2012年09月

ここの眺望だけで十分じゃない「栗沢山」


頑張って、その2-栗沢山山頂編 アップします。
本当ならば、その1で栗沢山山頂まで辿りつきたかったのですが
写真一杯撮ってしまいました。
細切れレポになる事をご了解下さい。


朝から、中々、東側の雲に太陽が遮られて
日の陽射しを感じられなかった、この日の登り。

ところが森林限界尾根を越えたあたりから
甲斐駒山頂にも太陽の陽射しがあたり
山頂の花崗岩が白く輝く様に観えてきた。
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栗沢山の斜面にも同様に日が照たってきて
ダケカンバの黄葉が一層映える様になってきた。
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展望も良し、太陽も照り始め
後は、この人の足次第。
・・だが、今日は、何とか自分のペースで登ってきている様子。
復活も近い様ですよ。
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・・・と、下目目線で眺める私。
今日は、時間的にも余裕ありの工程、
のんびり景色を楽しみながら歩きましょう!
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甲斐駒稜線の影から
お馴染みのシルエット・・・赤岳が顔を出してきました。
今日は、八ヶ岳方面も良いお天気のようで。
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それにしても、山頂は遠い。
山頂直下には岩塊部分もあり登り甲斐がある。
少し、この山を見くびっていたかも知れない。
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岩塊部分のルートも分かる様になってきた。
もう少し、もう少し。心に言い聞かせながら・・
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とはいっても、この景色は堪りません。
いつのまにか、相方の身長は甲斐駒を追い越したみたいに
見えたりして・・
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そして、この辺りからアサヨ峰そして、その左側の稜線には鳳凰三山、地蔵岳オベリスクも
確認できます。
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イメージ的には栗沢山とアサヨ峰は、もう少し近くイメージがあったのですが、
ちょっと遠そうなので残念。地図から想像する稜線とイメージが少しずれる。


9:12:栗沢山に到着  

北沢峠から約1時間半で、本日第一の展望ポイント「栗沢山」に到着。
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そして、目の前には、
2週間前に立っていた北岳の男っぷりの良い山容が目に飛び込む。
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私は、この角度の北岳が格好よく思え大好きだ。
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そして、目を西に転ずれば朝日を浴びた仙丈ヶ岳。
馬の背あたりも黄葉もとても奇麗だ。
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地蔵岳から仙丈ヶ岳にいたるパノラマ写真。拡大可能です。
注釈はいらないくらいの有名な山々の共演。
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この日は、もう一つの本命展望スポット
に移動する都合もあり、写真を撮ったのちに休憩もソコソコに
稜線移動を開始。

しばらくは岩ゴロゴロの緩い傾斜を下り上り返すが
アサヨ峰に近づくにしたがい急峻な岩稜がつづく。
片道1時間の行程だ。
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その3に続く

先週のブロ友オフ会は最高の前夜祭に
最悪の雨が祟り、肝心の苗場山山行は中止に。

なればと9月最後の週末の天気予報と睨めっこ。
台風の挙動も気になるところだが、29日の土曜日は予報では◎予報。
目的地は?

苗場山・・・といきたいところですが、
ブロ友「ゆうゆうさん」の9月の早川尾根縦走、昨年の「おけい」さんのアサヨ峰レポ記事に触発され
3000m近い山は既に紅葉も始まっているらしいニュースもあり、
久々の北沢峠から栗沢山・アサヨ峰の日帰りピストンを計画した。



懐かしの仙流荘・北沢峠・仙水峠


北沢峠へのアクセスは、以前単身赴任していた土地の利を生かして
長野県伊那の仙流荘から南アルプス林道バスを利用することとした。

前日の金曜日は、職場で9月末に定年退職される方のご苦労様会で
帰宅は10時30分・・・それから、酔っている身体・・頭に鞭打ちながらの準備。
準備といっても、先週、苗場山で用意したザックを車に放り込むのみなのだが・・
後で重大な失敗に気がつくことに・・。

そして、肝心の運転は、勿論、相方さんにお願い。

僅か30分でシャワーを浴びて
11時過ぎには自宅を出発。
この時間帯の中央道は交通量少なく快適な夜間ドライブで
1時40分に仙流荘到着。即、目覚ましを5時にセットし就寝。

空には、明日の天候を約束してくれそうな星空が瞬いていた。

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2時間程、眠ったところで目がさめてしまった。
まだ、時刻は4時。5時まで1時間残っているが
周囲で動き出しを始めた音や早朝に到着した車の音で眠れない。

仙流荘から朝一番のバスは6時05分なのだが、
ここは乗客の数が揃えば早めにバスが出発することを思い出した。

車内で軽く朝食をとりトイレにいった時には既に登山者が並び始めている。
(相方がトイレに行った帰りには第一便出発!! ハヤ!!)

