2014年03月

5回目の雲取山頂に


小雲取をすぎると前方に雲取山避難小屋も間近にみえてくる。
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雲取山荘にむけての巻き道分岐の道標も
すっかり雪の中。巻き道のトレースも無いように見えました。
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この分岐先の登りで
外人さんのトレールランナーに追い抜かれる。そして、
その先には、こうち隊の前方を歩いていた親子が休息中。
ちびっ子ヤマ屋さんに「やっと、追いついたよ~」
「良く頑張ったね~」と声をかけて親子に先行、残すは
山頂に向けたラストコーナーを曲がり、
いよいよ、最後のストレートに・・・。
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そこに待ち受けている白い大きな壁!!
無雪期は、九十九折れの急斜面ですが、
この日は、トレース跡にある様に直登のみ。
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相方さん、「先に登る??」
と聞かれれば先陣をきるしかないですね。
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直登のぼりに挑戦!!
雪質もシャーベット化しつつあり
一歩一歩がスリップしがちの難路。
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そして、後方を登っていた相方さんは、
・・・なんと、先程、休息を取っていた「ちびっこヤマヤ」に最後の最後で
追い抜かれてしまいました。先程の声かけで再びスイッチ入れてしまった?
お父さんは後方・・です。
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14:45 :雲取山山頂  

御馴染みの山梨県側の山頂。
富士山の雲に覆われず、今日一日機嫌が良かったようです。
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そして、御馴染みの埼玉県側の山頂標からの富士山。
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山頂標の高さ分かります?
ちなみに2年前の秋に撮った写真がこれです。
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約1.5mの積雪はあるでしょうか。

そして、この写真を撮って頂いたのは
先程のちびっこのお父様。
この春から小2とのこと。そして、驚くことに、すでに100名山は30座を登っているツワモノ。
将来は、どんなヤマ屋さんになっているのでしょう。

流石に、この時間帯で日帰り登山の方は山頂にいなく
奥多摩小屋に宿泊予定のちびっ子&お父さんと山頂で別れて
こうち隊は、今日の宿、雲取山荘に下りていく。

想像通りに雪でガチガチの状態でしたが、普段は岩や木の根っこ等の障害物が
すべて雪の中でアイゼンを履いていれば特に危ないこともなく下りることができます。
唯一、岩場のところは部分的にアイスバーン化しており要注意。

そして、シラビソの林の合間からは・・
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浅間山と手前のギザギザ稜線は両神山。
今日は、北方の山々も青空に恵まれたお天気だったようですね。
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雲取山荘の赤い屋根が見えてきました。
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15:20 :雲取山荘

普段は登山者で賑わう山荘前の広場もひっそり。
積雪量も半端でない量です。
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留浦駐車場から、なんと7時間半と約1日がかりの雪山歩き。
少々、お疲れ気味。
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山荘前のテーブルも完全に雪に覆われ竪穴式テーブル状態に。
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山荘のチェックイン時に聞いた話ですと
2月の大雪には2mの積雪量だっとか。


そして、この日の宿泊者は約40名とのことで
部屋貸切状態。
そして、その部屋には山荘名物のコタツ付。
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流石に部屋の空気は冷え切っており(長野の単身赴任生活が思い出される)、
コタツには顔出すだけの亀さん状態で冷え切った身体を暖める。
(相方さん、この後で亀さん状態に)。

北側に面した部屋の窓からは、夕闇せまる浅間山と両神山のシルエット。
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夕食は午後6時から~。
実は、こうち隊、山小屋泊まりは
過去に穂高岳山荘の一回きり。
あの時は紅葉シーズン真っ只中で込み合った食堂でしたが、
今回は8人掛けテーブルで5卓ほどの混み具合。
ゆっくりとお隣の方との会話を時間を気にせずに楽しみながら夕食を頂きました。
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そして、冬場の楽しみは山荘前からの
東京都心の夜景。これは三脚を持ち込んでいなかったので
この写真が限界。前日の夜が更に綺麗だったとか。
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山荘の夜は・・・8時30分に消灯・・。
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お休みなさい~。

ビューティフル サンデイ!!


