の彼方後方に南アルプス稜線も健在!!
イメージ 27


南アルプス 光岳か、聖岳あたりでしょうか。滝雲か?!
イメージ 37


先週登った日向山は・・・・どこ?
イメージ 28


山頂には沢山の登山者がいるのに、この景観を独り占めした感じ。
山の同定に時が経つのも忘れそうだ!!

そして、このパノラマ(拡大できます)!!
イメージ 29


そして、そして、お待ちどうさま!!
金峰山と富士山のツーショット!!
イメージ 30


五丈岩にズームイン!!
山頂から眺めた景色と随分印象が変わる。少し、背が伸びた?!
天辺の大岩が今にも転がりおちそう。
前回(2年前)は、瑞牆山の後で金峰山まで梯子登山。勿論、日帰り。
あの頃は若かった・・・・・
イメージ 38


ランチは、手抜き「コンビニおにぎり」。
簡単に昼食をすませて、いよいよ下山。
下山ルートは、不動の滝からのルートが展望もなく今ひとつだったので
富士見平小屋経由で戻ることに。富士見平小屋に、少し気になったこともあり・・・

11:45 :下山開始  
瑞牆山の南側斜面を下る富士見平小屋に向けたルートは
岩ゴロゴロの急坂でもあるが、
展望が良く木立も少ない明るいルート。
登ってくる人々も、立ち止まっては周囲の景色に歓声をあげている。
イメージ 31


ぴろりん隊長(ブロ友)曰く、「デブ試しの岩」とは良く言ったものだ。
蟻んこサイズの相方は、すんなりと通過。
イメージ 32


お馴染みの「桃太郎岩」に到着。
イメージ 33


天鳥川を渡ると飯盛山の巻き道までの登り返し。
毎度のことながら、下りの連続からイキナリの登り返しはキツイ!!
イメージ 34



登りきった巻き道から、お馴染みの小枝の額の中に瑞牆山の姿。
イメージ 35


そして、前方に見える小屋は・・・
イメージ 36


つづく・・・

紅葉散策 日向山


10月最後の週末。
涸沢・前穂岳以来、週末は、私用と天候が合わず自宅待機の状態だった。
しかし、この日は久々に晴れマーク予報。
今年初めて(涸沢は今ひとつだったので)の紅葉散策にGO!!

紅葉ハイクの候補は幾つかあるものの、3週間ぶりの山歩きでもあり
のんびりと歩けるコースをと・・登山候補引き出しを探ると・・・

「日向山(ひなたやま)」

この山は、今年、春から初夏にかけてブロ友の
「ゆうゆうさん」「みずおさん」「ひらさん」達が
相次いで訪れた甲斐駒・八ヶ岳の絶景ポイント。

ブロ友の皆さんのレポを読んで、
きっと秋の紅葉シーズンに行くべし!!・・と心に決めていたコース。

ブロ友皆さんのレポート
ブログ友 ゆうゆうさん 2011.5.30 日向山レポ
http://blogs.yahoo.co.jp/tt0276tt/19989640.html
ブログ友 みずおさん 2011.6.12 日向山レポ
http://blogs.yahoo.co.jp/mizuobb/38161326.html
ブログ友 ひらさん  2011.6.4 日向山レポ
http://blogs.yahoo.co.jp/mikio3540/38465950.html



久しぶりの早朝出発。
八王子西ICに6時に入り、交通量は若干多かったが、快適なドライブ日和。
笹子トンネルを抜け甲府盆地にはいると前方には南アルプス・八ヶ岳の稜線も
明瞭にみえる秋の好天気。

須玉ICで高速をおり七里岩をぬけて20号、そして、白州みちの駅手前を左折し矢立石登山口に向かう。


イメージ 1 左手に甲斐駒にアクセスできる黒戸尾根ルート。来シーズンは是非、こちら側を登ってみたいもの。右のお饅頭型の山が日向山。


イメージ 2 さて、ここまで順調に運転してきたものの矢立石登山口に向かう林道は途中で通行止め(台風による土砂崩れ)。案内に従い駒ヶ岳神社前宮駐車場に向かった。

8:00 :駒ヶ岳神社前宮駐車場  
案内によると、この駐車場から矢立石登山口までは50分の所用時間。矢立石登山口から日向山へは1時間30分なので、ショートな登山コースが丁度良いルートに変貌した。この通行止めがなければ「ひらさん」達の登った鞍掛山にも足を延ばそうと考えていたが、この時点で計画を「却下」。とにかく、今日は無理することなく、秋の紅葉をユックリ楽しむことに。

