2020年02月

2月に入って一時的な寒波はあったものの、今シーズンの冬は暖冬。
そして、その暖冬も地球規模で大変な話ですが、何よりもテレビ・インターネット・・・どこを見まわしても
新型コロナウィルスのニュース。日々、憂鬱な日が続きます。

東京オリンピック2020なんですが、大変な年になりそうです。

それでも、季節は早足で春に近づいてきています。

そんな春を先取りしようと
 福寿草の山「四阿屋山」と下山後に登山口近く堂上の節分草自生地に行ってきました。

同行メンバーは、久しぶりの🎶うちら~陽気な♬♬♬♬
 カシマシ娘(相方、ぐっちー、とかちゃん)+ぐっちーパパと姫
 賑やかな山行となりそうです。

道の駅 両神温泉薬師の湯にて、約束の9時に少し早い8時半に到着。
ほどなく、ぐっちーファミリーも到着し
女3にんで・・・姦し・・・カシマス娘の集結です。

AM9:00  道の駅第二駐車場 出発 

駐車場から山側のアスファルト道を少し進むと四阿屋山ハイキングルートマップを右折し山に入ります。
ルートは今回は福寿草目当てなので薬師堂コースのピストンで計画。
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林の中に入ると、整備されたハイキング道ながら、尾根まで一気に標高を稼ぐいきなりの急登。
ただ、久しぶりのカシマシ娘隊の山歩きで
 会話に花が咲き・・・・いつのまにか尾根まで登ってきちゃいました。

尾根にでると、これまで感じなかった冷たい風が吹きつけられながらも、傾斜も比較的ゆるい冬道で会話も足も加速。ぐっちーさんの姫、今年の春からJKからJDへ。そして、とかちゃん・・・無事にお子達は社会人へと。
三人が付合い初めてから10年以上・・歴史を感じます。何しろ、相方さんは・・孫3人のバアバだもんね。

登りはじめて30分ほどで車道に出合います。
この山は、車で福寿草園手前の駐車場(写真前方)まで登ってこれます。福寿草目当ての方々用かな。
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通行規制ゲートを抜けて車道を歩き進みます。
春風と陽射しをうけた紅梅・白梅の花、そして、蝋梅の花と
春を感じながら・・・・足も進みます。
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AM 9:40  福寿草園 

その車道の終端に福寿草園。陽射しをうけた斜面に福寿草が黄色の花をぼつぼつと。
鹿除けのネットで周囲を囲まれており、近寄ることができなく望遠レンズが必須。
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 我が家の庭に咲く福寿草より
 生き生きとしているね。
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そして、この園地には蝋梅も(・・・・蝋梅園地と福寿草園との違いが良くわからず)。
蝋梅の薄黄色の花弁、青空を背景にいっそう輝きを増しているようです。
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この園地には、下山時にも立ち寄るので
まずは、山頂を目指します。登りは女坂から。
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 杉林の中にはいると、緩い傾斜の坂道を登るルートに。
 その傾斜も緩くなってくると・・・

AM10:08  両神神社奥社 
 登山口から約1時間で両神神社奥社に到着。
 杉林の中にひっそりと建つ古い神社。
ここは、一般ルートとして私達の登ってきた薬師堂コースともう一つの鳥居山コースとの合流ポイント。
道を挟んで奥社真向いの休憩ベンチで休憩する多くの登山者の皆さん。
ここは休憩を挟むことなく一気に山頂に向かいます。
なぜなら、これまでの平和な道筋から、これから山頂まで
秩父の山、独特な岩々の危険ルートが待ち構えており一度に多くの登山者がとりつくと
渋滞は必須。
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奥社から少し下ると、山頂に向けた尾根筋から左側に巻くルートに。
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このトラバース道から一気に急峻な傾斜面を登っていきます。
ところどころに鎖も設けられているので安全対策は万全なんですが、落ち葉で滑りやすい道と狭い道。
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そして、時折、下りてくる団体さん。
狭い道で、すれ違いに気を使います。中には、登り優先ということで道を譲ってくれる下山の方もいましたが
その人が立っている場所が谷側。すれ違う時には、安全な山側で待つ基本を知らない人が多いこと。
道を譲ってくれたお礼とアドバイスをさせてもらいました。
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何しろ、この角度の急斜面を九十九折れで登るルートなんで
 滑落すると・・・・考えるだけで怖い。
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四阿屋山の肩と思しき場所に登ってきました。
ここは、破線ルート「つつじ新道」との合流ポイント。多分、ぐっちーさん大好きな鎖場ルートなんですが
今日は平和な道で我慢してもらいましょう。
写真は、つつじ新道方面。
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ここから、山頂までは
岩場剥き出しの斜面を一気に登ります。
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AM10:22  四阿屋山山頂 
四阿屋山の山頂は、事前情報とおり
ネコの額ほどの狭さ。
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 眺望は、両神山方面だけが開けています。
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 両神山、過去に手前の日向大谷から、そして数年前に稜線右端の八丁峠から登りました。
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 その両神山の対面の位置する二子山の独特な山容。
 以前は登攀意欲もあったのですが、年齢を重ねると・・・もうないな。
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AM11:00  展望休憩舎 
 