山荘の朝食は朝の5時から。
朝食後の楽しみは、この季節、山荘から眺めることができる御来光。
東の空が濃いピンクに染まり。。。
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御来光です。
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シルエットの方は、山荘前で幕営された若い女性。
良く寒さに耐えたもんだ。

御来光に満足。
そして、トイレで出すものは出して・・・
そうそう、夏場に使っていた外のトイレは冬季には雪に埋まってしまい
使えませんが、屋内の冬季のトイレは凄く暖かく快適の二重丸です。

6:43 :雲取山荘
山荘出発のピークから少し遅れて山荘を出発。

雪面はガチガチに凍り付いていたので
相方さんにはピッケルを持たせて再び山頂に登っていく。
しかし、朝一番のこの登りは
スイッチの入っていない身体には辛く、一歩一歩が重い。
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身体も火照ってきたが
周囲の空気が余りにも冷たく。ザックに持った水が既に凍りつき始めた。
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山頂まで、あと一息。朝日の陽光が氷の世界から脱せる様で嬉しい。
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一足先に山頂に到達した相方さん、
何かテンション上がっている様です。
山頂からの
あの人は・・・どうなんでしょう。
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下山編につづく・・・・

山に本格的に登り始めて8年目。
最近では月に二座のペースで登っているのですが
リピートしたい山を選ぶとすれば
それは「雲取山」。

なんといっても、
展望の石尾根歩きは何度行っても
飽きることの無い大展望を楽しみながらの山歩きができる。
リピート登山の楽しみは、同じ山でも目に映る山々の色合い、道端に咲く山花、
肌に感じる風、昆虫、小鳥の囀りなどなど・・・その折々で違った楽しみができる。
これまで、2009年の初登山以来、4月に2度、5月と10月に一度づつ登ったが
唯一、冬季の雲取は未体験。

ということで、
お彼岸の3連休の中日と最終日を利用して
まだまだ雪の残る雲取山に5度目の登山に行ってきた。

今回のルートは、
いつも使用していた小袖駐車場が林道の土砂崩れによる通行止めで使えない為、
奥多摩湖に面した留浦駐車場を利用し雲取山荘に一泊のピストン山行とした。
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雲取山 山行のまとめ
3/22-晴れ◎:留浦駐車場(7:52)-小袖登山口(8:41)
-水場-休憩(9:45=10:04)-堂所(10:20)-七ッ石小屋-休憩(11:20=11:40)
-七ッ石(12:10-12:15)-ブナ坂(12:24)-奥多摩小屋-休息(13:05=13:27)
-小雲取山(14:10)-雲取山(14:45-14:53)-雲取山荘(15:20)
3/23-晴れ◎:雲取山荘(6:43)-雲取山(7:13)
-小雲取山(7:50)-奥多摩小屋(8:15)-ブナ坂(8:40)
-七ッ石小屋(9:11=9:33)-堂所(10:20)-小袖登山口(11:20)
-留浦駐車場(11:57)


それでは、本編へと続きます。

白の回廊 雲取山



7:52 :留浦駐車場  

7時半に到着では鴨沢の駐車場は勿論空いているわけなく
留浦駐車場まで戻り駐車。

留浦から鴨沢の登山口まで
バスで一区間の歩きは調度良いウォーミングアップ。
予報の天気通りに空には雲ひとつな青空。
鴨沢駐車場の向かいに登山口(左写真)。階段を登り派出所横に設置された
ボックスに登山届けを提出。ここから民家横を通り、そして杉林をぬけて
いつもの小袖駐車場に(右写真)。
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ヤマレコからの事前情報にもあったが所畑から上ってきたと思われる車が駐車
していた。鴨沢から約200mの標高差を今回は歩いてのスタートで少しハンディーを
しょった様な損な気分。

小袖登山口からは日影には雪が残るものの、あの大雪は何処に消えてしまったの?
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そして今回は初めての冬季シーズンなので落葉した木々で周囲の眺望も目を楽しませてくれる。
青空に聳える吊尾根状の石尾根も白化粧が残っている様だ。
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水場を少し通り過ぎた先にある広場で小休憩し
生姜湯と今川焼で、この先のロング山行に向けてのエネルギー補給。

