2013年08月

ガスガスの唐松岳(続きです)


丸山ケルンから先は完全に展望を奪われたルート。
そして、斜度は余りないルートながら、
足が前に進まない・・。

そんな疲れた状態で気を紛らしてくれる道端の花々。

ゴゼンタチバナ 幾何学的な花のつくりが美しい。
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チングルマ(綿毛) 何方かの頭髪を思わせるような・・・
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視界はドンドン閉ざされてきます。
そろそろ山荘近くまで来ているはずなのだが・・・
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コバイケイソウの花、自分は若しかして初めて見る??
この花、3~4年周期でしか花芽がつかなく
今年は、その当たり年の様ですね。
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御馴染みの崖っぷちに架けられた橋を渡ると
山荘は、もう直ぐ。下山者とのすれ違いに気をつかいます。
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シナノキンバイ
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アオノツガザクラ
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ガスに煙る チングルマ花畑
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そして、この急斜面を切り通して作られたルートを回り込むと目的地。
視界10mほどでしょうか。
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9:20 :唐松岳頂上山荘  

ガスの中、いきなり山荘の赤い壁が目の前に現れた。
八方池山荘を登り始めたときには、この日も登っているうちに
なんとかなるのでは思っていましたが、思ったとおりにはいきませんね。
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表側に廻りこみましたが、宿泊客もいなくなった山荘は、どこか寂しげ。
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9:50 :唐松岳頂上  

完全に視界を奪わてしまいましたが、
山荘にデポして唐松岳山頂に。周囲の真っ白で、どこをどの様に登ったか全く分からない状況。
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山頂からの不帰ノ嶮そして白馬の峰々はオアズケに(泣)。

山頂でガスの露にぬれたイワギキョウ。
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山荘近くには、今年初めてのコマクサ。
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ガスガスの唐松岳 下山へ・・・・

本来の予定であれば、ここで早めのお昼を食べて
五竜に向けて縦走する予定だったのですが、
視界10m位のガスっている状態で、未経験の岩場を縦走するのは危険と判断。
それになにより、今日の体調が今ひとつ。

それでも未練タラタラのこうち隊。
ガスが取れるのではとの淡い期待を持ちながら
約1時間かけての昼食休憩。

結局、天候の回復は兆候させなく
「又、出直していらっしゃい!」と
送り出される様に山頂を後にしました。

皆さん、ご存知の様に
今回の八方尾根ルートは高山植物の宝庫。
下山路も柄にも無く夢破れた気持ちを花で癒しながらの
のんびり下山と相成りました。

シナノキンバイの園
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チングルマ 誰かの頭髪・・(シツコイか・・・)
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ウサギギク
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ハクサンコザクラ
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扇雪渓には多くの登山者が涼をもとめて休息していました。
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ここにもコバイケイソウ。
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シナノキンバエ・ハクサンコザクラ
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ハクサンフウロ
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かなり下ってきました。
前方に八方池。団体の登山客が、どんどん登ってきます。
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コバノコゴメグサ
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13:00 :八方池(午後のコーヒータイム)  
午前中より白馬のガスは少し抜けてきた様ですが、絵葉にある様な峰々に程遠い景観。
この湖面に映し出される山を観たかったのですが・・・・。
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池の周囲に群落していたクガイソウ
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登山道まで木道が備えられています。
疲れた身体には癒しのルートです。
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八方タンポポ
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青空も見えてきたぞ~。Newザックのデビュー戦は敗退に終わってしまいましたね。
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その青空もルート上のみで
白馬方面は・・・アチャー!!
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唐松岳山頂方面も快復の兆しなし。
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ウメバチソウ
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相方の目線の奥には、
昨年の夏に白馬からの下山路で使った鑓温泉から猿倉への長~いルート。
山の鞍部部分、小日向のコル。夏の暑い日ざしに苦労しました。
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第2ケルン先からは往路の散策路から外れて登山路で最短距離を下ります。
途中、見晴らしポイントで雄たけび!!「何なんや~、こんな天気~!!」
下界は晴れているじゃないですか。
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八方池山荘が見えてきました。
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14:20 :八方池山荘  

八方池山荘傍に・・・ヤナギラン
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五竜に向けた夢やぶれて
 リフトを下る・・・。
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今回は往復利用するつもりが無く片道切符だったリフトとゴンドラ。
もしや、当日券をみせれば往復割引になるのではと淡い期待の元、交渉するも×。
最後の最後までついていない週末でした。