駐車場から暫くは幅広の林道。              ⇒ そして、キャンプ場傍から右折し山に取り付く。
イメージ 3    イメージ 4

まだ、この辺りは色付前か。               ⇒  そして、約40分で矢立石登山口に。
イメージ 5    イメージ 6

このコース、案内がハイキングコースとなっているだけあって歩き易い!!
この前まで、北アルプス・八ヶ岳の岩稜ルートを歩いてきたので
久々の軟らかな土の感触が足に心地よい。

8:45 :矢立石登山口  
登山口で小休憩。行動食をポッケにいれて、いよいよ秋の山散策ルートに。
この辺りの高度から樹林帯の色付きも良い感じに。
イメージ 7

登り始めて直ぐに単独行の年配の方を追い抜く(錦滝からの下山コースを訊ねられた。地図で説明)。また、この方とは下山時に一緒になる。

コースも緩やかな斜度で整備もされており
周囲の木々も良い感じ!! 漸く、秋を5感で感じる!!
イメージ 8

イメージ 9


この辺りになると木々の隙間から八ヶ岳が眺められる様になる。
イメージ 10


権現岳とギボシにズームイン
イメージ 11


次第に唐松が多くなってくるが、唐松の黄葉も美しい。
イメージ 12

イメージ 13

イメージ 14

熊笹に覆われ始めてきた。山頂はもう直ぐ。
イメージ 15


「日向山ハイキングコース」案内標の下にある「10/9」は
9合目という意味なのだろうか。登山口から続いた表示もこれが最後。
ここから一旦、少し下って登り返すと展望の無い日向山山頂に。
山頂標もなく二等三角点があるのみ。
イメージ 16

登山道に戻り、
さらに平坦な登山道を進むと樹林帯が切れ、いきなり白い砂浜とそこに広がる大展望が眼前に!!
イメージ 17


10:10 :雁ヶ原  
ここが日向山の代名詞となっている雁ヶ原。

雪の様な白い砂地に風化した花崗岩による奇岩群。
イメージ 19


そして展望は、真正面に南八ヶ岳の全容が目に飛び込む。
今日は雲一つない最高の天気だ!!
イメージ 18


そして南には甲斐駒の雄姿が聳え立つ。
イメージ 20


雁ヶ原南側への移動は、砂地に残るトレースを慎重に横切る。
傾斜に落ちると奈落の底に・・・・
イメージ 21


黒戸尾根の奥には鳳凰山。地蔵岳オベリスクもよく眺めることができる。
イメージ 22


南側斜面には風化した奇岩群より形成されている。
ここで早めの昼食タイムとした。この高度だと落葉した木々が多くピークを過ぎた様だが、白い奇岩が雪景色を眺めている様で美しい。
イメージ 23


ちょっと遠めの「ファイト一発」。相方撮影。
イメージ 24


撮影後に白い砂地を下る相方。
イメージ 25


そして、お待ちかねの「ジャンボ」富士山!!
樹林帯からも少し眺めることができていたが、ガスっていて今日は駄目かと諦めかけていたが、雁ヶ原からのジャンボ。最高に綺麗でした。
イメージ 26


富士山は雁ヶ原南側斜面でないとみる事ができません。
イメージ 27


風化した花崗岩。
手でも少し砂が剥がれ落ちている様なので時代が進むとこれらも全て白い砂と化してしまうのでしょう。
イメージ 28


11:30 :下山⇒錦滝  

1時間半近く、ゆっくりさせてもらった雁ヶ原とも、そろそろお別れ。
名残惜しさを胸に奇岩の中でポーズ!!
イメージ 29


白い砂地を下る。振り返ると白い砂丘の様な山容だ。
これを登り返すには体力が必要。下山コースで幸いでした。
イメージ 31


鞍掛山に向かうコースと錦滝経由の下山路との分岐は、砂地を下ったコルに。
鞍掛山には直進し傾斜の急な登り返しが待っているが、今回はパス!!
イメージ 30


下山ルートは直ぐに紅葉に彩られた谷筋道を少し歩くが、
イメージ 32


直ぐに傾斜の厳しい急勾配の下山路に変身!!崖と崖との間のヤセ稜線を慎重に下山!!
イメージ 33          イメージ 34

ルート上には落とし穴付き、ステップ幅の短い鉄製階段付き・・・と、中々変化に富んだ下山ルートだ。登りで使用したコースと大違い。
イメージ 35          イメージ 36

