2013年08月

昨日は、6年ぶりにフットサル。
6年前までは、地元SCにて子供達のコーチ(ニックネーム)と壮年サッカーで週末はグランドに入り浸りの状態。
流石に、長野に単身赴任してからは生活もきつくなり・・そして、山登りの楽しさにはまってきた頃で、
担当していた学年の卒団と共に足を洗ったわけ。

昨日は、最近、近くに引っ越してきた仕事の同僚をクラブへの紹介方々・・遊ばせてもらいました。

昔のメンバーも多く残っており、楽しいときを過ごすことができましたが・・
今朝は、お尻の筋肉痛で・・ブランクを恨めしく思った次第。

鹿島槍ヶ岳・・最終章です。

冷池山荘-爺ヶ岳-種池山荘-柏原新道 下山の路



9:25 :冷池山荘  

一泊二日の短い時間でしたが、二日目の朝には鹿島槍からの素晴らしい眺望を楽しみ
満足感に浸った下山の開始です。
イメージ 1


山荘から鞍部まで下ったあとのザレ場の登り。陽射しを遮るものも無く写真では暑そうにみえますが
黒部川から吹き上げる風が冷たく以外にも暑さを感じなく登ることができてます。
鹿島槍には、この時間帯から既にガスが昇ってきました。
この時間帯、昨日は種池山荘から爺ヶ岳に向かっている途中なので、ほぼ同じ気象状態。
イメージ 2


冷乗越の道標が前方頭上に見えてきました。
大谷原までコースタイムで4時間。下山の時間は種池経由の扇沢ルートより短そうですが大谷沢では事前に
山荘でタクシーを予約する必要があります。
こうち隊は、予定通りのピストンで下山します。
イメージ 3


種池山荘付近にもガスが昇ってきました。
種池山荘、大稜線の小さな家・・て感じで可愛いですね。
イメージ 4


ザレ場を登りきり北尾根巻き路に取付きます。
ここまで登れば、あとは若干のアップダウンがあるのみ。
イメージ 5


剱は、昨日よりも青空が鮮明で美しい残雪による白筋を山肌に残してくれてます。
イメージ 6


爺ヶ岳トラバースは、ハイマツの海原を進む様な雰囲気。
イメージ 7



10:20 :爺ヶ岳中峰分岐  
昨日、パスした爺ヶ岳中峰への分岐に到着。
 ここで、相方、中峰をパス。先に種池山荘に向かうことに。
イメージ 8


中峰山頂から、鹿島槍。昨日の再現写真の様にガスが上がってきた。
イメージ 9


南峰、そして種池山荘方面にもガスが・・・
イメージ 10

この南峰、大町方面から春先に眺めると
山頂直下の雪形が種まき爺さんに見えるところから
爺ヶ岳の名前がついたとか。
 同じ様な名前の由来は、蝶ヶ岳、常念岳、五竜岳、白馬岳がありますね。

相方、すでに南峰に登り始めてます。
イメージ 11


中峰から巻き路におりて南峰の鞍部に降りようとした時には
南峰から降りる直前。中々、追いつかない。やけに早くない???
イメージ 12


南峰山頂への分岐から、鹿島槍を振り返るが
優美な双耳峰の稜線はガスに完全に隠れてしまった。
イメージ 13


相方、既に下りきってしまった。何を急ぐ??
イメージ 14


・・と、急いでいたわけでもなさそうで
相方さん、南峰からの下山途中で
しっかり、雷鳥をとってくれてました。
イメージ 23

イメージ 24


ハイマツの緑の海原を分けて走る白い登山路。
豆粒サイズの相方さんと、その奥には
悠然と聳える剱岳の雄姿。
イメージ 15


種池山荘のオレンジの屋根がアクセントになる素敵な景色だ。
イメージ 16


山荘に近づいた。コバイケイソウの白い花の園が夏の日差しを浴びて輝いていた。
イメージ 17



11:10 :種池山荘到着
偶然にも、昨日、冷池山荘に到着した時間と同時刻。 
イメージ 18


相方と合流し、お水補給をして最後の下山路に。

この時間帯、扇沢から登山者がひっきりなしに登ってくる。
しかし、日陰はあるこのルートだがお昼近くに温度も上がり
皆さん汗ダクダクの状態。やはり、早朝登山に限ります。夏山は!!
イメージ 19


