2019年08月

グリンデルワルド
前日の夕刻に到着した私たち、
グリンデルワルドも、この日は雨が降っていたらしくて、駅に到着したら見えるはずのアイガーも山頂は雲の中。
宿泊予定のホテル「アルテポスト」は、駅から街の中央を走る車道を徒歩10分ほどの通りから一歩山側にはいた場所にある(もちろん、荷物もあったのでホテルの車がピックアップ)。ホテルの部屋からは、ツェルマットと同じくアイガービューの部屋なんですが・・楽しみは翌日に。
まだ、日没まで時間もあり、そして、この日は水曜日。夏の期間に午後8時から街の中央通りを車通行止めとして夏祭り。屋台などがでるらしくブラ歩きと夕食をとった。この辺の話は新田次郎宿泊のホテルとの奇遇な話もあり後日に食事編としてレポします。

そして、ベルンで出会ったNさんご夫婦も同じホテル(この翌日から行動を共に)。 

<ホテル アルテポステ>フロントは4F(地上階)にあり、私達の部屋は2F降りた階。この建物の裏側にエントランスあり。
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そして、夜はあけて、あっというまに翌朝。予報では、今朝から翌日まで御日様マーク。
期待したホテルの部屋からの眺望は、この通り。裏切ることのない素晴らしいパノラマが広がっていました。
アイガー(3970m)を西側から一望できます。また、西側にはヴェッターホルンも一望できる素晴らしいロケーション。
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山頂には、雪が残っていますが、昨日の雨も山頂は雪だったとか。アイガー北壁は山頂真下の部分ですね。
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グリンデルワルド初日の予定(半日ガイド付き)。地図参照(クリックで拡大できます)。
グリンデルワルドからバスに乗りメンリッヒェンに。
そこから、ユングフラウヨッホ起点の駅クライネシャイデックまで約2時間ほどのハイキング。ここでランチをとり
ガイドさんと分けれた後半は、クライネシャイデックからユングフラウヨッホまで登山列車で上りヨッホ観光とアイガー隣のメンヒの肩にある小屋まで雪田トレイル(往復2時間)。そして、列車を乗り継いでグリンデルワルドに戻る一日です。
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グリンデルワルド駅 バスターミナルでメンリッヒェン行きのバスに乗車。通年は、ゴンドラがグリンデルワルド駅の次のグルント駅から営業している様ですが改良工事で運休中。
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ここからは、バスからの写真ですが、
ツェルマットも良かったですが、この景色!!

これぞ、夢に憧れた   the SWISS!!
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黄緑色の草原は、全て牧草地です。アルム或はアルプと呼ばれていますが、このグリンデルワルドにはXXXXアルプという地名が多いのでアルプが一般的なんでしょう。