そして、次第に水音が聞こえ初めてくると

12:00 :錦滝  

錦滝のすぐ脇に下りてくる。
水量豊富でないものの岩肌に沿うように流れ落ちる様は繊細。
イメージ 37

錦滝の傍に建てられた東屋をぬけると、矢立石登山口からのびる林道に。
この林道を登山口まで戻る。
林道といっても、この林道は原型を留めない程に崩壊していた。

落石した巨岩がゴロゴロ道路上に。            土砂崩れ箇所をすばやく通過。
イメージ 38  イメージ 39

この辺りで午前中登山口から少しのところで追い抜かせていただいた単独行の男性と再会。雁ヶ原でもその姿を目にしたのだが、他のパーティの方々と和やかに語らって先に下山されたのだが、自分のペースで歩く為に再び単独になったそうだ(その方、静岡から来られたので仮にSさん)。

8月に登られた十二が岳から約2ヶ月のブランクをしきりに反省されていた。優しいコースでも体重の増加はキツイな・・・と。お年は60代くらいとお見受けしたのですが、冬山(八ヶ岳が中心)もやられる強兵。
Sさん!! 
この記事を読んでおられ、もし、年代間違っていたらて間違っていたらゴメンなさい。

12:42 :矢立石登山口  
13:15 :駒ヶ岳神社前宮駐車場  

・ ・とか、なんとか山談義をしているうちに登山口に。
そして、あっという間に駐車場に到着。
Sさん、楽しい話を有難うございました。実は、Sさん、陶芸家の方らしく、明日は朝から窯だし作業。慌しく静岡に戻られました。

この駐車場は甲斐駒黒戸尾根ルートでも使用されます。 そして、  本日の収穫・・・・
イメージ 40   イメージ 41


日向山山行まとめ

10/29-晴れ◎:
駒ヶ岳神社前宮駐車場(8:00)-矢立石登山口(8:45)-日向山三角点(10:00)-雁ヶ原(10:05-昼食-11:30)-錦滝(12:00)-矢立石登山口(12:42)-駒ヶ岳神社前宮駐車場(13:15)
歩行時間 3時間50分(休憩込み-昼食時間除く)

Day.2 重太郎新道後編


それは、突然の出来事だった。私達の後方を歩いていた人が、その音に気がついた。「ラーック!!」。カモシカ立場へ至る緩やかな斜面のトラバース道。そこを登ってきている人の山側斜面から頭の大きさの岩が転がってきている。登山者は、まだ気がつかない。「ラーック!!」私も思わず叫んだ!!

幸いにも岩は登山道手前で停止。ルート上に登山道は無く自然に落下してきた岩だろう。
写真は、落石場所を通過後に撮影したもの。
イメージ 1


カモシカの立場に到着。
イメージ 2


西穂高をバックにポーズ。
イメージ 3


さて、これからが悪路の繰り返し。
いつもの様に転がる様に下りていく相方。
あっという間に先行する男性コンビに追いついてしまった。
イメージ 4


速い速い。チリーンチリーン。
熊鈴を鳴らしながらの下山。
先行の男性のプレッシャーになっているはず。
イメージ 5


長い長い梯子を降りていく。
槍ヶ岳の梯子を体験しているので楽勝。
イメージ 6


結構な高度差があった梯子でした。
イメージ 7


そして、草付きのジグザグ坂道を下りテン場を通過すると
岳沢のガレ場を渡る。正面の山は奥穂高・吊尾根・前穂高の稜線。
イメージ 8


12:08-12:46 :岳沢小屋  
岳沢小屋に到着。
イメージ 9


吊尾根反対側の混雑をからは、嘘の様に平穏な山小屋だ。
岳沢小屋後方のピークは、天狗岩。
天狗のコルから岳沢への下山ルートもあるが一般コースではない。
イメージ 10