 狭い山頂では、ゆっくりできないので2~3分程の滞在で下山。
 下山も、急斜面では登ってくる人達も多くなり
  すれ違いに時間を要しました。

 奥社をやり過ごして下りは展望休憩舎を廻っります。
 この周辺にも福寿草の自生地があります。
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 満員御礼!!
 残念ながら、スペースありません。
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休憩舎の先から男坂での下り道
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急斜面に階段が設けられています。
 この急斜面・・・・というか階段、男坂といわれるだけあって長いです。
 下りルートにして正解でした。
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AM11:15-11:45  福寿草園(ランチ) 
 福寿草園に戻ってきました。
 陽だまりが暖かく、空いていたベンチでランチタイムに。
 前方に眺められる武甲山がおかずレシピかな。
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 右側のピーク、大持・小持かな?
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 さて、ここまで来て・・・・目的を達せていないことが一つ。
 オレンジ色の福寿草・・「秩父紅」 。ここまで、目を皿の様にして探していたんですが
 みつけられません。

 そして、このランチタイムに
 福寿草園を眺めていると・・・人だかりとなっている場所を発見!!
 もしかして、  近づくと
 おー!!
   オレンジだ!! 秩父紅!!

  秩父の固有種。初見参です。
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 近づいて観ることができませんが・・福寿草に対して
 ひっそりと咲いている感じです。
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PM 12:24  道の駅 第二駐車場 

お昼過ぎに道の駅に戻ってきました。ランチタイム含めて3時間半の山歩き。
今年に入って雪山ばかりだったので・・・調度良い疲労感。

ここで、奥様方は、道の駅で野菜の買物。
そして、
この後の予定は  節分草です。

道の駅から
  車で移動すること5分ほどで小鹿野町の節分草自生地に。
  駐車場は満車で、駐車場誘導員が近くで案内してくれます。

この自生地は、国内最大規模の広さ。
 昨年、栃木の四季の森星野に立ち寄ったのですが
 これも素晴らしい節分草の群落をみせてくれましたが、
小鹿野町の自生地は、更に広い。そして、今が見どころといわんばかりに節分草の白い絨毯が広がっています。
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ここからは、春の訪れをつげる節分草で・・・・今日の山行レポ お終い。
お付き合い有難うございました。
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カシマシ娘隊か?
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御坂山塊は、西湖の北側山域の縦走ルート「毛無山・十二ヶ岳・鬼ヶ岳」を登ってきました。
これまで、このルートは冬の毛無・十二ヶ岳、春の大石峠から金山経由十二ヶ岳、いやしの村から鬼ヶ岳
周回、大石峠から金山・鬼ヶ岳とパート分けで登ったことはありますが、「毛無山・十二ヶ岳・鬼ヶ岳」の縦走
は今回が初めてです。
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https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2214411.html


今回は、私達夫婦に加えて、初めて同行するトシさん・タケさんと4人での山行。

トシさんとは、10年前の単身赴任時代に登山という共通の趣味で親しくして頂いており、同窓会で上京
されるタイミングで声をかけて頂き計画した山行プランです。  単身赴任時代には週末には八王子に
戻り、そこを起点で山登りをしていたのでトシさんと登るのは何と今回がはじめて。
タケさんは、トシさんのご近所さんで、10年前の私と逆に八王子で単身赴任生活中。

