トーミの頭で・・・zekkei 浅間山
車坂峠・・・13:25
ビジターセンターにてトイレを借り
本日第二部のスタート。
実は、この日に浅間クライムヒルのイベントが開かれており
写真の交通規制がしかれていた(下山時の片づけ後に撮影)。
この時間から登って早くにおりても16:00まで
車をつかえない。
慌てることなくノンビリ登ってきましょう。
登りは峠近くの表コースから登る
まずは、車坂山まで緩い傾斜の登り路を
歩く・・・。
とはいっても、一旦は下りから平坦なルートになじんだ
足にとって、緩くても案外きついものだ。
そして、車坂山を越えると
下りと前方には登り返しの道が見えている。
(帰りには登りたくない、この坂道・・間違いなく中道だな。)
鞍部から登り返しは大きな岩がゴロゴロの
歩きづらい登り路
車坂峠の自販機で買って飲んだ炭酸ジュースが
腹に残り身体が重たい~。
且つ、こちらの斜面は風が通りぬけることがなく
暑い~。
樹林帯の暗い木陰に
ここにも石楠花のピンクが鮮やか~
この石楠花咲く樹林帯を抜けると
視野が一変に広がる。
ガレ場を縫いながら登っていく
頭上には夏雲と青い空が眩しい。
相方、余力十分で足取りも軽く先行していく。
先ほどまでいた水ノ塔山と東篭ノ塔山
夏山の縦走を想定すれば
よくある距離感。夏山訓練登山としては良いロケーションかな~。
後方には四阿山。雲もスッカリとれて新緑が美しい。
相方の秀作写真?
青空とイワカガミ・・てか?
この時間帯、流石にこのルートから下山する登山者も疎ら
まして、登ってる登山者も私達だけと思いきや
途中でソロの男性に道をゆずる。
次第に疲労の溜まってきた足に
この長い階段上の登りは
キツクなってくる。
すると先を歩いていた相方から
歓喜の声!
浅間山が見えてきた!!
左手の岩峰トーミの頭と
浅間山(前掛山)
今回、相方は初めてだったので
この風景に感激した模様
展望スポット傍のお馴染み噴火避難シェルター
役にたったことあるのかしら???
槍ケ鞘・・・14:20
トーマの頭と浅間山のツーショットをとらえられる
展望ポイント「槍ケ鞘」
足を延ばして正解でした
トーミの頭の荒々しい急斜面。
生でみると大きな壁を登るイメージです。
今回は、このトーミの頭までと決めていたので
本日最後の登り。
でも、浅間山を眺めながらの登りは
快適そのもの
水ノ塔山では咲いていなかった
ハクサンイチゲ
脱兎の如く山頂に・・・いや「トーミの頭」に
到着した相方からの上から目線ショット。
後方は佐久平
トーミの頭・・・14:40
トーミの頭は、
浅間山の外輪山の一番南側にある絶壁を持つ岩峰。
由来は遠見(とおみ)から来た様な諸説ありますが
どうなんでしょう。
私は、一時期・・谷川岳のトマの耳と名前が頭の中で
被ってしまっていました。
そんなことはどうでもいいのですが
何しろ、ここからの展望は最高です。
幸いにも風も殆ど感じることもなく
周囲の展望を楽しむことが出来ました。
浅間山と裾に広がる湯の平に緑の絨毯
草すべり
朝の天気次第では、この草すべりを下りて
浅間山(前掛山)に登る予定だったのだが
次回の楽しみということで
外輪山
黒斑山、蛇骨岳、仙人岳、鋸岳などの外輪山の山々の連なり。
(黒斑山は左手で写真には写ってません)
この稜線から賽の河原へ下りられるルートを通称「Jバンド」と呼ばれますが、
浅間山からみて、このルートが「J」の文字の様に見えることから
名づけられている様です。
黒斑山方面から下りてきた団体グループに
日本山岳会のツアーガイドの方がおられて
その方のガイドに耳を傾けさせてもらいました。
元々は、浅間山はこの外輪山を主裾とする3000級の山だったものが
何度かの噴火を繰り返し
現在の様な3重外輪山を持つ活火山に変貌したとのこと。
このJバンドにある地層は、その歴史を研究する上で貴重な証拠とのことです。
次回はJバンドから浅間山周回ルートを歩く
きっと・・・
西の方角には八が岳
この時間帯になって、雲もとれ
全山容があらわれてきた。
それでは再会を誓って
下山しましょう。
最近、花の撮影に凝っている相方
浅間山とハクサンイチゲ
急坂を下ったところで
下山ルートの分岐
左手が登ってきた表ルート
右が中ルート
車坂山での登り返しをさけて中ルートから下山
しかし、このルート
残雪がとけたばかりのドロドロ道
途中、ガレ場の展望スポットで
午前中に登った篭ノ塔山方面
ここを走っていたトレラン選手達は、今、どこを走っているのだろう
このルートは急坂もなく
足に優しい下山ルート
この辺りになると春蝉の鳴き声が騒々しい
その春蝉の鳴き声の合間に
自動車の排気音・・
浅間ヒルクライムの実況放送と
激しくドリフト走行する車のタイヤ音が聞こえる
もしかして、最後にレースでもみれるかな??
笹原の道を過ぎると
車坂峠
なんと、私達が峠に到着する直前に最後の疾走車が走りさった後。
残念!!
車坂峠・・・15:45
高峰林道に戻ってきた。
縦列駐車していた車も半分ほどに
今日一日、久しぶりに良く歩いた~
でも、不思議と疲労感は全くなし
何しろ、展望と高山植物の花々で癒された花旅でした。
☆☆☆☆☆☆
帰りは、
前回ひらさんから紹介して頂いたあぐりの湯
何しろ、この浅間山塊のパノラマを観ながらの露天風呂は最高です。
今日一日の長い一日を思い出しながらの水ノ塔山
小さな山ですがアルプスを思わせる様や高山ハイクできる
お手軽な山です。こうち的には◎の山でした。
本日の山行ルートを改めて
(クリックで拡大可)
コースタイム:
高峰高原ビジターセンター(9:00) 高峰温泉(9:13)
水ノ塔山(10:06) 東篭ノ塔山(10:50-昼食-11:40)
水ノ塔山頂(12:23) 高峰温泉(12:55) 車坂峠(13:20-13:25) 槍ケ鞘(14:20) トーミの頭(14:40-15:00) 車坂峠(15:45)
沿面距離: 11.9km
累積標高: 1042m
お付き合い有難うございました。