その緑のアルプ地帯をバス一台がギリギリの車道を上手に登っていくバス。車道にはガードレールの様な景観を損なうものは一切ありません。
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次第に高度があげていくとアイガーの背中側から
 メンヒ4107m、ユングフラウ4158mが見えてきた。ユングフラウ三山と呼ばれています。
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 メンリッヒェン 
バスにのること1時間でメンリッヒェンに到着。
このグリンデルワルド最初のトレッキングというよりもハイキングコース「メンリッヒェン-クライネ・シャイデック」は、ユングフラウ三山を眺めながら歩けるナンバー1人気コース。私達はグリンデルワルド側からバスできましたが、このメンリッヒェンを挟んで反対側のヴェンゲンからはゴンドラで上がってこれます。
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左側がユングフラウ。そして、谷を挟んだ先の白い崖の上にある集落がミューレン。
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本当に崖っぷちに村なんです。実は、日本を出発する前にアルプスウェイの日本の担当の方から移動日に是非と進められており気になっていました。ユングフラウ地方の一番西側に位置しており、ここから見る三山の夕映えが見事とか。
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その高台から落ちる落差のある滝。
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さて、ここからクライネ・シャイデックまで一時間30分の行程。
ちなみにシャイデックとは峠という意味なんで、クライネ峠ですかね。
そして、今日のガイドさんはグリンデルワルド担当のYさん。ちゃきちゃきの大阪っ娘。小柄ですがパワフルなオーラが出ていましたよ。同行のメンバーは、Nさんご夫婦。ゴルナーグラートでも一緒に歩いているので気心通じたパーティーで出発 ♪♪
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このルートは、クライ・ネシャイデックまで終始緩やかな整備された下り道。歩きはじめは、手前の山でメンヒ・ユングフラウが隠れてしまいますが、花も咲いている緑の牧草地の先にグリンデルワルドの街、そして後方にはヴェッターホルン。英語風に呼ぶとウエザー(Weather)ホルン。お天気山かな。今もそうかもしれませんが、この山への雲のかかりかたで明日の天気予報をしたとか。
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ハイキングルートの周辺は、お花畑。ここも放牧地なんですよ。
例年だと花は6月下旬から7月中旬とのことですが、今年は残雪が多くて開花時期がおくれ8月のこの時期に、この開花状況は珍しいとのこと。今年は、ヨーロッパは猛暑だったのですがスイスの山は少し状況が違ったんですね。
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写真の題材になる様な景色が続きます。
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そして、どうしても他のメンバーから遅れがちに。
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メンヒが見えてきました。右手の山を巻いたルートは、この後でユングフラウ三山の眺望ルートへと。
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そして花の種類も増えてきました。花の写真はクリックで拡大可です。
フラワートレッキング隊参上 グリンデルワルドの花々
1.ホタルブクロ   2.トリカブト こちらの花、日本のものより毒毒しい色合い。
3.リンドウ(こちらの) 4.アルペンローゼ(ツツジ科の花)
アルプス三大名花 アルペンローゼ、エーデルワイス、もうひとつがリンドウなんですが、まだ撮影できていません。
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1.グラウェ・アルペンドスト         2.シラタマソウ。
3.エフデタンポポ(磐梯山でも咲いています) 4.マツムシソウ(日本のアルプスでも良く咲いていますね)
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1.オトギリソウ           2.シラタマソウ。
3.ハクサンフウロ? アイガーフウロ?  4.バフンアザミ(現地ガイド命名) 
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進行方向先の巨大な岩壁が近づいてきた。威圧感を感じてきます。そして、この巻き道の先が展望スポット兼休憩スポット。
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ユングフラウ三山
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そして、この展望ポイントにカウベルを鳴らす放牧牛が自由に草を食んでいました。牛は、前方から近づいてくださいね。
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太陽もお昼近くになり、アイガー北壁も朝の真っ黒な壁から少しづつ岩肌も確認できる様になってきました。
ここで以前から肉眼で確認したかった場所、アイガーグレッチャー駅の展望窓。そう、この絶壁には窓があるんです。ここが舞台となった悲劇の映画「アイガー北壁」を観てて記憶に残っている場所です。
アイガー北壁
https://www.youtube.com/watch?v=ZJlE4Qa6dl0
現実の話ですが、この悲劇もザイルで。 ここでは、ザイルの結び目が・・・・。youtube予告編の最後のシーンがアイガーグレッチャー駅の窓から(当時はガラス窓は無かった。)
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場所は、このあたり。実は、この日には確認できず、ホテルで写真を整理しているときに発見。
このアイガーの山の中にトンネルが貫通していること自体驚愕です。
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別の日に、違う角度から撮影した窓です。写真中央部の平べったい人工構造物です。
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 現在は、このアイガーグレッチャー駅では列車は停車しません。唯一、反対側の氷河をみれるアイガーメイヤー駅に停車します。
 一方でユングフラウの山容は日本語読みで乙女(若い女性)という名前にマッチしない複雑な山容で小峰の合間から氷河が流れ落ち夏の季節でも雪に覆われた山容。アイガー北壁の雪もつかない絶壁とは対照的です。
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アイガーの絶壁が手の届く様な位置関係まで近づいてきた。
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アイガー山頂に人影がいないかと望遠で覗いてみる。
こちらからの角度では緩やかな山容の様にみえるが、イモトのイッテQでも紹介されていますがナイフリッジな稜線を歩くルートだ。
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おとなりのメンヒを覗くと二人の人影が。メンヒへの登頂を達成した様子。
(この日の午後にユングフラウヨッホ雪田歩きで多くの登山者を目撃)。
アイガー登山前には、必ず、このメンヒでのトレーニング登山が必要とされます。
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ここで、クエッション?(世界ふしぎ発見のノリで)
ガイドYさん:世界最年少でアイガー北壁を踏破した方を御存知?
答え:ガイドYさんの同郷の先輩、モンベル社長の辰野さんです。
この時に登山道具の重さに苦労したことから、モンベルの快適な山道具・衣類の事業へとつながったそうです。志が大事なんですね。

そんなアイガー談義をしているうちに
クライネ・シャイデック(クライネ峠)が見えてきました。グリンデルワルドから上ってきた登山列車は、ここが終点となっており、ユングフラウヨッホ行き或は、峠の先におりる路線へとつながっていきます。
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この駅を見下ろすレストランにて本日のランチ。
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ランチはテラスを利用。
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そして、本日の昼食。スープとパスタ。シュリンプがぷりぷりで美味しかったです。
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そして、今日の半日コースのガイドして頂いたYさん。秋には日本に戻り、海外から日本の山にくるお客さんのガイドをするとか。このノリは、吉本ですね。
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今日のレポの最後にアイガー北壁の写真と北壁踏破ルートです。
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北壁踏破した最初の日本隊ルートは赤の直登ルートです。このメンバーの一人がゴルナーグラートでツーショットで収まった今井通子さん。
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そして、ガイドのYさんがポロリ。
私も、登っているんです~(勿論、北壁ではないですが・・・イモトも登った9番のルート)。
(((( ;゚д゚)))  Nさん共々、吃驚。そして、マッターホルンも。それを知っていたら、もう少し山の話を聞けたのにな~