駅見岬を通過。ゴール目標が見えてきた。
イメージ 20



13:42 :爺ヶ岳登山口
下山路、後半は暑さで
かなり参ってしまった。後半のピッチはあがらず漸くにして登山口に到着。
イメージ 21

ここで、ザックと相方をデポして
単身、駐車場まで愛車をピックアップしにいく。

その間、相方さん、木陰にストレッチをしていたそうな。
扇沢駐車場は入れない車の渋滞でベッタリ。
さすが、観光道路だけありますね。

今回、初めて扇沢を起点に鹿島槍を一泊二日のピストンで廻ったが
このルート延長線上には南には針ノ木岳、大雪渓があり、
そして北には鹿島槍の先には五竜に続く後立山の峰々が連なる
北アルプスの醍醐味を堪能させてくれるコース。

前週のリベンジも含めて
 また、訪れそうな予感を感じた一泊二日の山旅でした。




鹿島槍ヶ岳 Day2山行のまとめ
8/17-晴れ◎:冷池山荘テン場(5:00)-布引山(5:37)
-鹿島槍ヶ岳南峰(6:12-6:50)-布引山(7:26)-冷池山荘テン場(8:08=朝食=9:11)
-冷池山荘(9:25)-爺ヶ岳中峰(10:30)-種池山荘(11:10-11:25)
-石積みケルン(13:19)-爺ヶ岳登山口(13:42)-爺ヶ岳登山口(13:55)
歩行時間 7時間00分(休憩込み-昼食時間・小屋休憩除く)

イメージ 22

イメージ 1

6年ぶりにフットサル。
長いながーい
ハーフ15分
1000mは登ったな

Day2 鹿島槍に登る!!


夜半には、すっかり上空の雲は退散し
星空が広がる絶好の登山日和の朝。

4時に起床しテントの中で簡単な朝食をとり
朝のお仕事に山荘にヘッデン照らしながらの往復。
この往復ですっかり身体は目覚めた様だ。
イメージ 1


昨日、山談義に花を咲かせた小千谷組の皆さんは、
朝の3時30分に出発とのこと。既に、この時間帯には爺ヶ岳に取付いているところか。
安全な登山をお互いに!!

5:00 :冷池山荘テン場  
テントを其の侭の空身にて鹿島槍ヶ岳に出発!!
コースタイムで片道2時間10分。
昨日の午後に一瞬顔を見せてくれた鹿島槍。これから、あの頂を目指します。
左から布引山・鹿島槍南峰と北峰の双耳峰。
イメージ 2


立山連峰も、まだ朝のまどろみの中に。
イメージ 3


テン場を出発して直ぐのお花畑を通過しハイマツ帯の中にはいると直ぐに
鹿島槍との中間に位置する布引山にむけた直登が始まる。
空身ってなんて足が進むんだろう。今日は、どんな登り・登り返しでも平気な気がしてきた。
イメージ 4


