3年前に知った利平茶屋起点の周回ルート。
何しろ、アカヤシオの開花が半端ない。
2018年、2019年と2年連続・・そして、昨年はコロナ自粛で一年のブランクでしたが、今年は友人お夫婦と4人で再訪することに。

map


過去2回が、4/28と5/12の4月末から5月初旬。今年は4/24とシーズン序盤。
ちょっと、早いかなって思っていましたが過去2回では見れなかったアカヤシオ群もみれて納得の一日でした。
※ バリルートだったので過去2回は投稿しませんでした。踏み跡の浅い箇所、危険個所もあり経験者同行が望ましいルートです。



 AM7:56 
  利平茶屋駐車場  

 高速は北関東自動車道 伊勢崎ICでおりて県道から国道122号線・県道62号線から70号線にのりつぎ利平茶屋へ。友人のKご夫婦とは8時待ち合わせでしたが既に先着されていて私達の到着を待っていてくれた。
 Kご夫婦のご主人とは地元のサッカークラブで一緒にコーチをした仲間。
そして、2年前のスイス旅行で、毎年の様にお二人がスイスの山を歩いていることを知って昨年は地元八王子で一度ご一緒させてもらった仲です。

駐車場右手奥の林道を進むと直ぐに山側に進路をとります。
とにかく、このルートは尾根筋にそって登るだけ。
踏み跡も、良く確認すれば明瞭です。

最初の直登を登り詰めると
アカヤシオのピンクの花が出迎えてくれました。
ここの咲きっぷりは動画で~♪♪(後半の写真も含まれています)


ヤセ尾根は慎重に。前方の尾根を登っていきますが、まだ、開花前線はそこまで届いていない様です。
210424-083856
お隣の尾根にもピンク色になるんですが、こちらも、まだの様です。・・なんか、気持ち良く歩けそうですが、ルートになっていません。
210424-084056
標高1200mから先は、ほとんどが蕾。例年なら、花撮影で足止め区間なんですが・・・。
210424-084446
↑のあたりがルート一番の難路かな。
標高が上がって、ふと振り返ると先ほどまでアカヤシオを鑑賞した尾根が眼下に。
210424-090412

210424-091141
鳥居峠レベルの標高まで登ってくると帰路の林道を遠望できる。
210424-091138
この林道終点から下ります。

開花前の尾根道をあっという間に進み駒ヶ岳との分岐に。
駒ヶ岳は右に登り、更にその先には黒檜山。鳥居峠からの黒檜への周回もできそうです。
今日は、鳥居峠は左におりていきます。
210424-092300

 AM9:45   鳥居峠  
 
山に大きな岩で覆いつくされた山容の篭山はアカヤシオの山。一昨年の5月連休明けにはピンクに染まった山でしたが、今年はまだまだ先の様子。
 さて、ここまで一気に鳥居峠まで下りてきてしまった。時間がもたない・・・・。
210424-094226
 ということで
 2年前に休憩をとった覚満淵(かうまんぶち)でユックリすることに。
210424-093842
 シーズン前なのか、土曜日なのに、数人にであっただけの閑散とした雰囲気。
 かつては大沼につながる湖だったとか、水が大沼に流出したことで湿原となり小さな尾瀬と呼ばれているとか。 湿原の周囲にある木道も尾瀬を思わせます。
 この木道には、ところどころにテーブル付の休憩スポットが設けられており、ここでコーヒータイム。 話題は、Kさんご夫婦のスイスの話。コロナ禍が終息して、以前の様にスイスの山旅を楽しめる時期が待ち遠しい。
210424-101339
 30分ほどの休憩の後、ビジターセンターでトイレを拝借して鳥居峠に戻ってきました。
 さて、本日の後半キックオフ!!。

 AM10:54   鳥居峠  
 鳥居峠と利平茶屋とは40年くらい前に廃線となったケーブルカーの軌道跡があります。
 ここを直接下ることも可能です。
210424-105349
・・・が、私達のお目当ては、この尾根。
210424-110246
 尾根筋にピンクの斑点が続いています。
210424-110301
 峠に建つサントリー ビア・バーベキューホールの右隣からのびている林道を進み
その行き止まりポイントから下ります。
 このルートはバリエーションルートで一瞬ためらってしまいますが、良くみると
 ピンクリボンの目印があります。一部、熊笹で滑りやすい箇所もありますが慎重に下る。
210424-110850
 その斜面を下りきると
 ルートは、抉れたヤセ尾根を進む。結構、高度があって毎度のことですがビビリます。
210424-112449
山慣れしたKご夫婦、苦も無く通過。流石です。
ヤセ尾根を通過すると、アカヤシオ群生が広がっているのですが、ここも蕾の状態。
210424-113707
 そして、アカヤシオとともに尾根筋の左斜面にそってシャクナゲの群生が続きます。
 タイミングが早すぎたシャクナゲとアカヤシオ。もう少し遅ければ、アカヤシオとシャクナゲのツーショットが撮れるエリアです。 
210424-114015
 それでもしつこく開花したシャクナゲを探すと・・・咲いている咲いている。
210424-114944
利平茶屋 遊歩道との合流地点には多数のシャクナゲが群生しています。ここも、殆どが蕾状態で見頃は五月連休あたりでしょうか。

遊歩道は半時計方向に進路をとる。なぜなら、先ほど林道から見下ろしたアカヤシオのトンネルがお目当て。そして、期待通りの咲きっぷりで納得で満面の笑み。
A6506333
これ以上のベストビューがなさそうなので、登山道の傍らの花咲くアカヤシオの根本でランチタイムとしました。
210424-115830
過去2回はこのエリアは落花した時期。今回、時期を前手繰りしたことで例年では見られない景色に大満足。
210424-123944
アカヤシオのトンネルが続く。
210424-120703
アカヤシオの群生をぬけると、ルートは毎回感じる殺風景な山斜面を下っていく。
春から一気に冬に戻った感じ。
210424-125327

 PM01:03   利平茶屋森林公園  
 年々、廃墟となったテン場をぬけて吊り橋をわたると利平茶屋に帰還。
210424-130355
 吊り橋からは、森林公園のコテージエリアとなっており
 コテージを抜ける路には、水芭蕉の小さな湿地もあります。今年も、咲いてくれていました^^。
210424-130936
 駐車場近くの利平茶屋事務所の傍らには、ピンク色のシャクナゲが満開。
210424-131321
 利平茶屋駐車場に戻ってきました。
210424-131558

 まだ、八重桜開花前の殺風景な駐車場ですが
 5月にはいると八重桜が咲き周囲の新緑も進み
 赤城山も季節は初夏に。
 
 赤城山は、まだまだ、未踏エリアも多く
 これからも、何度かお邪魔したくなる素敵なエリアでした。

 おわり