クライネ・シャイデックからのパノラマ写真。
クリックで拡大可能です。雰囲気を味わってみてください。
写真 2019-08-08 18 41 35

写真 2019-08-08 18 40 29

それでは、次回は
クライネ・シャイデックからユングフラウヨッホ、雪田歩きのレポへと続きます。




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8月3日~8月6日まで滞在したツェルマットとも、別れの朝。
青空は無く、低い雲が昨日と同じくマッターホルン東壁にかかっている。
スッキリした姿を眺められたのは到着した日と翌日の二日間だったけど、初めてのツェルマットでは上出来でした。

 この移動日、お天気がよければ今日の移動先であるグリンデルワルドに直接向かわないでユングフラウの南側に位置するエッギスホルンとアレッチ氷河傍のトレイルを歩く予定でした。
 しかし、昨日ギリギリまで天気予報と睨めっこした結果、天候の回復が期待できず残念ながら断念することに。そのときの為に、Bプランで用意した計画は、SBBをベルンまで戻って世界遺産の街ベルン観光です。







スイスは鉄道の国・・なんて、良く知らなかった私たち。
写真 2019-08-07 15 50 52  日本の様に国内いたるところまで鉄道網が張り巡らせており、それと何より有り難い確かな時刻表。今回お世話になったアルプスウェイ担当の方から乗り換え時間5~6分の行動計画をもらったとき、
「え~、海外で、この乗り換えってありえるの~」と大いに疑問でしたが、ほぼ、日本並みに列車ダイヤは正確です。 そして、さらに頼りとなったアプリ「SBB Mobile」。

  乗換案内「スイス版」でバス時刻表ともリンクしています。
これがあったので、乗り遅れても目的地さえわかっていれば心強い味方です。この日も、当初予定より一時間早い列車に乗車。乗り継ぎも問題なし。

 そして、もう一つ
今回の旅行で使った「スイストラベルパス」。私たちはフレックスを購入。指定した日の公共交通機関が乗り放題。これがあれば、チケット購入することなく乗車できます。(ヨーロッパには改札がなく、直接に車両に乗り込みます。

ツェルマット発8:37の登山鉄道に乗車し、約1時間後にヴィスプ駅でベルン方面の列車に乗り換え。
ここまで、乗っていた赤白ツートンカラーの登山鉄道は、ツェルマットへ折り返し運転。
次回、この列車にのるのは、いつ頃でしょうか。
写真 2019-08-07 16 54 23

写真 2019-08-07 17 18 46ヴィスプ駅で乗車した列車は、
往路も通過した長いトンネル(レッチェベルクベーストンネル)をぬけて山脈の北側にでると、車窓はすぐに雨粒で覆われてしまった。
スイス旅行の中日(なかび)、
昨日のヘルンリ小屋ピストンの疲れをとるのに良い休日だったかも。後半戦のグリンデルワルドに備えて。




















 ベルン市内観光  

スイスの首都ベルンの駅は、大きな駅。荷物をあずけるコインロッカーを探すのに悪銭苦闘。
降り立ったホームの位置が悪く地上階にあがったところにはなく、今一度、ホームに戻り、別のルートから地上階に!! そこで、ようやくコインロッカーを発見。
そして、コインロッカー探索中にゴルナーグラートで一緒だったNさん夫婦と偶然にも再開。
彼らも、この日が移動日だったんですね。Nさん達とは駅で別れて、列車の中でスマホで検索した急場しのぎの観光コースを雨の散策。