布引山到着!!
イメージ 5


標高2683mで昨日の爺ヶ岳とほぼ同じ高さ。ここだけでも、パノラマを楽しむには十分な高さです。
イメージ 6
拡大可能です。

昨日から何回撮影したか、剱岳。
イメージ 7

左から前剣、平蔵の頭、カニのタテバイを経て山頂。
イメージトレーニングは出来ているのだが、実際に歩くのはいつのことだろう。
イメージ 8


遥か遠くの地平線上には御馴染みの槍穂の峰々が遠望できる。
イメージ 9


そして、更に南に目をうつすと八ヶ岳のシルエット。
イメージ 10


南アルプス・・・
イメージ 11


そして写真では明瞭ではないのですが、八ヶ岳と南アの中間に富士山の姿。
イメージ 12


布引山から鹿島槍ピークまでは前半ほど急斜面ではない直登が続く。
イメージ 13


今日の御来光は、地平線上の雲がかなり厚く残念ながら見ることはかなわず。
朝日に照らされはじめた高山植物。今日も一日が始まる。
イメージ 14


イワツメグサとトウヤクリンドウにも・・
イメージ 15


剱にも・・
イメージ 16


イメージ 17

・・モルゲンロートとはなりませんでしたね。

山頂まで、あとひと登り。
イメージ 19


6:12 :鹿島槍ヶ岳南峰
やはり、空身は早い!!
1時間チョッとで山頂に到達!!
イメージ 18


山頂からは、これまで鹿島槍に隠れていた五竜そして、先週無念のピストン登山唐松岳・・・。
その先には白馬三山が連なる後立山連峰の峰々が眺望できる。
最高のお天気だ!!
イメージ 20
拡大可です

南方には昨日から歩いてきた爺ヶ岳と稜線上には種池山荘。
イメージ 21

稜線上の白い点が山荘。
イメージ 22


双耳峰の相方、北峰。
イメージ 23


時間的には十分余裕で北峰に行って戻ることが可能なんですが
この頂きにて、もっとユックリ眺望を楽しみたい気持ちにかられ
北峰は次回のお楽しみに残すこととした。
(五竜-鹿島槍を次回には計画してみたいですね)

そして、その時には後立山の難所ルート、G4・G5そしてキレット超えが待っている。
イメージ 24


今なら、ひとっ飛びで飛び越せそうな気分にさせてくれる?!・・・・
イメージ 25



冷池-鹿島槍の花々たち


6:50 :鹿島槍ヶ岳下山開始
なんだかんだで40分近く、山頂で遊んでしまった。
イメージ 26

下山は、登りで撮影仕切れなかった花々を紹介しながら下りていきます。

タカネツメグサ
イメージ 27

イワツメグサ
イメージ 28

トウヤウリンドウ
イメージ 29

トリカブト
イメージ 30

ハクサンフウロ
イメージ 31

トウヤクリンドウと鹿島槍
イメージ 32


「セイクラベ」 相方さん・・背伸びしていないよね(笑)
イメージ 33


あっという間に布引山まで
イメージ 34


標高下がってくると
槍ヶ岳とも、そろそろお別れか・・
イメージ 35


稜線上の小さな種池山荘。
イメージ 36

イメージ 41


お花畑におりてきた
イメージ 42


ハクサンフウロ
イメージ 37

キンポウゲ
イメージ 38

チングルマ(綿毛)
イメージ 39

チングルマ(綿毛)
イメージ 40

????
イメージ 43

チングルマ
イメージ 44

シシウド
イメージ 45

コバイケイソウと鹿島槍
イメージ 46

クルマユリとウサギキク
イメージ 47


以上、冷池テン場近くのお花畑でした。
イメージ 48



8:10 :テン場  
やっと、テン場に戻ってきた。
なんと8時を越してしまった。
既にテン場には数張りのテントを残すのみ。テン場に取り残されてしまった(笑)。
イメージ 49


遅くなれば遅くで腹をくくって
剱・立山連峰の眺めながらの本日2回目の朝食を摂る。
何しろ、今日は陽の高くなった暑い時間帯に下山しなければならない。
剱岳を眺めながらのモーニングコーヒーは格別です。
イメージ 50