お二人とも、強者で
 トシさんの山歴は学生時代から今も続けてる大ベテラン。気象予報士の資格もお持ちです。
 タケさんは、トレランの趣味を超越。昨年のUTMBを完走した日本人のお一人。
   UTMBとは、・・・・超人たちのウルトラレースです。

さあ、最近はめっきり体力低下した私達・・・・どんなことになるのでしょう。
(今回、お二人の撮影した写真を多く使わせてもらいました)

  

高尾駅でお二人をピックアップし
登山口近くの駐車場(通称:旧公民館駐車場)に8時過ぎに到着。今は使用出来ない文化洞トンネル河口湖側
駐車場の代替となっている様です。広い駐車場で富士山ナンバーの先着さんが一台。夏には人気コースも
積雪のある今のシーズンは登山者も少ない様です。 

<旧公民館駐車場> 帰宅時に撮影
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AM8:15  旧公民館駐車場 出発 

毛無山登山口は、文化洞トンネル河口湖側からですが
ヤマレコ等の情報から下のログファイル入手。
駐車場を出て左折し数十m先に毛無山尾根道にショートカットできる道があります。
今回、このルートを使用しました(案内標はありません)。
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結果、特に迷うことなく毛無山への登山路に合流。
あとは、一本道をひたすら登るのみ。

先週までの山行記録情報では、この尾根道ですでに積雪状態だったものが、すっかり融けてしまって
少し、拍子抜けした感じ。

30分程登り進むと河口湖の湖面を見下ろせる標高に。
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中間ポイントである小ピーク・ミネ山を越したあたりから
ちらほら残っていた雪も
毛無山への最後の急登斜面では完全に融けてしまっていました。
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すると、一気に眺望は富士山を中心とする大パノラマに・。
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AM9:30-9:43  毛無山 
約1時間15分で毛無山山頂に。
今日の天気は・・・文句のつけようの無いピーカンな青空。
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今回、この御坂山塊を計画して大正解でした!!
トシさんも、タケさんも御坂の山は初めてということで
ビギナーズラッキーですよ。
ここで、我が家から高尾で長野隊から頂いていた干し柿を取り出すと
なんとトシさんもご実家でつくられた干し柿と干し芋。ブツブツ交換させてもらいました(笑)。
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さて、本日は毛無山までがプロローグ。
これから、本日の核心部域入っていきます。十二ヶ岳は、この稜線最後のピークで毛無山からは
名前の通り、12個の小ピークが連なります。そして、小ピークにはピーク名を表示したプレートが
設けられていましたが・・・残っているでしょうか

歩きはじめて直ぐに、これまでのルートと異なり圧雪された残雪も多くなったのでチェーンアイゼンを
装着。
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一ヶ岳・・・通過
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二ヶ岳は見つけられず、三ヶ岳を通過し(ヤマレコレポに更に詳細写真あり)
四ッ岳!
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ここは、展望ポイント。西湖・河口湖、富士山全てを見渡せます。
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本日の前半行程のチェックポイント、十二ヶ岳の全貌も姿をみせてくれます。
残雪が急傾斜面に残っているようですが。。。
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四ヶ岳からは、ルートも岩場が多くなり
設置されたロープを使いながら下っていきます。夏なら、どうってことない岩場ですが、ところどころ
凍った雪が残っており・・・慎重にくだります。
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十ヶ岳は北側をトラバース。急斜面への残雪も多く、設置されたロープも雪に埋もれたいます。
ここも、慎重さが必要な場所。
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北側トラバースが終わると、十一ヶ岳への急斜面を登り返し。
この辺りになると、地力に勝るトシさん・タケさんが先行。こうち隊は、完全に息があがっちゃい
ました。
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AM10:40-10:50  十一ヶ岳 
 毛無山から1時間程で十一ヶ岳。ここから十二ヶ岳までは本日の核心部の一つ。
小休憩と落石対策でヘルメットを装着。トシさん、自転車用ヘルメット(笑)。
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 十ニヶ岳 東斜面(東壁といっても良いかな)。登山ルートは二つのルンゼ間の背の部分か。
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まずは、十一ヶ岳・十二ヶ岳間の鞍部まで下降。
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鞍部には、十二ヶ岳のシンボル橋「吊り橋」。
見かけ程の高さは無いですが・・・揺れます。吊り橋の前後に広場がないので渡ったら
即、登りです。
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ここで、耐力に勝るトシさん・タケさんに先に登ってもらい
私達はマイペースで。十一ヶ岳からの下りの様子も一望できます。奥の山は、三ッ峠山。
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この日の予報天気で心配されたのは風!!
稜線部では10m近い風予報で、
切通しになっている、この登りで吹かれると嫌だなと思っていましたが、幸いにも
ほぼ無風に近くラッキー(山頂近くで吹かれましたが)。