ここから上高地まで2時間のルート。
ここまで下りれば、後はなんとかなるだろう。
緊張していた心を緩め、軽食とビールで久しぶりのマッタリ気分。登
山靴も脱いでユックリさせてもらった。
イメージ 11


再び、ガレ場の沢を渡り沢の左岸を下っていく。
相方さん、山が気になっているみたい。
イメージ 12


ナナカマドの鮮やかな赤い実とは対象的に色付くべき葉の色が茶色にくすんでいる。
ここも、涸沢の紅葉と同様。
イメージ 13


河童橋周辺が見えてきた。
イメージ 14


ゴールは目前。
イメージ 15


再び、山を振り返る相方さん。
イメージ 16


樹林帯の中で入っていく。
イメージ 17


天然クーラ風穴を通過。
イメージ 18


風穴周辺の苔が周囲の空気を冷やしてくれる様だ。
イメージ 19


そして、上高地自然探勝路に合流。
イメージ 20


梓川の水の色と少し紅葉しはじめた色合いが美しい。
イメージ 21


そして、河童橋手前の土手に到着。
イメージ 22


14:27 :河童橋  

河童橋に到着。そして、そして、ぴろりんさん!!めっけ!!
イメージ 23   イメージ 24

「また、山においでよ!!」



涸沢・前穂高岳山行まとめ

10/8-晴れ◎:
沢渡第二市営駐車場(6:30)-上高地バスターミナル(7:00)-河童橋(7:12)-明神館(7:45)-徳沢園(8:33)-横尾山荘(9:18)-本谷橋(10:24)-Sガレ(11:34)-涸沢ヒュッテ(11:58)-ザイテングラード取付(13:20)-穂高岳山荘(14:36)-休憩-涸沢岳(15:45-16:11)
Day.1 歩行時間 8時間02分(休憩・食事込み)
10/9-晴れ◎:
穂高岳山荘(6:25)-奥穂高岳(7:20)-紀美子平(8:48)-前穂高山頂(9:18)-紀美子平(10:14)-岳沢小屋(12:08)-河童橋(14:37)-上高地バスターミナル(16:08)-沢渡第二市営駐車場(16:50)
Day.2 歩行時間 8時間12分(休憩・渋滞・食事込み)

Day.2 前穂高岳山頂にて


それでは前穂高岳からの眺望をお楽しみ下さい。

どこの山登っても、まず最初に撮る写真は槍ヶ岳。肩の槍ヶ岳山荘。東鎌尾根に連なる稜線上にヒュッテ大槍。そして、その稜線から少し下った場所に殺生ヒュッテ。槍ヶ岳の後方には裏銀座縦走コースの峰々が続き、その奥には剣岳の山容が近づきすぎと思うほど近場に眺めることができた。
イメージ 1


西に転ずれば、奥穂高岳から西穂高に続くギザギザ状の稜線がつづく。
イメージ 2


南は、大正池へと流れる清流、梓川。その両側には焼岳と霞沢岳。地平線上には乗鞍岳と御嶽山。
イメージ 3


まだ、雲海に浮かぶジャンボが顔を見せてくれている。微かだが、南アルプス稜線上にオベリスクらしき凸上のピークあり。
イメージ 4


シャリバテとなった常念岳。
イメージ 5


奥穂高岳山頂にも人の数が多くなってきたようだ。
よく、このルートを歩いてきたなと感心。
イメージ 6

イメージ 15


素晴らしい展望を見せつけられ、しばし、その空気に浸っている相方。
イメージ 7


私は、今日の雲海が、これまでみた雲海の中でベスト。しばし、目に焼き付ける。
イメージ 8


北尾根 2峰にクライマーの姿。
(もし、このブログをご覧頂いていたらご連絡下さい。)
イメージ 9


その後方には、今回計画していた北穂高岳へのルート。
イメージ 10


再び、槍ヶ岳。日本のマッターホルンに相応しい山容だ。
イメージ 11


乗鞍岳と御嶽山のツーショット。
イメージ 12


時間を忘れさせる至福の時をすごした私達。そろそろ、下山の時がせまる。
イメージ 13


いよいよ下山だ。直ぐ下に見える登山者が休息している場所が紀美子平。
そして、ずーっと、その先には岳沢小屋が見える。
転がればあっという間に達するできる距離。
イメージ 14