今日は日帰り、山での時間にも余裕を持ちたいので
慌しく準備しバスに乗車。既に第4便のバスで午前5時40分に出発。

北沢峠までは、いつもの如く、絶妙な運転手さんのガイドを聞きながら
50分間のバス旅行。
仙丈ヶ岳・鋸岳・甲斐駒、そして遠くには中央アルプスの峰々が肉眼で確認できる
絶好のお天気。
今日の山行に期待胸膨らませ、4年ぶりの北沢峠に到着。
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6:35 :北沢峠  

北沢峠にて再びトイレ休憩し
久方ぶりの仙水峠ルート。
林道を山梨側に少し下り左折し暫く歩くと北沢駒仙小屋
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テン場は土曜日早朝ともあって数張のテントがあるのみ。
(下山時にも殆ど増えてなく・・台風を警戒した様子。)

駒仙小屋は今新築工事中。来シーズンが楽しみ。
新築工事横を横断し、鉄橋を渡ると
いよいよ登山コースへの取り付き。
直進し山に入ると栗沢山への直登ルート。
北沢沿いを登ると仙水小屋・仙水峠へ向かうルート。
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今回のルートのおさらい。
往きは仙水峠経由で栗沢山に直登。
天候悪化で甲斐駒が眺望できなくなることを警戒。
朝一で是非、甲斐駒をみる為に仙水峠ルートとした。
栗沢山からアサヨ峰は行って来いのピストン。
帰りは栗沢山から駒仙小屋へ仙丈ヶ岳を眺望しながらの下山ルートとした。
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駒仙小屋からは北沢を左岸・右岸そして再び左岸と渡り歩きながら
緩やかな傾斜道を登っていく。早朝の山陰で空気が冷たく心地良い。
最後に左岸に渡り(左写真)少し登りつめると仙水小屋(右)。
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仙水小屋から少し傾斜がきつい登りとなるが
直ぐに緩やかになり苔むした樹林帯へと変化する。
八ヶ岳に、よくある風景がこの道筋に広がっている。
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樹林帯を抜けるとゴーロ状の岩塊斜面を巻く様に進む。。

ゴーロ状? 何のこと?

登山用語で岩ゴロゴロの状態のことを意味するようで
当て字が、なんと「五郎」・・野口五郎岳、黒部五郎岳も野口という地に岩がゴロゴロして
いるので五郎とか・・。
私は何かの学術用語かと思っていたのに・・いたって由来は簡単かつエッと絶句する
内容でした。
道端には食べれるかどうか知りませんが秋の味覚が成長しておりました。
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この辺りの岩には白い苔上のものが岩を覆っていましたが、
果たしてこれは何なのだろう?
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岩ゴロゴロの岩傾斜を少しづつ上りつめていくと
後方に仙丈ヶ岳の姿が見えてきた。
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仙丈ヶ岳だと喜ぶ相方さんだが、
バスの車中では朝の陽光降りそそぐ南アルプスが観えていたのに
何故か空は曇り空に変貌。
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前方の鞍部に仙水峠が位置するが
望むべき青空は、この時には頭上になく少し気落ちした時間帯でした。
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少し、足も重たげな私。
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すると、左前方には
圧倒的な迫力の麻利支天そして後方にそびえる甲斐駒が観えてきた。
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7:45:仙水峠  

仙水峠に到着!!
甲斐駒後方には青空が覗いてきている。
これは少しは期待した方が良いのか・・
直下で眺める甲斐駒も5年ぶり。
やはり花崗岩の白い肌からなる山容が美しく神々しさを感じさせる山だ。
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ここで軽目の食事をとり
多分、本日、一番辛い栗沢山への直登に望む。
ここからアサヨ峰まで2時間30分の道標表示。
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多くの登山者は、5年前の私達の様にこの峠から駒津峰経由で甲斐駒を目指す。
その人気ルートから離れ
踏み跡の薄い栗沢山に向かう。
(仙水峠から栗沢への取り付きも非常に分かりづらかった)。