傾斜も緩み、再び積雪が多くなってくると山頂も近い。
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AM11:20-11:50 ランチ  十二ヶ岳 
桑留尾分岐をやりすごして、少し進むと十二ヶ岳山頂。
いつもなら、休んでいる登山者も多く場所探しも大変なんですが、今日は貸し切り状態。
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 富士山と銀色に輝く西湖の湖面も美しく、素晴らしい眺望です。
 トシさん・タケさんも東海地域に在住で、何故か御坂の山には縁が無かったそうですが、この景色に
堪能して下さった様です。
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 ここまでの稜線部に出たところで風の通り道の様な箇所をぬけてきましたが、ここは殆ど無風。 
陽だまりの展望ポイントでのんびりランチ。
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 ランチの後は、後半戦のスタート。
 後半も素晴らしい展望が続くはずです。

ちょっと、その前に、この小ピークを越えると
十二ヶ岳から西斜面の岩場急下りが待ち構えています。
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この急斜面、5年前に金山から十二ヶ岳へ歩いたときに登っていたのですが、下りは今回が初めて。
約20mのロープ場難所。十一ヶ岳の下りよりもアドベンチャー度は高く、ある程度の経験者でないと難しい
かな。
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下から、撮影したロープ場の様子。
この雪シーズンに、ここを登るのは12本アイゼンが必要ですね。
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 この先の登り返しは東斜面で雪も少なく鎖と梯子を登り返し、更に進むと小ピークが再び。
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このピークからは十二ヶ岳と先ほどのロープ場を一望できます。
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 そして、西側の稜線の先に鬼ヶ岳(左から2個目のピーク)。展望の良い場所ですが南側はスパッと
切れています。
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 樹林帯に入ると、平和な雪山ルートに。
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 御坂山塊の主稜線上にある金山まで富士山を背にした登り。
 前週の雪の様に締まっていなく踏み抜きで次第に疲れがたまるところ。
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PM 12:30-12:35  金山(鬼ヶ岳分岐)  
金山は、御坂山から黒岳・大石峠と続く御坂山塊主稜線上のチェックポイント。今回、私達の
歩いてきた枝尾根と合流するポイントです。南側斜面は伐採もされて富士山の展望ポイントでも
あります。
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ここからは、主稜線ルートを経て前方中央部の鬼ヶ岳を目指します。
緩やかに下りながら、最後は急登が待ち構えています。
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 雪道についてトレースもしっかりしており道に迷うこともありませんが・・・・苦手です。
 雪道歩き。 以前は余り苦にしなかったのに、これも加齢の影響なんでしょうか。トシさんと
 タケさんとの距離は見る間に離れていく。

 鞍部あたりで鬼ヶ岳の角(角の様な岩)が見え始めてきました。
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 鞍部から稜線も細くなり傾斜もきつくなってきました。
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 途中から、ルートは南側に変化し展望も良くなってきます。そして、鬼の角も次第に大きくなり
ゴールはもう直ぐ。
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 最後の登りは雪に覆われており、その背後には十二ヶ岳から歩いてきたルートを一望。
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 鬼の角を廻りこむと・・・・・本日の最終ピーク鬼ヶ岳に到着。
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PM 1:00-1:10  鬼ヶ岳 

今回で3回目の鬼ヶ岳。
しかし、この山頂で過去最高の展望が待ってくれていました。360度、クリアなスカイライン。
こんなの初めて。
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パノラマ写真でも納まらない展望を動画で撮影してみました。
雰囲気だけでも・・・・