さて、後は下山のみです。

つづく

爺ヶ岳-冷池山荘


爺ヶ岳南峰より山頂巻き道におりる・・・といっても僅かなので
巻き道という誘惑は、ここでは湧くことは決してありません。

前方のピークが爺ヶ岳中峰、そして、その先の峰は北峰。
爺ヶ岳って三つの峰からなるのですね。
イメージ 1


目指す鹿島槍は時間の経過とともみ沸き立つガスで真っ白に。
まるで噴火口のようである。
イメージ 2

この稜線、長野側斜面は暖かく、黒部側は冷たい空気が稜線に向かって吹き上げている。
この空気の温度差で生じるガスなんですね。

朝の青空に次第に白い雲が多くなってた。
イメージ 3


稜線路と中峰山頂との分岐。
中峰の山頂には明日の復路で立ち寄ることとしパス。
イメージ 4


ガスが酷くならないうちに山荘に着こうと急ぐが、鹿島槍は完全に白い噴煙の中。
種池山荘を出発した時には冷池のテン場には11時位に到着予定。
テント設営してからも十分に鹿島槍に登れる時間帯だ。
登るか?登らずか?悩みながらの縦走。
イメージ 5


種池山荘方面にも雲が多くなってきた。
イメージ 6


今日は展望もよく飽きることが無い縦走路ですが、
なんといっても、黒部峡谷越しに悠然と聳えてたつ剱岳。
山頂直下の長次郎谷には広い雪渓が残る
イメージ 7

山頂右手に三ノ窓雪渓
イメージ 8

更に右手に小窓雪渓
イメージ 9


そして、先週の八方には及ばないが道端の花も疲れを癒してくれる。

ホタルブクロ
イメージ 10

ミヤマコゴメクサ
イメージ 11


北峰山頂は登山ルートがなく
ピークが巻きながら進むと九十九折れのザレ場を下る。
イメージ 12

この時点で、今日は鹿島槍山頂の展望は望めないだろうとの判断で
午後の鹿島槍登頂は断念した。

冷乗越に到着。右手に下ると大谷原に下る赤岩尾根。急登だそうですよ。
冷池山荘は直進して下る。
イメージ 13


そして、想定外だったのはザレ場を下りきってからの山荘までの登り返し。
頭の中では、この登りは計算外だったので、いや~、きつかった(泣)。
イメージ 14



11:10 :冷池山荘  
山荘までの急坂の樹林帯を抜けると賑やかな会話が聞こえてきた。
山荘に到着。冷池とかいて「つべたいけ」と読みます。
イメージ 15

イメージ 16


本日の行動は、ここまで。
久々の縦走路と最後の登りで汗ダクダク。迷わず、テント泊の受付と同時にビールを買って
小屋の前の日陰になっている岩棚で「乾杯!!」
イメージ 23

ここで十分に休憩時間をとるには理由があります。
この冷池山荘のテン場は、小屋から更に約8分登ったところにあるんですよね。

ビール二本あけて燃料も給油されたところで
少しほろ酔い気分で、テン場に向かい・・・でなく登っていきます。

後ほど、山荘とテン場のヤバイ写真を掲載しますが(登りのキツサとホロ酔い気分で撮影忘れ)、
事前情報の通りほぼ正確に8分程かかる登り道です。

テン場は番号札5番で、5番目の到着。
ハイマツ帯の緩やかな尾根を切り開いた場所にあり早くに場所取りすれば
傾斜の無い場所を選択可です。
こうち隊は、尾根筋での風の吹きさらしをさけて黒部側に少し下りた場所を確保。
イメージ 17

テントから剱岳から立山連峰を見渡せるベストポイントなのですが
時刻は既にお昼近く。周囲の山々はガスに覆われてしまいました。残念。

テン場情報:トイレはテン場には無く山荘トイレを利用。以前は外にトイレがあった様ですが
撤去されていて山荘内のトイレを使用。お水:有料。1リットル150円。ペットボトル水550ml 350円。