峠から直ぐに樹林帯の急登に取付く。
登り始めは頭をぶつけそうな枝等が進路を邪魔していたが
次第に登りやすい登山道となる。
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次第に樹々のが低くなり
後方の甲斐駒の全容が見える様なると
森林限界は近い。
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森林限界を抜けると
そこには黄色く鮮やかに染あげたダケカンバの紅葉とハイマツの緑が斜面を
覆っていた。
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森林限界抜けるまで青色吐息だった相方さん、
ここで元気復活。
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何度でも言います。
ダケカンバの黄葉と・・・・美しい。
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ダケカンバと甲斐駒とのコラボ。
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そして白い南アルプスの貴公子甲斐駒!!
今日も沢山の登山者が、この岩肌を登っていることだろう。
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しかし、栗沢山山頂は
中々近づいてくれません。
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つづく・・・

昨年の八ヶ岳オフ会に引き続き、第二回オフ会に参加した。
このオフ会、昨年の両神山で長野在住の御大「ひらさん」が偶然に
今回の幹事でもある「ゆうゆう隊長」がファインダーの中にはいったことから
友達の友達は友達的な人のつながりで始まったオフ会。
 
今年は、そのゆうゆう隊長と埼玉のみずお隊長のお二人で
昨年に引き続き企画していただきました。
今年は苗場山。
そして、楽しみな前夜祭キャンプは、
苗場山3合目にも近い秋山郷「のよさの里オートキャンプ場」
 
そして人の輪も
昨年の「8人」から今年は「18人!!」
倍以上の広がっちゃいました。
 
当日、谷川岳PAで
みずおさん、相方の職場の同僚ぐっち~さんとご主人(以下、たぐたぐ)カップル、
そして、今回初めてお会いするカブさんと待ち合わせし
いよいよ、秋山郷に向かう。
車中から眺められる、黄金色に輝く田園風景が美しい。
 
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のよさの里オートキャンプ場 管理棟   イメージ 2
 この日本家屋が管理棟(牧之の宿)、ここでキャンプチェックイン。
この建物中に内湯、
そして、その母屋の離れに
露天風呂(24時間)が設けられている温泉付きキャンプ場です。
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そして、先着隊が
先にビール飲みながら準備していると・・・残りのメンバー続々と到着!!
 
まずは、全員揃ったところで自己紹介と乾杯!!
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今年のメインはBBQ!!
お肉は、ゆうゆう隊長(手前右から二人目)・・北海道から
そして、野菜担当は、ぴろりん隊長(右端)。
お子ちゃまが一人。
るびるびジュニアで「ひょんた」っていいます。
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 こうち隊とるびるびさん。昨年の高尾山ダイヤモンド富士以来です。
ぐっち~さんのご主人「たぐたぐ」さんは今回初めて。
ぐっち~さんより年下・・・っていわれて満足げでしたよ!!
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 まだまだ、序盤です。
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momoさん提供、森伊蔵。みずおさん提供、三岳。 秘蔵の焼酎提供にピッチが上がってきたぞ~。
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そして、サプライズは
  ぐっち~さんのバーズディ!!
    一日早い Happy Birthday でした。 
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  さて、夜も長丁場になりそう。
   雨に備えて炊事場に移動。
     なにしろ13区画のうち、9区画まで独占してしまったオフ会。
     今夜は貸切状態に近~い。
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やはり、焚き火がいいね。
左から、
ひらさん、みずおさん、ぴろりんさん、いとうさん、カブさん、相方
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バーカウンターでご機嫌。。。ゆうゆう隊長
明日、登るんだよね?!
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みずおっち、十八番の決めポーズ。
のりのりのみずおっち・・その後・・・・
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一段落したところで
ゆうゆう隊以下はお風呂に。
小生は火の番人。
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しばらくして、温泉から戻った皆さん。
夜もふけるとお馴染みのゆうゆう隊長の山の怖い話。
それに、輪をかけて
momoさんの赤岳での不思議な体験も
ゆうゆう隊長以上に怖かった~~。
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そして、明日の天気を信じて
おやすみ・・・
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夜半に雨が落ちてきた・・
 夜が明けた頃には更に雨脚が強くなり
   完全にスイッチオフ!!
 