10:14 :紀美子平 出発  

紀美子平で軽く食事。
この時、相方が、前穂高山頂に登る穂高岳山荘で同部屋だったA(厚木の方)さんを発見。
私達の後、涸沢岳に登って山荘を出発したそうである(この後、上高地バスターミナルでの長いバス待ち行列でも再開)。

これから重太郎新道を一気に岳沢小屋までくだる。
急峻なルート。心を引き締めて出発。下山ルートは、この道標の裏から降りる。
イメージ 16


Day.2 重太郎新道



下山ルートは、いきなりの長い3段鎖場。スラブ状の急斜面を一気に高度を下げる。
イメージ 17


どんどん高度を下げていく。
登山道というより、岩場の登攀ルートを下っていく雰囲気。
相方、こんな条件も余り苦にせず、どんどん下りていく。
イメージ 18


冗談の様に思える小さなピークを梯子を上っていく。
イメージ 19


このピークを過ぎると少し緩やかな道に。
相方、下ってきた方向を振り返る。
イメージ 20


どこを、どの様に下りてきたか分からない。
こんなルートってある?
絶対に上りで使いたくないルート。
イメージ 21


下山ルートは、一端、明神岳方面に向う。
イメージ 22


この辺りは、重太郎新道でも息がぬける地帯。
イメージ 23


岳沢小屋とテン場が見えてきた。
イメージ 24


岳沢パノラマにて。
イメージ 25


この④で上高地までの山行記事をまとめたかったのですが、穂高岳山頂の展望写真を欲張ってしまいました。写真容量の制限ですが、上高地までの記録は次報につづく。長い長い山旅記で申し訳ないです。

Day.2 奥穂高


息を呑むような素晴らしい御来光に、完全防寒装いの相方さんの足は釘付け。
富士山ご来光登山以来のスペクトラムでした。
イメージ 1


さて、昨晩の宿題の回答を出さなければなりません。
答え:
奥穂高-吊尾根-前穂高-岳沢―上高地 → 夜中仮眠を取りながら渋滞を避けて帰宅。

やはり混雑した北穂そして涸沢を避けて帰宅するルートを選択。混雑したガレ場を避けたい。超混雑した涸沢には居たくない。・・・が、主な理由。

荷造りを終え、一夜を共にした同部屋の方達に挨拶し出発。

6:25 :穂高岳山荘 出発  
穂高岳山荘、玄関口にて。朝日が眩しい!!
イメージ 2


気温は低いが無風に近い最高の朝。
9月にぴろりん隊が危険な目にあった山荘横の城壁の様な取り付きでも、2~3人の御来光登山者とのすれ違いのみでスムーズに登ることが出来た。

笠が岳に朝の陽があたり白く輝いている。笠が岳に映し出されたシルエットは奥穂高の山なのだろうか。
イメージ 3


このコースは昨年の9月にも登ったコース。
一年前とはいえ、つい、この前の様に感じる。
イメージ 4


もしかして、前穂高の奥に見えるは・・朝一の・・・ジ・ャ・ン・ボ・・・富士山!!
イメージ 5

ひょっとして、今日は良いことが。。。

取り付きの城壁を越えると穏やかな傾斜のガレ道が山頂に向けて続く。
イメージ 6


無風状態とはいえ山陰側を巻きながら登っていくので寒い。
鼻から鼻水が汗の様にタラリタラリ。
イメージ 7


奥穂山頂は目前!!
山頂背景は濃紺のスクリーンのみ!!
イメージ 8


この辺りになると人も遠ざける岩稜地帯。
ジャンダルムも、私達レベルでは、近づけない荘厳な存在だ。
イメージ 9


そして、

7:20-7:35 :奥穂高岳山頂  

昨年は人混みで立てなかった奥穂高山頂でバンザイポーズ。
イメージ 10


穂高から槍ヶ岳に向けて北に貫く猛々しい主稜線。
イメージ 11


9月山行の西鎌尾根稜線が、昨日の涸沢岳からの展望より、よりはっきり遠望できる。
槍ヶ岳奥には剣岳の稜線も、こんなに近かったかなと思うほど、鮮明に確認できる。
イメージ 12


そして、今朝、圧巻だった南側方面の景観。
シルクの様な柔らかい雲海上に、ジャンボ、南アルプス、八ヶ岳が漂っている景観は
錦絵の様でもあり神々しさを感じさせる。
イメージ 13