堂所を過ぎ暫くあるくと左手の木々の合間から白いあの方の優美な姿が目にはいる。
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手前の雁腹摺山の山陰から顔を覗かしている様が奥ゆかしさを感じる。
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富士山展望ポイントを過ぎて暫くすると登山道も全面雪に覆われてきた。

七ッ石小屋を経由しないブナ坂への巻き道は
崩落地帯があるということでマムシ岩先の七ッ石小屋直登ルートを選択。

11:20 :七ッ石小屋  
七ッ石小屋のベンチで再び休憩。
長い雪道で思った以上に疲労が蓄積している様で
今日は中々ピッチがあがらない。

小屋の先の展望ポイントから富士山を望む。
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雲が少しかかり始めてきたが、絵に描いた様な富士山と雲の図。
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そして、ここに来て気になるのはトイレ!!
そう、七ッ石小屋に新しいトイレが完成(左上)。
オープンは今年の5月連休からとのことですよ。女性には大歓迎でしょうね。
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この休憩タイムで10本刃アイゼンを装着。
小屋の直ぐ上部のブナ坂と七ッ石山との分岐(沢のあるポイント)も
水場も雪に覆われていましたよ。
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今回は時間も余裕があるので七ッ石山経由。
何しろ、最初の雲取山以来の七ッ石山。ルートもよく覚えていないのですが、
冬道ルートなのかトレース跡も直登。
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雪は硬く良くしまっていたので余り苦にはならない。

石尾根に到着。白の回廊が鷹ノ巣山先まで続く。
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朽ち果てた七ッ石神社・・5年前には、もう少ししっかりしていたと思ったが。
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神社を過ぎると前方には七ッ石山山頂に続く最後の登り。
心なしか空の青も色濃くなった様な気がする。
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もう直ぐで素晴らしい眺望が見えるはず・・・
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5年ぶりの七ッ石山!!
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富士山にかかる雲も多くなってきた。
雲取山頂まで富士の眺望が保たれるかな~。
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南アルプスの白峰には雲ひとつもなく、御馴染みの美麗な稜線が青空に映えている。
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展望を楽しんだ後はブナ坂に下り、本日の目的地「雲取山」に歩を進める。
ブナ坂の先の石尾根には雪がない箇所もみられるが
その先の稜線には白い帯の様なルートが山頂まで続く。
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望遠で雲取山頂避難小屋にズーム。
手前の山は、小雲取山。雪の量も多く雪山を楽しめそう。
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何を眺めてるって??
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やはり南アルプスの峰々に思わず目を奪われてしまいます。
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12:24 :ブナ坂通過  
いよいよ、これからが石尾根歩きの本番。
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しかし、この数日の暖かさで雪も後退気味。

石尾根、御馴染みのダンシングツリー。
そしてお隣にはダンシングガール?
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一時期は、雲で覆われそうになった富士山も
まだ艶やかな姿をみせてくれてます。
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前方の山塊は飛龍山。雪が深そう~。
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前方にはちびっ子登山者の後ろ姿。
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堂所手前の水場近くで休憩しているときに
追い抜かれたお父さんとちびっ子のペアーです。

ちびっ子のペースはお父さんに負けない速さで
この後で、その秘密を山頂にて教えてくれましたが
それは後のお楽しみということで。

ヘリポート辺りは陽だまりだが、この辺りから雪の量も多く
雪山歩きを楽しませてくれる。
トレースはずれても踏み抜くことがなく、とっても歩き易い状態でした。
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ヘリポート先の禿山がヨモギの頭。
右手のピークが小雲取山、そして中央奥にみえるは雲取山。
まだまだ、距離が残されております。
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13:05 :奥多摩小屋  
奥多摩には既にテント数針張り。登山者が思い思いで冬の陽射しを浴びながら
休息していた。
こうち隊も、ここで本日3度目の休憩で
簡単な昼食をとることに。