  残念なことに「本日の山行は中止」。
 
 ということで、朝ごはんはユックリと昨晩の食材の残りから味噌汁をつくったり
 ゆうゆう隊はホットサンドを皆さんの分、料理してくれたり。。このままだと
2次会がはじまりそうな雰囲気でした。
 
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管理棟にもどりチェックアウト。
ここで参加者の記念写真。momoさんとparaさんは先に出発。
若干一名、集合写真に間に合っていませんが、それはご愛嬌で・・・
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そして、今回のメンバーを最後に紹介。
 
ゆうゆうさん、ゆみっこさん:
一週間前に夜叉神で爆睡中に遭遇して以来(笑)。今回もオフ会の取りまとめご苦労さまでした。ゆうゆうさん、少しやせた???
カービーさん、シカオさん:
ゆみっこさんの妹さんとイケメン彼氏。ゴールインはいつかな~。
みずおさん:
アゲパン有難うございました。前半飛ばしすぎ・・後半はコースアウトしてしまいましたね(笑)。
でも、みずおっちのキャラだから・・・得な性格ですね。
なにしろ、今年、最も一緒に山に登った仲間です。秋の西上州には誘っていいかな。
ひらさん・いとうさん:
いつも、精力的なひらさん・・そして、その相棒(っといっていいですか?)のいとうさん。
我がオフ会長老っていったら失礼にあたるかもしれませんが、こういった会にはひらさんの様な
方が必要です。
ぴろりんさん、パパさん(ごろうさん):
8月に会ったのが忘年会以来だとは思えないくらい、今まで何回も山に登っているような感じ。
相変わらずぴろりん隊長の毒舌(・・には)の切れ味抜群!!
お印のカウンターが返せれない~~。
ところで京急事故は影響なし?
カブさん:
カミングアウト証言には吃驚したけど・・・頼りがいになりそうな空気がお顔から満ちていましたよ。山を始めた時期は同時期の様ですが、私達よりも経験豊富。今後とも、宜しくお願いします。
るびるびさん、ひょんたくん:
思わずコーチ時代を思い出しちゃいましたよ。リフティング練習してな!!
また、ダイヤモンド富士の頃に場所とりお願いしちゃっていい?
momoさんparaさん:
ブログで感じたとおりのお二人でした。
paraさんの暖かく見守っている雰囲気が良いですね。momoさんの一眼を笠懸にしている姿、格好良いですよ。そして、焼酎有難うございました。旨かった!!
ぐっち~さん、たぐたぐさん:
苗場山残念でしたがオフ会どうでしたか?
色んなキャラの方々が集まりあう・・こんな日も年に一回はあっていいよね。
 
 
さて、次回は
   忘年会???

北岳肩ノ小屋・・草すべり・・そして珍客との出合い・・・


今週は、この北岳山行の記事、ゆうゆう隊「鳳凰・早川尾根縦走山行」とシンクロ
しながらアップしていましたが、昨晩、抜かされてしまいました。



それでは最終章です。


山頂からの展望も名残惜しいのですが、
この後の下山ルートでも十二分に眺望を楽しめそうなので
ペースを落としながらのユルユル下山。
前方には肩ノ小屋の青い屋根。その稜線上の先に小太郎山、そして、その奥に
悠然と山裾を広げている甲斐駒ケ岳。
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北岳東側の急峻な斜面に、微妙なバランスで座っている大岩。
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両俣小屋への分岐にて。
この決めポーズ、わかりません????
最近、気に入っているヤングなでしこのパフォーマンスなんですがね・・・・
親父がやるとカワイクネ~~。テンション高くなると壊れてしまいそう・・
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肩ノ小屋はもうすぐ。
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8:35 :北岳肩ノ小屋
小屋着!!
北岳の肩にて、標高ぴったり”3000m”
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肩の小屋から
日本第一位と第二位のそろい踏み
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肩の小屋は、サクッと通過。
下山路より北岳を振り返る。
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この辺りで8時50分。
多くの登山者が登ってくる。
この時間帯だと前夜に白根御池小屋泊まりのメンバーか。
後方には鳳凰三山と早川尾根。
ゆうゆう隊は、アカヌケ沢の頭周辺(黄色ポイント)と推測(昨晩のブログより)。
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下り道は、周辺の景色を眺めながらの楽々山歩き
道端のウラシマツツジの紅葉も美しい。秋だな~
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9:05 :小太郎尾根分岐
いよいよ稜線ともお別れ。
仙丈ケ岳と甲斐駒とも・・
名残惜しいです。
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本当に名残惜しいです。
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ここからは、草すべりルートにて白根御池小屋まで
一気に転がります。