<連邦議事堂> とにかく、世界遺産に登録された旧市街方面に足をむけて歩いていると石畳の広場に噴水が間欠泉の様に吹き上がる場所にたどり着いた。その広場に建っている緑色の大きなドームの建物がスイスの連邦議事堂。ヨーロッパでは比較的新しく20世紀初頭の完成。
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<ベルナー・ミュンスター ベルン大聖堂>
更に歩いていくと、遠くからも存在感のあったベルンの象徴「ベルン大聖堂」。尖塔の高さは100.6m。344段の階段を上ると旧市街を見渡すことができる。(後で、この場所に戻り上がってみました)。教会内はステンドクラスや5040本のパイプオルガンなど見学したのですが、入り口には「NO PHOTO」の注意書きがあったので写真なし。・・・・でも、かなりの人が写真を撮っていた。なに????
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ヨーロッパって感じですね。正面入口にあるのが彫刻『最後の審判』。234体の小像によって、神に選ばれた人々と地獄に落ちていく者たちを表現しているそうです。
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そして、これらの彫刻の前に細いワイヤーが。最初は蜘蛛の巣??なんて思ったのですが、鳥の侵入防止なんですね。
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大聖堂から南側に回り込むと緑豊かな見晴台。
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この見晴台からは、市内を流れるエメラルドグリーン色の美しいアーレ川と旧市街の古い建物群を眺めることができる。
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<クラム通り・旧市街>
ここで大聖堂の通りから一本北側の通りに移動すると、旧市街の中央通り「クラム通り」。この通りに面した建物はアーケード付きの通りとなっており、色々なお店が軒を連ねる。日本のお酒のお店もありましたよ。でも、感心したのは旧市街の景観を維持していること。これは、日本も参考にしたいですね。
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そして、この通りにあるアインシュタインの家。24歳のときに結婚した当時に住んでいたアパートが公開されています。ここに住んでいた3年間のなかで「特殊相対性理論」などの論文を発表した住まい。3Fまで登らなければなりません。
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そしてクルム通りを時計塔にむかう。時刻は、そろそろ午後1時。期待して10分前からスタンバイ。
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天文時計と仕掛け時計。毎時56分から動き出すとのことで待っていたけど???動かない。
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調子悪い???。周囲の観光客も怪訝な顔。そうしているうちに、午後一時に。
とすると 「カーン!!」
後ろから、That's IT!!

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え???。それは無いよね。 私はミュンヘンの仕掛け時計の動きを期待していたのに。
これは、きっと、何かのトラブルだ。一時間後の午後二時に再び訪れよう~。

それまでの時間、先ほどのベルン大聖堂の尖塔を上る・・(有料です)。
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閉所恐怖症の方は、無理かも。兎に角、長い。螺旋階段、目が回る~。
でも、上がり切るとベルンの街並み、そして、旧市街の明るい茶色がかった屋根の美しさ。
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動画も撮影してみましたが、少し屋根の色がちらつきます。



クリックで拡大可。1191年にツェーリンゲン公ベルヒトルト5世が、アーレ川に囲まれた小高い丘という地形をいかして築いた砦にはじまり、13世紀に自由都市となり時計塔のところまで発展し、その後もそのエリアを拡大・・・
1191年? 1192年(いいくに)造ろう鎌倉幕府の前年ですね。歴史ある街並み。中世のヨーロッパの街が残されているということで・・・世界遺産に登録。
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さて、大聖堂からの展望を楽しんだ後、
午後2時!! 時計塔にもどります。こんかいは動画です。


さて、時計塔の残念なパフォーマンスも2回もみるとお腹もすいてきた。
ベーレン広場のレストランでスイス版ピザとビールで簡単なランチ。結構なボリュームでしたよ。
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<ベルン駅> ベルン駅に戻ってきた。流石に疲れてきたが、相方さんはお土産売り場トレイルに。
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私は、マッサージ機で熟睡。 気持ち良かったな~。すると、ピアノの音色が聞こえてきた。そういえば、駅に到着したあたりから耳元にピアノの音色が聞こえていたような気がする。
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音色のする方向にいくと・・・・お~!! ストリートピアノじゃないか。YOUTUEとかBS-NHKでよくやっているやつ。引いているのはキャップを被った若いお兄ちゃん。中々のものでしたよ。
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それでは、その一部を!!



  グリンデルワルドへ 

午後4時4分のベルン発の列車に乗車。この頃になると雨もあがり時折青空もみえるまで回復。
列車は、ツェルマットルートとの分岐ポイントであるスピーツ駅からツーン湖という大きな湖の湖畔を走る。
ここの景観は、列車が湖畔のすぐ傍を走ることもあり、美しい湖と民家とのコラボが絶妙です。
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車窓の旅!! 

一時間ほどでインターラーケン・オスト(東)。 グリンデルワルドへの登山鉄道に乗り替えます。
そして、いよいよ グリンデルワルド。乗り替えてから約30分で到着。ベルンからは一時間半の行程です。
写真は別の日に撮影。いきなりの岩山、これはアイガーではありませんよ。
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ホームの北側を見上げると、厚い雲におおわれた岩肌も荒々しい壁 アイガー です。
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それでは次報から、グリンデルワルド報告とします。
乞うご期待。