山荘での夕食が6時なので昼食時間が遅くなりすぎると夕ご飯が食べれそうになさそうで・・
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小屋傍らの乾いた土手で富士山を見ながらの昼食タイム。
本日の昼食は・・・今川焼き&おにぎり・・・本日、何度目??
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20分ほどの休憩の後で
本日、最後の急登、ヨモギの頭と小雲取への直登へ進む。

ヨモギの頭の急坂も無雪期は九十九折れの道が続くが
冬季は・・直登のみ。雪質も陽射しの浴びて若干シャーベット状態化し
滑りやすい上り坂。
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これ、・・結構、きつかったです。

そして、小雲取手前の急坂では
前方に・・いたいた!! ちびっ子だ!!
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お父さんの背中を一生懸命追いながら登っていく。
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後方からみていると動作の無駄がないバランスのとれた登り方でしたよ。
ほれぼれしちゃいます。

そして、こうち隊の順番ですが、終わりの無い坂道の様で
ため息が登る前から出そう。
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14:10 :小雲取山  
少し、格好つけてますが、
疲れを消すテレポーズ・・「富士を見るの図」。
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さて、こうち隊は
さきのちびっ子登山家に追いつくことができるのでしょうか・・

つづく。

本日の山頂一番のり、
心配された山頂での風もさほど強くなく、
そして何より青空と暖かい日差しが嬉しい。
山頂は余り広くなかったが潅木の中の広場の雪を踏み固めて休憩場を設営。
ここで簡単な食事・・・と言っても、今朝は久方ぶりに5時前に出発したのでお腹は空腹状態でカップラーメンでお腹を満たす。
ひらさん達も思い思いの軽食タイム。
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前方には山頂部が若干ガスっている四阿山。
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そして、東側の浅間山も残念ながらガスってる状態。
(下山後にはお天気は好転し浅間山山系の山々の全容を眺められた。)
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お腹も満たされ今日の予定は下るのみ。
この山頂直下の急坂は無理をせず
シリセードにて下山開始。←スベッチャッタだけなんですが・・泣
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さすがにこの斜面はシリセード滑降は無理ですが・・
この白い雪の斜面の麓には高峰温泉の姿も。
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時折吹き付ける地吹雪に見舞われることも雪山ですが・・
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スノーシューハイクの醍醐味はノントレースの雪面に自分のトレースをつけること。
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よっしゃ!!
 俺も!! 駆け出すこうち!!
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撃沈!!
スノーシューで足を引っ掛けてしまいました。
でも、サラサラの新雪で気持ち良い。
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相方さんも、ご機嫌のスノーシューハイクを楽しんでます。
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高峰温泉に戻ってきました。
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水ノ塔山をバックに記念写真。
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冬季仕様のキャタピラ4駆。格好良いですね。
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ここからはスキー場までキャタピラ道を下るのみ。
ひらさん、おもむろに取り出したスーパービニール袋。
キャタピラ雪上面で、大はしゃぎ!!
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トレースを外すと膝頭までうまっちゃいます。
(スノーシュー外しています)。
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黒斑山の雪景色もきれい。そして、浅間山にかかっていたガスもとれて
青空が広がってきた。
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朝は登山前の高まった気分で気がつかなかったゲレンデ横の
アクセス道路。長~い帰り道。・・疲れました。
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12:50 :アサマ2000スキー場  
駐車場に戻ってきた。
休憩込みで4時間半のスノーシューハイクでしたが
足腰には疲労感いっぱい。

この後、昼食に小諸の街に下りて
シデさんご紹介の蕎麦屋さんで昼食。
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昼食の後、シゲさんとabeちゃんと別れて
こうち隊は、ひらさんと浅間連峰の雄大な絶景ポイントにある
日帰り温泉「あぐりの湯」に。

入浴料も500円と安く何しろ館内も広くゆったりとした休息スポット。
そして露天風呂から眺められる浅間連峰が素晴らしいの一言。
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露天風呂では撮影できなかった浅間連峰パノラマ。駐車場から撮影。
(クリックで拡大可)
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午前中には峰々を覆っていたガスも完全に抜けてしまい
これが浅間といわんばかり絶景パノラマをみせてくれました。