↑ということで、トイレは計画的にすます必要がありそうです。何しろ、山荘まで遠い。

語らいのとき


昼食を終えてテン場をブラブラしながら時間を過ごすも
暇になってきたので、夕食食材を担いで山荘におりることとした。

山荘の正面に一段上がった高台にある展望スポットにテーブル・ベンチが備えられており
絶好の休憩スポット。
しかし、生憎と空いたテーブルが無く、空いたベンチを探していると
テーブルで歓談していた3人グループ(男性1名・女性2名)の方が場所を空けて相席を誘ってくれた。
お話を聞くと新潟小千谷市から来られたグループで八方から入り明日は針ノ木泊まりとのこと。
(皆さんの承諾を得て写真をアップさせて頂きました。
お一人、山荘に先に入られたので「こうち隊」+小千谷隊2名の記念写真。)
イメージ 18

テーブルに同席させて頂いたのは午後3時前だったような、それから山荘の夕食5時までの間、
山の話や、中越地震の体験談、そして小千谷市片貝で有名な4尺花火の話など、時の経つのも忘れる楽しい時間を過ごさせてもらいました。
そうそう、このリーダーの男性の方の特技は、登山靴での足スキー。確か、どこかのパパさんも燧ヶ岳から沼尻に滑りましたよね(笑)。

最後に、新潟の山情報を色々と仕入れてお別れしました。

また、どこかの山で再開することを楽しみにしております。
高尾山においでの際には声をかけてくださいね。

歓談中に一瞬、ガスのとれた鹿島槍ヶ岳。
イメージ 19


山荘の夕食がはじまり、展望スポットは独り占め状態に・・。
イメージ 20


いつもながらの質素な夕食とトイレをすまし
寝屋に戻ります。
↓ 山荘からテン場ルート。こんな崖っぷちを登っていきます。
夜中には、とても危険で・・・・。
イメージ 21


テン場に戻ると周囲は完全にガスに覆われてしまい、
暫くはお隣のテントの兵庫からきた若者達と談笑。
彼らは、翌日の五竜まで縦走の予定。天気を気にしていたが・・予報は・・・。

テントに戻り就寝。
夜中に目を覚まし通気口から空を見上げると星空が広がっている。
予報は外れだ!! よっし!!

星空に浮かぶ剱岳のシルエット。
イメージ 22

(この写真一枚撮るのに30分トライ&エラー)

明日は・・・素晴らしい眺望が待ってくれていることだろう~。

つづく


鹿島槍ヶ岳 Day1山行のまとめ
8/16-晴れ◎:扇沢市営無料駐車場(5:30)-爺ヶ岳登山口(5:37)
-石積みケルン(6:46)-種池山荘(8:51-9:07)-爺ヶ岳(9:56)-冷池山荘(11:10)
歩行時間 5時間24分(休憩込み-昼食時間・小屋休憩除く)

イメージ 24

お盆休みも終わり、
今週から仕事モードに・・・
しかし、人間って可笑しな動物で
休暇した身体は中々に仕事モードに戻らない。
決して、休暇中にダラダラした生活をしていたわけでもないのに。

そう、このお盆連休に
その前の週の唐松リベンジとして「鹿島槍ヶ岳」に一泊二日のテント泊山行を楽しんできました。


8月15日の夕方に八王子を出発、途中で夕食を取り扇沢には9時前に到着。
登山口近くの駐車場は既に9割方の入り。しかし、ここにはトイレは無く事前情報で
駅近くの駐車場最下部の市営無料駐車場へと。
トイレには駅まで約5分程歩く必要はありますが、無料の誘惑に勝てません。

そうそう、この日は大町方面は午後8時前後に局地的な雷雨で
稲光オンパレードの出迎え。

しかし、扇沢駐車場に到着した時には、夜空には星空も輝き
明日の天気に期待を持たされます。


柏原新道から種池山荘へ



5:30 :扇沢市営無料駐車場  
今回は前の週と違って良く眠れた車中泊。
お陰で少し寝坊してしまい朝食・トイレをすまし駐車場を出発したのは
予定時間から30分遅れの5時30分。
既に駐車場は満車状態に。
駐車場から洞門をくぐり扇沢にかかる橋を渡ったところが登山口(約10分の所要時間)。
イメージ 1 イメージ 2