  ヘルンリ小屋から下山した私達、
明日は、離れなければいけないツェルマットの街をぶら歩き。

その前に、今回のスイス遠征の前に購入した本「アルプスの谷 アルプスの村」を紹介します。
昭和36年に新田次郎さんが約3ケ月にわたってスイスアルプスを旅行した紀行文で、今回のスイス遠征の2拠点(グリンデルワルト・ツェルマット)が冒頭100ページわたって記載されています。
58年経過していますが、当時の景色と今回私達が滞在した雰囲気とに違和感がないことに吃驚。お勧めの書です。 そのツェルマットで新田さんの訪れた「山岳博物館と遭難者墓地」を、ヘルンリ小屋から下山した後でいってみた。
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ツェルマット ゴンドラ乗り場からのマッターホルン。
天気予報は正解だった様です。パラパラと雨も降ってきました(直ぐにやみましたが)。
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宿泊ホテル近くを流れるフィスパ川(白く濁った)の右岸側を歩き街の中心部にもどる。
(今朝は、川の反対側を歩いてきました)
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街中心部から少し外れると静かな落ち着きのある雰囲気がスイスに今いる実感を味合わせてくれる。三角形の屋根をもった建物、シャレーといわれるスイス独特の建物です。
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下流にむけて歩き進むこと10分程でホテルJulen
前日の夜に
ツェルマットで最初で最後のレストランディナーを食べたホテル。
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 8/5 Dinner @Julen スイス料理 ラム肉が定評。お値段? ご想像にお任せします。
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このホテルを左折すると
フィスパ川を渡る橋・・・通称 日本人橋と呼ばれている様ですが、今や大陸の方々のほうが多くいます。でも、日本語の工事案内表示。 ツェルマットのなかでマッターホルンが最もきれいに見れる場所で、今は新しい展望デッキを建設中。街のなかでKYなクレーンが目立ってましたが、この工事が原因です。
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流れる川の下流側をみると、私たちのホテルと部屋がみえています(→)。
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橋を渡ると右手に共同墓地。
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新田次郎が訪れた遭難者墓地は、この共同墓地の反対側、ホテルからも眺められる大きな教会の建物の裏にありました。
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墓碑には故人のピッケルでしょうか、新田さんも書かれていた錆びたピッケルが飾られています。
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そして、新田次郎も撮影していたクロスの墓碑。マッターホルン初登攀のあとに遭難した一人の墓碑です。COA_1950

遭難者墓地から教会前の広場にでると、大型のテントの様に、ガラス張りした建物がマッターホルン・ミュージアム(旧山岳博物館)。 展示フロワーは、このエントランスの地下1F・2Fにわかれている。ここでのお目当てはマッターホルン初登攀のあとの悲劇の遺産「切れたザイル」が、保存展示されている。
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https://www.zermatt.ch/en/museum

写真がピンぼけとなってしまっていますが、初登攀したウィンパー一行7人。
その初登攀の下山時に、先行4人のパーティーと後続の3人パーティー、その二つのパーティーをつないでいたザイル(といっても細縄)が切れた!!
 その先行パーティーを先導していたフランス人ガイドのクロス(先ほどの遭難者墓地のクロス墓碑)。二番手の英国人が滑落し、クロスの背に落下、続いて3番手、4番手と巻き添えに。5番手にいた地元ガイドのタウグワルダーは咄嗟にザイルを固定したが、この二つのパーティーをつないでいたザイルが切れたことで4人が滑落遭難してしまうことになった。しかし、切れなければ7人とも滑落したともいわれる。
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そのときに使われたザイルが、当時のままで展示されている。
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この初登攀と悲劇は、このミュージアム内で短編映画として映写されていた。

ミュージアムから外にでると真正面にあるホテルが
「ホテル・モンテローザ」
その初登攀隊のリーダ ウィスパーの宿泊したホテルであり
新田次郎も宿泊したホテル。
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このホテルの前の通りは、ツェルマット駅までつなっがており
街のなかで最もにぎやかな通りだ。

その雰囲気を少しだけ動画にて。  




さあ、いよいよ
明日はグリンデルワルトへの移動日です。

スイスの旅も後半へ









 ツェルマット Day3 

夢の様な時間は、刻々と過ぎ去っていきます。
  ツェルマットの予定した滞在3日間も
  いよいよ、最終日を迎えてしまいました。

し・・しかし、ここまでのビギナーズラッキーも最終日の天気予報は、午後から雷雨予報。
現地ガイドさんから紹介されたiphone天気予報アプリ「MeteoSwiss」。これが良くあたる様です。
(クリックで拡大可)
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と、なると
3日目の行動計画が難しい。そして、今日は、午後4時半に翌日のグリンデルワルド移動に備えて先行して大きな荷物をだす予定もある。

前夜、中々予定が決まらない。

そして、朝、起きると予報に反して雲も少なく午前中は何とかもちそう。
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ただ、マッターホルンに雲がかかった状態は昨日と大差がない。そうすると、マッターホルンが眺望できるルートよりも、マッターホルンに近いルートが良いのでは・・・と。相方さんの強い強いリクエストもあり、マッターホルン登山の前衛基地「ヘルンリ小屋」へのピストン登山を午前中に計画することとした。
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ルートは、初日のシュワルツゼーまでゴンドラで移動して、ヘルンリ小屋へと続く尾根道を田戸っていくルートだ。片道のコースタイムは2時間20分。ガイドさんのアドバイス、コースタイム×1.2~1.3すると3時間近くかかる。そして、何より、最近では歩いていない標高3000m以上の空間と久々の登山。
標高差約800mが、どんなものなんでしょう。