そして、この峰々の少し奥にある白峰が本日の水ノ塔山。
小さなピークですが雄雄しい姿は格好いいですね。
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高峰高原からは黒斑山が人気がありますが
今回の水ノ塔山は登山者も少なくスノーシューハイクを楽しむには
登りは少々きつかったですが、下りは雪原を自由気ままにトレースをつけながら
歩くスノーシューの醍醐味を楽しむことができました。

今回、お誘い頂いたひらさん
ほぼ、今回のルートの殆どを先頭でラッセルして頂いたシゲさん。
今年、100名山踏破間近のabeちゃん。

ご一緒して頂いて有難うございました。

また、どこかの山で機会あればご一緒しましょう。

水ノ塔山 スノーシューハイク


今シーズンの冬山、
思いかけずに2月には冬山が東京にやってきて
例年では味わえない高尾山と景信山の雪山を楽しんだ。

そして、冬山シーズン最後の
弥生3月には本格的な雪山でスノーシューハイクをしようと
3月8日(土)に高峰高原にある水ノ塔山に登ってきた。

今回の山行に誘って頂いたのは
御馴染みのブロ友登山隊、長野隊代表 ひらさん
 今回のルートご案内人の
ひらさんの山友、下仁田のシゲさん
        秩父のabeちゃん
そして、こうち隊の合計5名のプチオフ会でした。

今回のルートは、
アサマ2000スキー場から高峰温泉、そして水ノ塔・・積雪の状態では
籠の登山へと足を伸ばそうとしたのですが、
想定以上の積雪で水ノ塔までのピストン山行となりました。
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コースタイムは・・
水ノ塔 山行のまとめ
3/8-晴れ◎:アサマ2000スキー場(8:10)-高峰温泉(8:36-8:50)
-うぐいす展望台(9:04)-SS巻き道(10:06)-水ノ塔山頂(10:23=休憩=11:07)
-高峰温泉(11:58)-アサマ2000スキー場(12:50)

それでは、本編へと続きます。


トンネルを抜けると・・・そこは・・・
表妙義・裏妙義を眺めながら上信越道のトンネルを通過し佐久平にでると小雪舞う曇天の空。
いや~、今日は久々に外したかな~と思いながら
チェリーパークラインを待ち合わせ場所の高峰高原ビジターセンターに向けてアクセルを踏む。
すると・・・あ~ら不思議。
中腹を過ぎると空には青空が広がってきた。
ただ、外気温はドンドン下がってきて車坂峠では氷点下13度。
今回の山行に暖かい陽光は必須です。後は風が・・どんなものか??

トイレに立ち寄った高峰高原ホテルから眺めた佐久平に広がる雲海。
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この雲海の中で車を走らせていたのですね。

高峰高原ビジターセンター駐車場での待ち合わせ時刻8時前に全員集合。

簡単に挨拶をすませ今日の登山スタートポイントのアサマ2000パークスキー場に移動。

まだまだ、駐車場にはスキー客は疎ら。登山者も私達以外には誰もいない様子。
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8:10 :アサマ2000パーク
ゲレンデに沿ってつけられた雪上車のトレースにそって下っていく。
前方にそびえている白い山肌の山が本日のターゲット「水ノ塔山」。
そしてその奥には東籠ノ登山が頭を覗かせている。
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水ノ塔山の麓に見えるゲレンデの左側に高峰温泉があり、そこまでキャタピラトレースが続く。
この雪上車は高峰温泉客の送迎用だとか。

8:36 :高峰温泉
駐車場から30分若で高峰温泉に到着。
標高2000mの雲上の温泉として有名。露天風呂もある様ですよ。
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ここで、先月に景信山で活躍(?)したスノーシューを履いて雪原へのスタンバイOK!!
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送迎用の雪上車後方にはスキー場のゲレンデ、そして、その奥の森の頭上に雪タップリの水ノ塔山です。
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登山口道標も雪に埋もれて辛うじて案内標を確認することができる。
積雪は230センチとのこと。
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雪質も高尾の雪と違ってサラサラのパウダースノー。
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ここで、今回の水ノ塔山行メンバーの紹介!!