登山口近くにも数台縦列で駐車できる様です。
イメージ 6


空は雲ひとつない青空。朝日に染まった稜線が美しく、先週と違いテンションが上がってきます。
イメージ 3


取付きは、もみじ坂といわれる九十九折れの急登・・・といっても、良く整備された登山道と
早朝の冷たい空気に触れながら気持ち良く高度を稼いでいく。
気がつくと扇沢ロータリーバス駅が、あんなところに(右写真)。
イメージ 4 イメージ 5

6:46 :石積みケルン  
第一にチェックポイント「石積みケルン」を通過。写真左手にケルン。
イメージ 7

ここからの展望は、

扇沢駅の遥か上部に針ノ木岳が、まさに扇を広げた様に聳え立つ。
イメージ 9

日本三大雪渓の一つである針ノ木大雪渓を登りつめた針ノ木峠は戦国時代末期に佐々成政の
針ノ木峠超え伝説で有名なポイントです。厳冬期の北ア超え、さらさら超えとして有名な史実なんです。

そんな展望を眺めながら登り進む。
イメージ 8


駅見岬の道標からは扇沢駅を望めるポイント。
下山時に、この道標はゴールが目前に見えて有難い。
イメージ 10


この辺りから、これまでの急登もおだやかな登りとなる。
前方遠くの稜線上赤い屋根の種池山荘も見えてくる(写真では不鮮明)。
イメージ 11


登山道も岩を歩き易く敷き詰めた石畳道から水平道になると
まるでハイキング気分になる登山道。
イメージ 12


水平道を暫くあるくと登山道は危険表示のあるガレ地と雪渓にでる。
イメージ 13


(下山時撮影)
イメージ 26


雪渓で暑さを凌ぐと
最後の急登「鉄砲坂」を一息で登ると・・・
イメージ 14


コバイケイソウの群生地上の稜線に赤い屋根の種池山荘。
イメージ 15


ハクサンフウロも咲き乱れていました。
イメージ 16

イメージ 17


8:51 :種池山荘到着  
稜線上に種池山荘が見えてのこの急坂の登りは
夏の太陽の日差しをモロに受けて汗ビッショリ。
そして、この稜線は後立山の縦走路だけあって、すでに多くの登山者で賑わっていた。
イメージ 18



爺ヶ岳へ・・・


ここで手元のペットボトルに水を再補給し、山荘の右手から本日のテン泊地である冷池山荘に向けて縦走開始。
前方には縦走路のピークポイント爺ヶ岳が待っている。
イメージ 19


山荘を出て直ぐに
背丈のあるハイマツ帯を抜けると
遠くにガイドブックでお馴染みの鹿島槍の双耳峰が目に飛び込んできた。
そして、
よくよく眺めると稜線上に冷池山荘の赤い屋根とテン場が確認できた。
イメージ 20

イメージ 23


そして、富山側にはオレンジ色の種池山荘と立山連峰、
更には劔岳の荒々しい山容。
イメージ 21

今シーズン、チャンスがあれば登ってみたい山(チャンスてつくるもんだけどね-笑)。
イメージ 22


ハイマツ帯を登っていく。山荘から爺ヶ岳までの標高差は約200m。
写真では夏日を照らされ暑そうに見えますが、実は富山側の谷から涼風が吹き上げられ
見た目ほど暑くはないんですよ。
イメージ 24


9:56 :爺ヶ岳南峰  
鹿島槍との分岐道標を爺ヶ岳南峰に登っていくと数分で山頂に。
イメージ 25


山頂にはデカザック下ろしてタバコ休憩中のソロの女性登山者。
山頂記念写真を快く撮っていただいた。有難うございました!!

どこから登ってこられたか聞くと・・
なんと、
先週の土曜日に猿倉から入山し後立山を縦断中とのこと。
さすがにのべで一週間になり疲れたので、今日、扇沢に下山の予定とか。

少しのガスで下山してしまう先週のこうち隊とは根性が違いますね。
あっぱれです

つづく・・・

↑このページのトップヘ