下山ルートの雪頭ヶ岳
このピーク先に開放感抜群の展望ポイントがありますが、それは後ほど。
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 北岳・仙丈・鳳凰・甲斐駒 例年より雪少なめ?
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 日本200名山の毛無山、本栖湖湖畔の山が竜ヶ岳。1000円札とダイヤモンド富士で有名。
毛無山からの稜線上にある△ピークが気になりますが・・無名峰の様です。
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本日の男性陣、揃い踏み。 
この眺望に感動して頂いて、案内冥利につきました。
是非、お仲間と再訪してみてください。
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名残惜しいところですが
ここからの下山も時間を要するので下山開始。
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PM 1:22-1:42  雪頭ヶ岳 
名物の長い梯子を下りて雪の傾斜面を登ると、雪頭ヶ岳。
ここの山頂標はピークから西湖側に下った広場にあります。
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 この日一番の富士山展望が、この場所です。
 パラグライダーでもあれば、一気に飛び出せそう。
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そして富士山の裾野先に遠望できる山中湖には前週に歩いた鉄砲木ノ頭(カヤトの山)と
三国峠三国山・大洞山。
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この広場、既に雪も融けきっており泥濘状態。
ここまで装着していたチェーンアイゼンとヘルメットを外して麓のいやしの里まで
あとは下るのみ。 ・・・・下るのみでしたが、これからが悪路・難路。
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泥濘・樹林帯の雪・凍結・アイスバーン・・・・・こまめにチェーンアイゼンを装着すれば良かった(反省)
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 相方、太腿の筋肉を使いすぎて・・・軽い痙攣発生。
 大幅なブレーキとなってしまいました。
PM 3:00  西湖いやしの里根場 
 それでも、一時間20分ほどで無事に下山。 
 この場所は以前にレポしましたが、想いである場所。所属サッカークラブの夏合宿で
 子供達とボールを蹴っていたグランドも傍に。
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 そのグランド傍にある停留場が西湖周遊バスの乗り場。
 そして何よりラッキーだったのは、5分程の待ち時間で乗車できたこと。
 先週の籠坂峠でのバスといい今年は公共交通機関利用に縁がありそうです。

 西湖周遊バス 3:10発-  -西湖東口 3:20着

 文化洞トンネル手前のバス停 西湖東口で下車。
 ここから、徒歩5分ほどで旧公民館登山者駐車場。
 見上げると、十一ヶ岳と十二ヶ岳のキレットの様な谷間が良く分かり、今日の山行達成感に
 疲れで重たい足取りも軽そうに見えますね。
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 この後、トシさんを八王子の駅に送り無事に本日の山行はコンプリート。
 タケさんはUTMFも走る予定とか、練習コースとして御坂主稜線ルートを紹介しておきました。

 そして、このルートは、5時間程のコースタイムながら、飽きることないアドベンチャールート。
 今回の様な縦走も可能、また、十二ヶ岳から桑留尾へ下りることも可能です。

 ただ、危険な箇所もあるので経験者との同行がお勧めです。
 天候に恵まれれば、素晴らしい富士山展望が待って居ます。

 
 お付き合いありがとうございました。

 
2月最初の週末
山中湖湖畔の未踏のルート「鉄砲木ノ頭~三国山~大洞山」を歩いた。ここは、以前からマーキングしていたエリアでしたが、いつでも行けるということで選択肢からはずれっぱなし。
しかし、暖冬の今シーズンのなかで、先週の南岸低気圧の御褒美もふったと思われ雪山ハイク期待半分でチョイス。・・・・・結果は、大正解でした。

自宅を5時に出発し
6時20分には、山中湖交流プラザきららに到着。
早出した目的は、山中湖の赤富士。この日の日の出6時45分にあわせての出発でした。
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既に駐車場周辺には10台近い車が駐車。お目当ては富士山ですね。

私の今日のミッション、今年のテーマ「タイムラプス」で
夜明け前の富士から朝の陽光で赤くそまる富士を撮影すること。
約30分間の寒さに耐えた作品をご覧ください。

撮影周期は2秒/コマです。約30分を19秒に凝縮した映像です。
雪の高尾ではタイムラプス起動ミスという大チョンボでしたが、今回は何とかうまく撮影できた様です。



朝を迎えた山中湖。朝一のミッションもクリアし、本日のメインイベントの準備。
本日のルートと通過時刻は、こちら↓。
三国山ハイキングコース入り口から山に取り付き、鉄砲木ノ頭に直登し幾つかのアップダウンを繰り返し籠坂峠に下山するルート。下山口からスタート地点までの車道歩きが少し重荷。
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それでは、本編に。