富士山の手前は甲斐駒でしょうか。
イメージ 14


ジャンダルムに向かう人達、そして、ジャンダルムには既に登山者の姿が。
イメージ 15


手前より、焼岳、乗鞍岳、左奥に御嶽山。
イメージ 16


パノラマ写真(+クリックで拡大可)。
イメージ 17


早朝より、こんな素敵な展望をみることが出来て満足。
一気に気分がハイになってしまう。
イメージ 18


昨年の奥穂高も天候に恵まれたが、残念ながら富士山は雲の中。今年は・・・最高!!
昨年の記事 ⇒http://blogs.yahoo.co.jp/xybkx121/62758057.html

Day.2 奥穂高-吊尾根-紀美子平


さて、ここまでは昨年も登ったコース。
これからは、未踏のルート吊尾根に踏み込む。
いつも、河童橋から見上げていた尾根を歩く。
イメージ 19


南稜の頭までは、何てこともない尾根道。
南稜の頭で、相方に写真撮ってもらいましたが、相方の立っている場所。後ろは断崖。
よく平気で立っていられるね。
イメージ 20


そして、MIZUOさんから修行が足りぬといわれた相方の決めポーズ。左手の手のひらの向きが上下逆。盆踊りですね。
私は???、まだ、羞恥心が残っているのでパス!!
イメージ 21


さて、これから吊尾根本番。山陰には雪も残っているので注意しながらの歩行。
イメージ 22  イメージ 23

若干の登り返しがあったり、凍結したトラバース道を抜けたり
イメージ 24  イメージ 25

左手には涸沢を見下ろしながら、無駄口もたたず、黙々と進む。
イメージ 26  イメージ 27

テラス状の登山道を歩く姿も他人がみればハラハラドキドキ。これまで、登りの登山者との遭遇も無し。多分、超人気の涸沢ルートより静かな山歩きが楽しめている。このルート選択、正解か!!
イメージ 28


西穂高の稜線が見える様になってきた。
イメージ 29


前穂高の姿が次第に大きくなってきた。涸沢方面を見下ろす相方。
イメージ 30 イメージ 31

涸沢のテント村にも、陽があたりはじめた。
イメージ 32


いよいよ、これから前穂高西面のトラバースにかかる。
イメージ 33  イメージ 34

この吊尾根ルート、夏山であれば足元もしっかりした道だと思うが、今朝は、所々でガチガチに凍った道。気が抜けない。注意して抜けると・・・
イメージ 35  イメージ 36

命知らずのおバカさんがパフォーマンスしていました。
(外人さんでした)。ザイルもつけず、もし万が一の事があったとき、どうするんだろう。
イメージ 37

8:43 :紀美子平  
最後の前穂高岳を右側に大きく回りこむと、紀美子平(稜線上に登山者がいる平坦地)に到着。
イメージ 38  イメージ 39

紀美子(??)女性の名前の付けられた休息場ですが、紀美子さんとは、

昨晩宿泊した穂高岳山荘の開設者である今田重太郎氏の養女(姪)のお名前で、重太郎氏が現在の重太郎新道を開拓していた昔に、当時幼い紀美子さんを伴い、この場所で遊ばせたといわれている。しかし、山荘のアイドルであった紀美子さんは23歳の若さで他界。その紀美子さんを偲んでつけた場所が、この紀美子平とのことである(現在は、紀美子さんのお兄様である英雄氏が山荘の経営を引き継いでおられる)。

さて、ここで荷物をデポして約30分の工程で前穂高山頂へ。
イメージ 40


山頂へ向う取り付きの近くに、幾何学的に空洞となった大岩が座っている。
イメージ 41


山頂へのルートは、断崖とガレ場の連続で決して息をぬけない箇所が続く。
ルートを外れない様に○ペンキマークを見落とさない様、登っていく。
イメージ 42


山頂が見えてきた。最後の一登り。岩を落とさない様に慎重に。慎重に。
イメージ 43


9:18-9:35 :前穂高山頂  
山頂に到着。前穂高岳山頂は細長く平坦なピーク。
イメージ 44


山頂からの展望は、写真容量の関係で・・・
 ・・・つづく。

↑このページのトップヘ