秩父のabeちゃん!!
そして、後方の相方さんの旧姓とニックネームは「アベちゃん」
新旧abeちゃんのそろい踏みでした。
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そして、何より
彼女は100名山まで残り三座とのこと。
・・何が残っているかって? それは秘密です。
以外に近場のナイスな山を残している様です。
(こうち隊は、そのうちの二座は登頂済み)

そして、御馴染みのひらさん。
今日はカンジキで頑張ってました。
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最後に、今回のルート案内人「シゲさん」!!
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下仁田のシゲさんといっても
妙義神社まで5分のところにご自宅があるとか・・。
この辺りの山域はお庭の様なものでしょう。
今回もシゲさん無しでは山頂までたどり着かなかったかも・・。

山行ルートにもどりましょう。
高峰温泉の登山口近くにはあったトレース跡も
気がつくとなくなっており、完全なノートレース状態に。

↓おっとっと・・ひらさん、どこ行くの??
白いキャンバスに自分の足跡を残す快感、この醍醐味を味わいたかった。
・・・・このときは・・・・
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9:04 :うぐいす展望台
最初の展望スポットは、うぐいす展望台。
水ノ塔山から東籠ノ登山に連なる稜線
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この展望台から樹林帯を鞍部まで下り再び登り返す。
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そして再び展望のよい尾根道の登りに。
この辺りは風が強いのか雪も締まっており歩きやすい。
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風で削り取られた自然の造形シュカブラが美しい。
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中腹より大きな岩も多くなり夏道の矢印がルートを示す。
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ルートは樹林帯方面に。この辺りになるとスノーシューでも膝辺りまで沈みこむ。
こんな雪道でもシゲさん、黙々とラッセルしてくれる。
大変申し訳ない限り。
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ということで、
途中でラッセルをかってでる「こうち」
・・ところが、20m足らず登ったところで息切れでアウト!!
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息も絶え絶えで・・・この後でひらさんにバトンタッチ

まだまだ、ノートレースの雪道は続く。
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そんな雪道を登っているとシゲさんが、
写真右下にある小さな道標板をさして
この辺りにスノーシュールートが樹林帯に向けてあるんだがな~と首をかしげる。
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この道標を無視して直進すると
頭上に山頂が見えるのだが、そのルートは夏道コース。
滑ってしまうと崖下まで落ちてしまう危険地帯。
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再び、先程の道標地点まで戻ると
流石、シゲさん!! スノーシュールートを木立ちに中に発見。
こんなところ、ルートがあるなんて分からないよね。
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このスノーシュールートは夏道を避ける為に山頂を群馬側にぐるっと一周するように回り込む。
なるほど、目印の赤布が吊り下げられている。
シゲさんが案内人で良かった。我々だけでは見つけられなかったな。
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しかし、群馬側の巻き道ルートは小さな雪庇や吹き溜まりが多く
足も膝頭うえまで沈み込む難路。これでもスノーシューだから進むことができたのだが
後ほど山頂で出会ったアイゼン登山者は坪足の連続で大変だったそうだ。
シゲさんのつけたトレースを快適に登っていく
ひらさんと相方さん:) :)
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こんな雪斜面、赤布の目印を探しながらルートをつくってくれたシゲさんに感謝感激。
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そろそろ、山頂かな・・・この雪道、御腹満腹状態なんですが~。
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10:23 :水ノ塔山 山頂  

スキー場から2時間少しで水ノ塔山頂に到着!!
勿論、本日の山頂一番のりは気持ち良い!!

2番手に登ってこられたご夫婦登山の方に記念写真を撮って頂いた:)
想像よりも風もなく
今日は、当初計画していた東籠ノ登山は諦めて
この山頂でゆっくりすることに。
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後編に続く。

※一部の写真はひらさん、シゲさん、abeちゃんから頂いた写真を使用しております。

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