しかし、この八方尾根は高山植物のお花畑が広がる素晴らしいルート。
展望だけでなく花旅のハイキングと割り切れば、楽しめるルートです。

リベンジ山行が、また一つ増えた八月最初の山旅でした。

お盆すぎると・・・夏山っていうのでしょうか?
夏山がお盆までとすると、ギリギリでお盆休み休暇の最後に
今年初めての夏山テン泊(一泊二日)で扇沢から鹿島槍ヶ岳に登ってきました。
 
 前日扇沢車中泊予定で向かった大町方面は雷雨の大歓迎で
  今回の山行どうなるのか危ぶまれたのですが、
    概ね良好の登山でした。
 
 近日、山行記事アップします(写真:爺ヶ岳ルートから鹿島槍)。  
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ガスガスの唐松岳


八月一週目の週末に
ブロ友ゆうゆう隊の山行記事に触発されて、唐松-五竜縦走を計画した。
今年に入って唐松には何度か計画するも天候不良・体調不良(腰痛)などで
中々実現できなかった山です。

今回も麓の予報は晴れマークですが登ってみないと分からない夏山。

早々にネタばれですが、
今回、
悪い予想がピッタシカンカン!!
麓晴れ、山頂ガスガスの典型的な夏山パターンで展望無し山登り。
初めてのルートで危険地帯でもある五竜への縦走も諦めて日帰りピストンと相成った次第。
敗退のもう一つの理由、久々のテン泊装備歩きに身体が音を上げたことも
恥ずかしながら・・・・・。

今回の山行ルートとコースタイムは
この通り↓
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唐松 山行のまとめ
8/10-麓晴れ◎ 山頂ガス:-八方池山荘(6:10)-八方池(7:00)-丸山ケルン(8:25)
-唐松岳頂上山荘(9:20)-唐松岳山頂(9:50)-唐松岳頂上山荘(10:10=昼食=11:10)-丸山ケルン(11:50)
-八方池(13:00=休憩=13:40)-八方池山荘(14:20)
歩行時間 6時間30分(休憩込み-昼食時間・小屋休憩除く)


8/9(金)会社を早々に引き上げて前日に準備完了していた登山装備を車に放り込み、自宅を7時30分に出発。
中央道・長野道と快調に飛ばし安曇野IC(昔、豊科IC)を下りて
目的地である八方温泉第三駐車場には10時30分に到着。
八王子から3時間で来れるんだね~。以外に近い白馬村。

ところが、それからの車中泊で
久々の山登りに興奮したのか眠れず、結局明け方に1時間程寝れた位の浅い睡眠。
これが原因かどうか、後々に響く。

5:13 :八方温泉第3駐車場 出発  
この駐車場併設のトイレにて朝支度を整えて出発。
空の様子は・・・昨晩、駐車場に到着した時には星空が広がり山の稜線も見えていた期待感抜群の空には灰色の分厚い雲が漂っています。
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徒歩10分でゴンドラ駅に到着。5時30分から始発にあわせて長い行列。
そしてゴンドラ乗車。このルートは途中の八方池までは観光ルート。
八方池山荘までゴンドラと二本のリフトを乗り継いで、一気に標高1820mまで高度を稼いじゃいます。
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最後のリフト グラートクワッドに乗り込みます。
そうそう、相方さん、先月ザックをテン泊用に容量アップの40Lに新調。
この容量が相方さんの限界の様ですが、ちっこいので50L以上に見えますね。
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6:10 :八方池山荘  
標高1820m 八方池山荘に到着。
高嶋政宏の北アルプス山岳救助隊にて度々でていた記憶が・・
ここでトイレ休憩し登山スタート。
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朝一の出発で人混み少ない散策道ルートを使ってまずはウォーミングアップ。
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そして、目を奪われる高山植物の花々。今回は展望が無いだけに八方の花々を中心に
写真をアップしますね。

シモツケソウ
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シラネニンジン
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イワシモツケ
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ハクサンシャジン
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お昼時には観光客で賑わう散策道も人も疎らで登りやすいルートです。
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ウメバチソウ
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イワシモツケ
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オドギリソウ
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夏の太陽は何処に???
高山植物の花々でテンション辛うじて維持しております。
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ハクサンチドリ
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タカネナデシコ
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さすが、観光ルート。木道も整備されて(多分、自然保護なんでしょうね)順調な出足。
前方頭上で登山ルートと合流します(帰路は登山ルートから下山)。
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その合流ポイントに、このルート最後のトイレがあり
少し登ったところに第二ケルン。
空の雲行きは、朝と変化なく相変わらずのドンヨリした様子。雨が降ってこないだけ良しとしましょうか。
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第2ケルンから緩やかな傾斜を登っていくルート途中に
御馴染みの人面「八方ケルン」。
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そして更に登り進むと・・・本来ならば不帰ノ嶮、白馬の峰々が広がっている展望スポットに。
今年の夏は天候を外してますな~。
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そこから尾根にそって登っていくと前方に池が・・・
八方尾根の看板スポット。
ちっけ~い~