山中湖の湖面標高は約980m。この標高で、この日の朝の気温は氷点下3℃~4℃。
今年の冬は、やはり暖かいのかな。今日のルートは標高1300m前後ですがどんな一日になるんだろう。
気温はともかく、この青い空が一日広がってくれれば言うこと無しなんだが。
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AM7:35  三国山ハイキングルート入り口 
駐車場から車道にでて右折し50mほど進み三国山ハイキングルートに取り付く。
直ぐに雪に覆われた山道にはいり緩い傾斜の道を登り進む。
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途中で、三国峠を越える県道を横断し急斜面を直登すると
パノラマ台駐車場
AM8:04-8:07  パノラマ台   

三国峠に抜ける県道の途中にある展望ポイント。駐車場の傍らには小さなトイレもあります。
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ここからの展望は
何と言っても、山中湖と富士山。そして山中湖の奥に南アルプスの白い稜線が横たわっています。
この景観で山中湖が高所にある湖だということが良く分かります。
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湖には白い大きな船が漂っています。下山後にこの白い乗物、水陸乗用のカババスであることが判明。
その他にワカサギの釣り船なんでしょうかね。
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ここで、私達の後発で登ってきた若者4人グループに先をゆずります。
なんといっても、これからは茅場の直登一本路。自分達のペースで登らないと序盤でバテそう。
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この日は、風も殆どなく穏やかな天気。
直登から一旦は緩くなった傾斜も、その先に急傾斜がまっている。
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でもね、
このルートは展望が良いので
疲れたら、後ろを振り返り
登ってきた高度を確認しながら景色を楽しめるんだよね。
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山中湖は一周約13km。私達に馴染みの諏訪湖が16kmなので一回り小さな湖。しかしながら、この湖、湖面標高が980mとほぼ1000mに近い。諏訪湖が759mなんで印象と真逆ですね。

その湖面付近から登ってきた私達
 標高も1200mを超えて、
 鉄砲木ノ頭(1291m)まで、もう少し。もう少し・・・・・なんだが、なかなか辿り着かない。
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AM8:40-8:47  鉄砲木ノ頭 
パノラマ台から30分で鉄砲木ノ頭に到着。
広く平坦な山頂には、中央に山中諏訪神社奥宮の社が鎮座。
  私達を先行した若者たちは、とっくの前に到着していた様で記念写真を撮りながらくつろいでいた。
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直登を登りながら諏訪湖を思い出していたところに頂上で諏訪神社なんで少し吃驚。
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山頂での眺望は、これまで休み休みに眺めていた景観なんですが
標高も高くなると圧倒的な開放感。山中湖・富士山・南アルプスの広大なパノラマが広がります。
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北岳・間ノ岳・農鳥岳
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富士山頂
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正月明けなんですが、
この景色は来年の年賀状候補#1ですね。
この写真に負けない山に今年は登れるでしょうか。
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さて、今日の行程は、まだまだ序盤。
先を急ぎます。

この山頂からは二つのルートに分かれます。
北側尾根ルートは切通峠経由で高指山。南側の尾根道ルートは、私たちの本日の計画である三国山から
大洞山へ縦走するルートです(若者グループは北側を回った様子)。