朝食をとると、前日に買っておいた携帯食(バナナなど)をザックにつめこみ
初日と同様、ゴンドラ駅までの歩き。
ここ道幅が広いですが、ボーっと歩いていると電気バス・電気タクシーが背後にいることが多いです。
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シュバルツゼーに上るゴンドラから麓から登ってくる登山者を眺める。長い登り道ながら、この標高は森林限界を超えており草原の眺望のきく道だ。
一昨日のガイドさんの話では、地元の方は登りは自力、下りはゴンドラや登山鉄道をつかう人が多いそうですよと。今回、すっかり、下り専門の登山になってしまった私たち。日本に戻って大丈夫でしょうか。
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am 8:48  <シュワルツゼー 出発>
二日前にはガイドさん達と降りたシュヴァルツゼー。
今日は、私たちだけの初の単独行動です。前方のブライトホルンからモンテローザの稜線は雪煙の様な雲が早い動きで流れている。今日の山、風が強そうだが大丈夫か?
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分岐道を左折しヘルンリ小屋(標高3260m)への登山道に取り付く(直進すると、初日のシュワルツゼー)。
この時間帯の登山者は少なく、200m程先に男性一人が最初の登り坂を歩いているのみだ。
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そのシュワルツゼーを見下ろすポイントで一枚。湖畔の礼拝堂が可愛い。
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最初の50mばかりの山道を登り切るとマッターホルンの黒い壁が目の前に迫ってきた。
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ここで、休憩していた先行の男性に追いつく。
カメラの撮影をお願いされたので、代わりに二人の写真も撮ってもらった。
この方、3000m超えの登山は初めてだと言っていたが、この後に再び先行してもらうが
結局、途中で追い抜いてしまった。
ルートは、この背景の写真の左側のルートはとらず(冬場のスキーゲレンデだと思う)、
右側の荒涼とした丘への急登を再び進むことになる。
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途中から草もなくなり、ガレた道となる。
遠くに「槍ヶ岳」みたいな山、ツィナールロートホルンか・・。
手前のゴツゴツした稜線がウンターガーベルホルンの峰々か。
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この上り坂を登り切ったところに
夏季休止中のゴンドラ駅。ちょうど、風の通り道なのか、風が強くなってきたので上着を着る。ここで、この風だと、その先が少し不安な気持ちになってきた。山友ヒラさんがFBで若いときにマッターホルン北側斜面をスキーで滑ったといっていたが、ここが滑降開始地点だったのでは。
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風も強くなり、天候の回復の兆しもなさそう。少し、ブルーな気持ちに。
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そして、ルートも大きな岩山の東側をトラバースへ。まずは、鉄製階段を上り、切り立った崖に張り出す様に設けられた架橋をつたい歩きます。 
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トラバースルートが終わると岩山の北側へと山を一跨ぎ。
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北側斜面は緩やかな斜面になっており、その先には
オーバー・ガーベルホルン、その奥に槍ヶ岳がみえていますね。
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ここまで登ると、マッターホルンの威圧感ある壁が圧倒してきます。
その壁の間近な場所に建てられた白い箱型の建物がヘルンリ小屋。手の届く様な位置関係に見えますが
これからが長い。このあたりから、小屋から下山してくる人たちも増えてきた。
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私達のホテルのお客さん(日本人)で、この前々日に、このルートで下山してくる85歳の日本人のお婆さんにであった話を聞いた。85歳で3000m超の登山、世の中にはスーパーな山女子がいるんですね。

am 9:52  <ツェルマット直登ルートとの合流P>
右に下っていくと、初日に通過したスタッフェル。
この合流Pから、小屋までコースタイムで1時間。標高も、もう少しで久々の3000m超えだ。
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前方の白い目標ポイントまで
この後に約350mの急登が待ち構えている。標高差のイメージは、八ヶ岳の行者小屋から赤岳天望荘の標高差かな。ただ、どこにルートがあるのか、この場所では良くわからない。
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大きな岩でガレたルートを登り進む。
ここで、自分にちょっとしたアクシデント。大きな岩のステップを左足で、ちょっと無理な体制で踏み込んだときに足の付け根に痛みが・・・・。「ヤバイ!」
幸いにも、その後の歩行に大きな支障はなかったものの、なるべく左足で踏み込まずに小さなステップで登っていくため、相方さんとの距離が空いていく。
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ルートは、鉄階段が設けられているので、想像よりも安全。
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稜線の東側は、氷河の後退したエリアで
緑はまったくない氷河が消えた後の砂地と岩礫の大地が広がる。
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この1時間が特に長く、白い建物が見えているのに中々近づかない。
気が付くと、当初心配していた風も、いつのまにか穏やかになり久々に額から汗が流れ出す。
足のほうも、何とか大事なく歩けている感じ。
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残り、わずか。
下山ですれ違った人たちから
「ALMOST!!」と声をかけてくれる。なんか、心と心が通じている感じで嬉しい。
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am 10:45-休憩-11:15  <ヘルンリ小屋>

