9:35 烏帽子ヶ岳・鬢櫛山 鞍部
今日の周回で踏破する山は4座。このうち、榛名富士・烏帽子ヶ岳を約1時間半でコンプリート。残り2座。現在地は、烏帽子岳と鬢櫛(びんくし)山の鞍部(地図の赤丸)。この後の等高線がつまっている登山ルートが気になります。
最初は、緩やかだった登山道は熊笹の植生域にはいると急に勾配がきつくなってきました。
前半の登ったり下ったりの繰り返しが次第に足の負荷に。それに、このルート、ほぼ直登に近い。
疲れたら、後方の烏帽子ヶ岳を振り返り標高を確認しつつ標高を稼ぐ。
熊笹が登山道を生い茂る様になると、ほぼ山頂に近い。
10:00 鬢櫛山 山頂
鬢櫛山山頂に到着。この山頂も展望なし。🍩補給して先に進む。何しろ、次の掃部ヶ岳は、今回の周回ルートで最も標高がたかいラスボスが控え中。
最初は緩い笹原を下っていきます。
途中から、いきなり、岩稜帯の痩せ尾根に変化。
岩稜帯を下った先にルートは二つに分かれ
左折ルートは湖岸に右折ルートは直接に掃部ヶ岳へ取り付けるルート・・・のハズ。
ここは、ヤマレコで落としたログデータを見ながらのルート検索。
何しろ、この右折ルートはやぶ漕ぎ。リボンも巻かれていましたが道が分かりづらいです。
結局、ルートが分からなくなって
車の音を頼りに強引にルート開拓で県道28号線に。
県道28号線を湖側に少し戻ったところで県道からわかれた山側につながる舗装道に入る。
一つ目のカーブを曲がると前方に閉ざされたゲート。先行の相方さん、左折した舗装道に入ろうとしたが、ここはゲートを潜り抜けて直進が正解(この先、別荘が2軒建っていました・・今はシーズンオフなんだろうか)。
別荘地をぬけた先で舗装道は二つに分かれる。ここは、左側の道を進む。
すると、左側の路肩に掃部ヶ岳への道標がルートを案内してくれる。
しかし、ここまで何も道標ないので事前確認が必要なエリアです。
舗装道から登山道にはいると、これまでのルートから比較的緩い勾配の登り道。
進行方向左手にこんもりとした小ピークが林の中からみえてきた。多分、あれが硯岩なんだろうな。
硯岩への分岐は調度鞍部になっており、ここで本日初めて登山者と出会う。皆さんは、湖岸側の登山口から、この鞍部へのルートで登ってきた様です。
硯岩は、周回ルート中、最高の展望ポイント。時刻も昼近くなってきたので、こちらで昼食休憩をとることしした。
10:47-ランチ-11:20 硯岩
掃部ヶ岳登山ルートから約5分で硯岩に到着。ここからの大展望に期待。
お~、素晴らしい景色ではないですか。
真正面に朝一で登った榛名富士。
榛名湖もさざ波があまりたっておらず逆さ富士として眺めることができました。
切り立った岩稜の端っこに陣とってランチタイム。
榛名湖南岸の天目山と三ッ峰は、今回はパスですが、これらも歩くと外輪山一周です。
カルデラ湖である榛名湖の周囲を色んな形をした山々が囲む。箱庭の様な景観が広がっています。
パノラマにすると、こんな感じ。
ランチタイム30分で、いよいよ、本日のラスボスに登ります。
硯岩から下りて山頂に向かう登山路に戻る。
笹原になると勾配がきつくなるのは鬢櫛山と同じ。
そして、ここには役にたっていない丸太でつくれれた階段が・・・。
これ?