昨日、悪戦苦闘した八本歯のコルと急登。
どこを登ったのだろう。信じられない急登。
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まずは草が多いしげる九十九折れの道を下る。
気温もあがり暑くなった。
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そして、富士山とも・・お別れ。池山吊尾根に沈みゆく富士。
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ダケカンバの林に突入。もう、数週間たつと黄葉で楽しめそうな山道だ。
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北岳山頂があんなに遠くに・・ガスが少し漂い始めた。
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森林限界を通過すると木々の木陰の中、涼しい風がふく。
気持ちよい下山だ。
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草すべり上部に到達。遥か下にテント村が見えてきた。
ここから、ほぼ一直線に下っていく。
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途中、先行する登山者に教えて頂いた
「白いトリカブト」
初めて観た!! 
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これは、白くて当り前「シシウド」   
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テント村、目の前に存在するのに中々到着せず。
この坂道の上りは噂にきいていたがキツソウ。
梯子地獄か草すべり地獄か・・・どちらが楽??

これは・・調査中。
まだまだ、この辺りは花が咲いています。
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白根御池小屋まで、もうすぐ。
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10:11 :白根御池小屋

白根御池小屋に到着。
山小屋とは思えない奇麗な建物。
前泊でこの小屋に泊まるのも良いかな。
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ここで、ハプニング。小屋に先着したこうちに
相方が手を振って呼んでいる。
カメラを持ってこいと・・

そこで、待っていたものは・・・
これ、
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はじめて見る「おこじょ」
ネコ目イタチ科に属する動物で見た目は可愛いのですが、
気性荒く、ノネズミなんかも食べちゃうそうな。。。
周辺にいません???
動きは早く中々カメラのファインダーに納まらず、漸く撮れたピンボケの一枚。
この写真の後に茂みに隠れてしまいました。

この小屋の名物は、500円/個のソフトクリーム。
旨かった・・・身体が甘く冷たいものを求めていた・・・。
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さて、この小屋から広河原まで1時間50分。
出発が10時30分過ぎで、12時の乗合タクシーには間に合いそうにないが
12時45分の市営バスには間に合いそう。

時間を気にしながら下るのは嫌だが、とりあえず出発。
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小屋から暫くはアップダウンを繰り返しながら高度が下がるわけでも
ない小太郎尾根と平行に進む。
途中、開けたポイントで本日最後の鳳凰三山。
この時間帯は既にゆうゆう隊は高嶺に到着していた頃。
遂に顔を合わすことができませんでしたね(笑)。
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明るい森林地帯を登ったり・・下ったり・・
日陰で適度に涼しい風が心地よいルート。
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そして、長い長い激急坂が始まった。
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あまりにも長い急坂で、
 退屈でひたすらに下るのみ・・。

この急坂ルートも登りに使うと地獄だな。

とすると、難所一箇所の八本歯ノコルを通過するコースが楽か???

なんて、次回は、どのルートを使おうなんて考えながら下山。

そして、野呂川の吊橋を渡って、今回の山行は御終い。
すでに北岳には厚い雲が・・・。
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12:04 :広河原インフォメーション

予定より大幅に早く到着。
乗合タクシーは出発した後かと思いきや
芦安に向かう乗客を待っていてくれた。
ラッキーにも直ぐにタクシーに乗車でき
1時前には芦安市営駐車場に到着。

今回、何年越しかの待望の北岳。
この7月の海の日の3連休に無理してれば登れていたが、
同日に登ったブロ友さんのレポを読む限り
展望は泣きマークだったそうな。

あの時、芦安でスイッチが入らなかったのは、
この9月まで待てよとの暗示だったのか。

いい北岳への山歩きができました。

そして、いよいよ、季節は秋山に・・

そしてそして、
明日は、お楽しみのブロ友オフ会。
新しいメンバーとの出会いも楽しみ。

お天気は???