 シュヴァルツゼーから約2時間と若干コースタイムより早くにヘルンリ小屋に到着。
小屋の前には広いテラスがあり、グレーシャパラダイス・ブライトホルン・モンテローゼ、それらに連なる山々の大パノラマを展望できる。・・・・でも、弱くなったと言っても休憩には少し寒い。
小屋の中のレストランでコーヒーと紅茶で暖をとりながら休憩。
写真 2019-08-06 17 44 59

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マッターホルン東壁。
北壁との稜線をヘルンリ稜線といって、マッターホルン初登頂したルートで今でも、このルートが一般ルート(勿論、ガイド要)。初日のガイドさんOさん、そして、この後のグリンデルワルドでお世話になるガイドYさんも、このルートからマッターホルンを登頂。若さって凄いな~。
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クリックで拡大可
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小屋にあったノートに記帳!! まるで、登頂した様なコメント!!
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もう少し、ゆっくりしたいところでもありますが
午後から天気は下り坂、早めに下山することに。

小屋からの下りでは、登りで余裕なく見れていなかった北側の山々の荒々しさをあらためて実感。
穂高から槍ヶ岳を見通した景観だが、規模は、こちらがはるかに大きい。

オーバーガーベルホルン(左)とスイス版槍ヶ岳-ツィナールロートホルン(右)
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そして、昨日のゴルナーグラートとリッフェルホルン(ブログ作者命名:ゴルナー天狗岳)
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シュヴァルツゼーのゴンドラ駅や、休止中のゴンドラ駅も眼下によくみえる。
そして、登ってきたコースも。
anigif

そして、マッターホルン東壁の根元から広がる元氷河の荒涼とした景色
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ここまで下ってきて、登りで写真を撮ってもらった男性と再会。
「もう、登ってきたの?」と。こちらも、「グッドラック!!」と握手して別れました。

海外にきても、山登りという共通したゴールに人種をとわず心が触れられる、これは観光では中々味わえなかった経験。
ところで、日本では山ですれ違うときの挨拶「こんにちは!!」
この日は、
「Hello ヘロー!!」 90%
「Bonjour ボンジュール!!」 5%
「Hi ハイ!!」 5%
  ボンジュールはフランス語圏、ハイは、米英語圏かな。 ほぼ、ヘローで通じます。
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急坂をおりきると、ほっと一息。
この時間帯になると、登山者の数が多くなってきますが、
昨日のゴルナーグラートと違って大人数のパーティーもいなく、快適な山歩きです。
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この岩場に白い花、
日本にもありそうな花ですが「ケラスティウム・ラティファリウム」 学名はラテン語?
親しみを覚えないなあ~、
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ツェルマットへの分岐ポイントからは、スタッフェルから登ってくる登山者の姿も遠望できる様になった。
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荷物が大きいけど、マッターホルン登山者?
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岩山のトラバース架橋。
これがないと、このルートは成立しません。ありがたい架橋です。
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ガイドさんが言っていた
スイスは展望の良い場所には、必ずベンチがある。
その通り、この場所はツェルマットの街などの展望ポイント。
時間的に余裕もでてきたので、ここで持参したバナナで休憩。
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オレンジ〇が私たちのホテルです。
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モンテローゼ方面には夏雲。
この日の午後には雷雨予報。雨に降られる前に下山できそう。
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ホタルブクロ属の一種だと思われる花
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シュヴァルツゼーに戻ってきた。
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pm 1:00  <シュワルツゼー>
  ヘルンリ小屋から1時間45分でシュヴァルツゼーに戻ってきた。
  (昨日の24時間TVで土屋太鳳ゃんの中継がありましたね。)
  久方の達成感で、気持ちはレストランでビール!!
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おつまみにパスタ。ボリュームあって一人前で二人のお腹は満腹!!。
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日本でも7月は天候に恵まれず山歩き無し、今回は6月の八ヶ岳いらいの山登りとなり美味しいビールを頂けました。ツェルマット最終日のトレッキングは、これにて終了。まだまだ、歩きたいルートや山があるんだけど日程が足りないな~


本日のログデータです(クリックで拡大可)。
写真 2019-08-25 8 55 41



湖巡りからの続き

午前中の湖巡りトレッキングのゴール駅
リッフェルアルプでガイドさんと別れた私達
午後は、午前中にご一緒したNさんご夫婦と
スイスを訪れたならお勧めナンバーワンの呼び声たかい
「ゴルナーグラート展望台」へ。
この展望台からのマッターホルンを始めてする4000級の山々の展望も良いですが
なによりも、この高山より派生した氷河と氷河のせめぎ合い
これが見どころの展望台。

リッフェルアルプ駅から
歴史あるゴルナーグラート鉄道(1898年開通)に乗りこみます。
旅行本では、
「眺めの良い電車トップ10」を選ぶなら
ランクインまちがいなしと呼ばれる車窓の景色を少しだけ動画としました。