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7:00 :八方池  

晴れていれば、この池に鏡写しに白馬の峰々が映りこんでいるのですが。
生憎と、このお天気では何も無しです。
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今回は池の淵には下りずに八方池の素晴らしい展望は次回にお預けです。

この八方池を見下ろす登山道には
 マツムシソウの群落地が広がっていました。
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そして、八方池をやり過ごしてから本格的な登山道に。
ルートはダケカンバ林帯に突入。晴天であれば木陰で癒されるスポットでしょうが、
遮光するべき陽射しも何もなし。
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この八方は八方池までは本来なら2500m以上の高山でしかみられない高山植物が特殊な
蛇紋岩と呼ばれる地質の為に低い標高で生育し高い標高にダケカンバ林が生育している逆転現象が
この尾根の特徴とのことです。

ハクサンシャジン
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ニッコーキスゲ
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樹林帯をぬけると尾根筋の南側斜面をトラバースしながら高度を上げていきます。
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前方の雪渓は扇雪田。雪田は良い休憩スポットですが、今回はパス。
この時、小雨そして時折日も差してくる微妙なお天気です。
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そして、もう一つ微妙なのは自分の体調。
右足のハムストリングスに違和感。久しくなかった違和感で歩くスピードも意図的にユックリに。
今まで以上に柄にも無く花の写真を撮りながら登る。
クルマユリ
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チングルマ
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チングルマ
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シラタマノキ
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扇雪田を眺めながら一登りすると
ハイマツと砂礫の平坦な広地にです。

8:25 :丸山ケルン  
丸山ケルンに到着。
絶好の展望地といわれる丸山ケルン、周囲は白いベールに覆われ展望は全く無し(泣)。
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丸山ケルンからは急登なく緩やかな登りが続くが・・・
 山頂方向は白いガスで覆われている。
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つづく

毎日、毎日の猛暑に身体も気力も溶けてしまいそうな毎日ですね。
 
ほんの少し過去ネタになりますが、7月の最終週に故郷 高知に帰省してきました
昨年の次男Bobの引越しなどで帰省していなかったので高知の夏は2年ぶり。
 
 
今回の帰省にはミッションが一つ。
 長男MACの彼女のご家族との初対面なんです!!
 
そして、対面場所は高知市内でも老舗の土佐料理割烹「鶴巴良(つるはら)」さん。
お店に向かう途中にて・・・高知駅前の土佐のヒーロ達も祝ってくれてる様です。
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 そして、鶴巴良さんに到着。高知駅から徒歩10分ほどの位置です。
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このお店は先方のお父様ご愛用のお店とか・・。
 普段では食べれない土佐料理を堪能させて頂きました。
 ご趣味が川釣とか・・・久々に土佐弁での宴席。楽しい夜でした。
 そうそう、最後に飲んだ栗焼酎。
   四万十栗の本格焼酎「ダバダ火振」。これ活けます。
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話はコロッと展開し
 
そうそう、私こと、こうちは高知に生まれながらも室戸岬に行ったことが無かったんですよね。
(正確にいうと通過したことはあり!!)
今回、実家の母と嫁さんと3人でドライブ。
西の足摺岬と違って俗化されていない観光スポット。
太平洋の淵にたって何を思うぞ、こうちさん😉
 
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高知市内では、このお正月に知った「ひろめ市場」。
ご定番の明神丸「鰹タタキ定食」を食べましたよ🍚  塩のタタキも美味です(写真)。
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 実家には、2年前に剣山で買って植えたキレンゲショウマの花芽が見事についていました。
(一昨日、実家の母が写メで開花した花の写真を送ってくれました)。
2年前の剣での夏が思い出されます。
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あっという間の土佐での夏休みも終わり、東京へ🚗🚙🚗🚙
夏の高知ー東京の移動はいつも夜間運転。
瀬戸内海に沈む夕日。瀬戸大橋からの夕陽も🌇期待していたのですが
この後、局地的豪雨で残念ながら次回のお預けに~
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 豪雨を抜けると
その先には讃岐富士のお椀型の山容が高速進行方向に
四国の玄館口が、この山です。この山麓と左折すると瀬戸大橋へと続きます。
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 また、もんてくる気にね~(^-^)
 

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