どうみても、階段を作ろうとして丸太を使った様に思えないんだけど。
この階段は長いです。ほぼ、階段に沿って出来上がった分け道を登っていますが、階段歩幅が短ければ丸太を使った方が楽です・・・・息が上がってしまいますが。
階段道を登ること十数分。山頂へと続く尾根筋にたどり着きました。ここから、更に山頂まで200m。
もうひと踏ん張り。
尾根筋の道。落葉した木々で周囲眺望は木の隙間から見えるようになってきました。
北方のスカイライン。白い峰々が目だちます。
上越国境の山々なんだけど、こちらの方角からは初めて。山座同定が難しい。
中央の山が谷川岳。左奥に一ノ倉岳。右手のピークが朝日岳だと思われる。
途中、木立が途切れた榛名湖展望ポイントが一か所。昔は、木立も低く尾根筋全体が展望ルートだったかも。
会話が聞こえてきると山頂だ。
11:54 掃部ヶ岳山頂
硯岩から約30分でカモンヶ岳 山頂に。1449mで榛名湖外輪山の最高峰。なぜ、カモンと読めるんだろう?? ネットで調べても謂れは出てこなかった。気になります。
山頂は、それほど広くないスペース。先着の登山者5~6人がランチ中で自分達が座る場所もないくらい。展望は、榛名湖側はとざされているが西南方向が開けている
靄った山の稜線、あのギザギザの稜線は妙義山。
右側の視界ギリギリのところで浅間山がみてとれた。
山頂からの展望を一回り観て 下山することに。
山頂での滞在時間は2~3分程。この山頂から、更に外輪山の山「李ヶ岳」に周回できるが今日は対象外。10年前なら歩いていたかな~。少し余裕のある山歩きがアラカン超したた私達二人の今の山歩き。
ここからの下山路は、再び、登った登山路を下る。ちょうど、丸太階段を登り切った場所に立っている分岐道標を下る。
こちらの方も笹が多く茂った道。落ち葉も多く、なんと、急斜面で2度ほど葉っぱに滑って尻餅。
朝見たマンションの裏側にでた。湖畔はもうすぐ。
この辺りは、気持ちの良い熊笹の道。先週は、三頭山から、笹がほとんど目立たない笹尾根を歩いたが今日のルートはリアルな笹尾根だ。
笹尾根を過ぎると、最後に急坂が待ち構えていた。こちらは、根っこが登山道に張り出しており、ここでは根っこで靴がすべって尻餅一回。今日は・・・尻餅大会。
12:35 湖畔の宿 公園
湖畔の宿公園に下りてきた。相方さん、これポーズしているんですよ~。公園内の裸像のポーズでした。湖畔の宿 公園から、湖畔を走る県道28号線におりてきた。
暫く進むと、今日歩いてきた山々が一望できる(↓クリックで拡大可)。
右から榛名富士、烏帽子ヶ岳(ここからの角度がもっとも烏帽子らしく見える)、鬢櫛山、そして白壁のマンションの後方に岩山が見える。これが、硯岩。そして、ひときわ大きな山容の掃部ヶ岳。
良く歩いたもんだ、満足満足。
湖畔道には、名残のモミジ紅葉が残っていた。
中々の大木で、朱色・濃い赤色と目を楽しませてくれる。
紅葉シーズンが終わっていたと思っていたので得した気分。
駐車場に近づいてきた。榛名富士の後方に頭を出しているのは烏帽子ヶ岳。
そして、湖畔ボードウォークで硯岩と掃部ヶ岳を眺めながらのウォーキング。
13:10 榛名湖湖畔 公園
駐車場まで戻ってきた。まだ、時刻も早かったので湖畔にある公園のテーブルベンチでコーヒーを飲みながら、ゆっくりしていると・・・ 後方から動物の駆けてくる様な音!!振り返ると・・目と目があった。
カモシカがどうしたわけか、公園におりてきた様!!
そのまま、直進して湖に入水。
咄嗟の出来事でカメラは、湖を泳いでいる後ろ姿のみを辛うじて撮影。
カモシカも、泳げるんだ~。感心感心。
朝霧の湖からカモシカの出現と驚かされる榛名湖での一日でした。
今回初めての湖周回山行。
次回は、どこにいこうかな?
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