リッフェルアルプ駅から約20分程で終点のゴルナーグラート駅に到着。
到着駅からのパノラマ写真(クリックで拡大可)。

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左からモンテローザ、ブライトホルンの巨峰、その巨砲に挟まれた
ゴルナー氷河の優雅な曲線をえがく造形美。
そして、これら稜線の先に遠くに雲をかぶったマッターホルン

The観光地!!
観光定番の撮影ポイントで一枚、マッターホルンが残念。
実は、これは取り直しの写真。
白人の青年にシャッターをお願いしたら
見事にマッターホルンが隠れていてしまった。

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そして、わたしは、今井通子さんとのツーショット。
マッターホルン・レディーとして
世界で初めて欧州三大北壁征服した女性として
称えられていました。
三大北壁とは、グランドジョラス・アイガー・マッターホルン

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学生時代に読んだ新田次郎「銀嶺の人」は、この方がモデルです。

ドーム型のクルムホテルの右側の坂道を登りきると
広い展望台がまっている。

おや、観光スポットなんだけど以外に観光客がすくな~。
昨日のガイドさんも、言っていましたが
この展望台の狙い目は、午後のこの時間帯。
朝8時台には、ツェルマットの駅でも行列ができる位に混み合うそうです。

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ここでもパノラマ写真で雰囲気を味わってください(クリックで拡大可)。

写真 2019-08-05 19 41 58


そして、このゴルナー氷河の大迫力(クリックで拡大可)。
ゴルナー氷河のとなり、シュバルツ氷河
氷河は白銀に輝いている・・とは、いえず、汚れていた。
山肌を削り取った瓦礫などが混じっているのだろうか。
ガイド付きで氷河ツアーもできる様ですよ。

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ブライトホルン・氷河・相方さん

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サングラスの女の子
我が家の孫娘SARA位の年齢だろうか。

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一回り、展望台で時間をつぶし駅に戻る。
この後は、Nさん達と
リッフェルベルクまでのトレッキングルートを歩くこととした。

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マウンテンバイクのルートと被っている様です。
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このトレッキングルートは
ブライトホルンから派生する氷河ビューのルート。
間近にせまる氷河は迫力ありです(クリックで拡大可)。

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ゴルナーグラード鉄道が登ってきた。
どこかで車窓の旅のテーマソングが聴こえそうです。
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BGMを想像してご覧ください。


左から、シュバルツア氷河、ブライトホルン氷河、ウンタラー・テオドール氷河

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ゴルナー氷河は、お隣の氷河が合流している様です。

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氷河の美しい曲線美。
その先には溶けた氷河の小さな滝

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砂地の傾斜面からガレ場の丘に登る。
こちらの屋根に使われる石も、この石が使用されるのだろうか。
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この丘からは眼下に
天狗の鼻の様につきでたリッフェルホルン(日本だったら、天狗岳か)が見える。
その傍には、逆さマッターホルンが美しいとされているリッフェル湖。

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古今東西、ケルンは石積みで造られるんですね。
その奥にブライトホルン

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こちらの氷河も、後退してきているのだろうか。

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ブライトホルンとツーショット。

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さあ、リッフェル湖におりてみよう。

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残念ながら、湖面にはさざ波がたっていて
逆さマッターホルンにはならず。
そのマッターホルンを遮る雲もあつくなってきたようだ。

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ならば、相方さんに逆さになってもらいましょう(拡大可)。

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むー・・・・、微妙。
戻っておいで~

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リッフェル湖からリッフェルベルク駅まで約20分ほど。

八ヶ岳? 槍ヶ岳? 白馬岳?の様な
日本だったら、主役級の山々なのに
すっかり脇役になった山々を眺めながら下っていきます。

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傍に再び、グルナーグラート鉄道の軌道に近づいてきた。
調度、下り電車。

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リッフェルベルクの駅舎が見えてきました。
その裏にゴンドラの駅も見えますが
昨日ランチをたべたフーリとゴンドラでつながっています。

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雲がなければ
マッターホルンとのベストアングルなんだが・・・・

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リッフェルベルク到着

マッターホルン、完全に雲に中に・・・とおもいきや
東壁側なんですね。北壁側はクリアーな状態に見えていますが・・・

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リッフェルベルク駅

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改札口の様なゲートがありますが
購入したチケットをゲートにかざすことで開きます。
ツェルマットの登山鉄道・ゴンドラ全てが同じシステムです。

午後3時前の登山鉄道にのり、ツェルマットへ下山。

楽だな~、交通手段があると。
ところで、この日のランチは?????忘れてた~!!

以上

ツェルマット 滞在二日目 山旅、終了!!

次回は、ツェルマット最終日で
終日、私達の計画ですが・・・・
天気が下り坂。


さあ~、どうする。








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