山頂からは、三国峠まで真っすぐに伸びる道を下りていきます。そして、
その先には三国山から大洞山へ連なる緩やかな尾根が続き今日のルートが一望。
残念ながら冬枯れ樹林帯の様で展望は期待薄です。
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この下り道、南側斜面ということで
途中から雪が少なくなり、凍り付いた霜柱の道に。ただ幸いにも、気温もまだ低くて、土も凍りついており
泥濘感はまったくありませんでした。でも、チェーンスパイクは履いているとはいえ慎重に慎重に。
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自動車の騒音が聞こえてくると直ぐ
車道が前方の現れた。
交通量が多く行き交う車に注意しながら横断すると。 三国山への案内標。
ここから登り返し
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ここからは北側斜面になるので
積もった雪の量も多く、久しぶりの雪道の急登。
次第に雪を踏み抜く箇所も多くなり、少しづつ体力を消費。
気が付くと、先ほどまでいた鉄砲木ノ頭山頂と目線があう高さに。
それでも、こちらの登りは、まだまだ続きます。
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AM 9:25  三国山 
 鉄砲木ノ頭から約40分で三国山。
 予想通り、展望もピークもない山頂。
 三国山って、日本各地にありますよね。
 こちらの山は、甲斐・駿河・相模の三国境にある山。昔は、交通の要所だったんでしょうか。
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 さて、ここからは広く平坦な尾根筋にそって大洞山までブナ林の雪山ハイク
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 爆音が聞こえてくるかと思えば
 麓に、富士スピードウェイの施設を見下ろせます。一度だけ、モータスポーツに凝っていたMAC(長男)と観戦にいったことがありますが
・・・あの時は雨で、第一コーナ近くのドリフトの技に観客席にて度肝をぬかれちゃいました。
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ブナの枝の雪は落ちちゃってますが積雪は深いところで30cm近くはあるようで
前日のトレースでしょうか、踏み跡があるので道に迷うことなし。
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この踏み跡を歩くのも、意外に疲れるもの。
すると良くみると
 トレースを外れた場所に踏みぬいていない人の足跡が・・・
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尾根筋の道
 雪が締まっていて、普通に歩けることを発見。 それからは、ノートレースな雪原を快適な歩行で一気に加速。
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途中、大洞山への緩やかな傾斜を下ってくるソロ登山者
  籠坂峠から登ってこられた私達と同世代とおもしき女性でした。
  彼女は御殿場からバスで籠坂で下車し私たちのまったく逆のルートを歩く計画とのこと。
  彼女からの情報で車道は歩道が除雪した雪で埋まってしまい歩けないとのこと。
  車道歩きしかないよ~と、アドバイスをいただきました
  (この日の午後に、山中湖畔のその車道歩きで再び再会 ( ´∀` ))

AM10:36  大洞山 
 三国山から約1時間ちょっとで大洞山。
 ここも残念ながら眺望が得られないので軽食をたべただけでスルー。
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 地図上では、ここからは下りのようにみえたが
 中々、標高はさがらず。逆に若干の登り返しがあったりでイメージとのギャップに戸惑いを覚えながら進む。
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しばらく進むと
久々に展望の開けた場所にでてきた!!
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 ここが、アズミ平東なんでしょうか。
 開けた方面に愛鷹山や駿河湾・沼津の街並みが展望できた。
ただ、ルートはロープで規制されて休憩スポットが無いのは残念。
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そして、このあたりから、すれ違う登山者も多くなってきました。
今日の午後もお天気が崩れることもなさそうで
皆さん、快適な雪山ハイクが堪能できそうですね。

前方に見える山は立山。相方「あれ、登るの~」
 自分のそうでしたが、久しぶりの雪で足にも疲労がたまってきており
 登れる気力も失せてきた・・・・私たち。
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AM 11:04  アザミ平 
  ・・・・助かりました。
  ルートは、右側に巻いていきます。
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 そして、巻き道を一気に下った先に
 このルートの下山口、山中湖村公園墓地に到着。
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AM 11:38  籠坂峠バス停 
  大洞山から1時間。登山開始してから約4時間で籠坂峠バス停に到着。
  途中で出会ったソロ女性の情報の通り、歩道は除雪した雪が深く歩けません。
    というよりも、歩きたくないのが本音。
  とはいっても、車道は交通量が多く、ときおり大型のトラックも走ってたりで
  ここの車道歩きは危険です。

  ここは、山中湖畔までバスを利用することに。
 そして、運の良いことに待ち時間10分ほどでラッキーにも乗車。
 (1時間に一本は御殿場駅から発車しているようです)。
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バスの車窓からも、歩道にはべったりと雪が。バス大正解です。
バスは5分ほどで湖畔にある旭日丘バス停で下車。
そのバス停近くの蕎麦屋にかけこみ、本日の昼食。
雪山歩きで失ったエネルギー補給とストーブの暖かさに癒されちゃいました。
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PM 1:30  山中湖交流プラザきらら 
 蕎麦屋さんで満腹となった重い身体を引きずりながら歩くこと40分で
 駐車場に戻ってきました。
 
 鉄砲木の頭(左の茶色の山)の雪も少し少なくなった様な気がします。
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このルートは、後半はバスの時刻をうまく使いこなすと
 もっと、効率的に周回できそうです。

初めての雪山を経験するならお勧めのルートです。


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