北岳山行のまとめ
:Day1 (9/15)-晴れ◎のち曇り:
芦安第二駐車場4:45-夜叉神の森(5:00-5:30)-広河原インフォメーション(6:03-トイレ-6:13)
-広河原山荘-登山届け(6:22)-白根御池小屋分岐(6:40)-大樺沢二俣(8:26)
-八本歯のコル(10:45小休憩)-トラバース分岐(11:30)-北岳山荘(12:08)
歩行時間 5時間50分(小休憩込み-昼食時間除く)
:Day2 (9/16)-晴れ◎:
北岳山荘(6:20)-吊尾根分岐(7:10)-北岳山頂(7:28-7:46)-山頂隣のピーク(7:56-8:05)
-北岳肩ノ小屋(8:35)-小太郎分岐(9:05)-右俣分岐(9:17)-草スベリ(9:48)
白根御池小屋(10:11-10:34)-白根御池小屋分岐(11:40)-広河原インフォメーション(12:04)
歩行時間 5時間44分(小休憩込み-昼食時間除く)

魅せられた夜と早暁の峰々


北岳山荘の夜

早々に夕食をとり
7時過ぎにはシュラフの中に・・・しかし、
寝よう寝ようと試みるも・・中々寝付けない。
八本歯のコルの梯子地獄も苦しかっただけで疲労感はあまりない。

こんな時は、
「ひつじが一匹・・羊が二匹・・・三匹・・」
 ほとんど効果無し・・・・なんてボヤイテいる自分を・・・見ている私・・・・
 夢だったのでしょうか。
 ・・・・・・・・・・・・・・・・

 ふとフライが風に煽られる音で目を覚ますと・・・また、寝付かれない。
 時計は・・まだ、12時前・・夜明けには時間が・・・時の経過が遅い。

 そうだ、外の天気は・・・!!

 テントのベントから外を覗き込むと
 満天の星空 ☆☆☆  
 そして、ほのかに明るい地平線上にお馴染み三角形のシルエット
 ・・富士山の姿が・・。

 この幻想的な夜景を写真に残したい。

 一人、テントから抜け出し完全防寒で
 PANAのコンデジのシーンモードを使い、撮影した渾身の一枚がこれ!!
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 白く散らばめた宝石が輝く川の流れの様な甲府盆地の夜景、
 そして薄っすらと明るい地平線上に富士山の黒いシルエット。
 夜空には、冬の星座オリオン輝く9月の夜。一歩一歩、季節は冬に近づいている。
 そして、富士山の背後の雲から稲光・・伊豆方面には雷雲が漂っているようだ。
 こちらに来るなよ・・・・

 興奮冷めやらぬ中、再びシュラフの中にもぐる。


 ・・・・・・・ 

 隣のテントで人の動き出す音で再び目を覚ます。
 
 ベントから外を覘くとまだ夜中。
 午前3時30分・・三度寝れそうにもないので
 朝食の準備・・お湯沸かし5分つけておくだけのレトロお粥。身体に優しい朝食だ!!
 
 お腹も落ち着き
 テントの外にでてみると
 既に地平線上部の空は曙色に彩られていた。
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 富士山後方には夜中に光っていた雷雲が地平線を被い隠していた。
 この富士山を観たかった・・前日の天気では到底予想できなかった
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 言葉は要りませんね・・・
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 夜叉神から鳳凰三山への稜線上に微かに滝雲の様な現象を眺められた。
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 そして雲の切れ間から
 9月16日のご来光と富士山のツーショット。
 この瞬間を観たかった・・・北岳登山の醍醐味の瞬間(拡大可)。
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 振り返ると
 仙丈ヶ岳、後方も空もほのかにピンク色に染まってきた。
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 その後方、雲海上に浮かぶは後立山連峰なのだろうか?
 白馬岳から、この北岳と富士山のツーショットを遠望したのは7月末。
 今日も多くの登山者が、こちらを眺めているのだろう。
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 モルゲンロートに照らされはじめた間ノ岳。
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 北岳
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 山の朝は何度来ても良い・・下界では味わえない極上の贅沢な時間だった。
 
 ご来光を満喫、テン場にもどり
 テントを片付け
 そして、いよいよ、北岳に向けて出発。

 遅くなりましたが、あらためて北岳山荘のテン場情報。
 料金 500円/人、飲料水100円/L、
 山の診療所完備(サマーレスキューライクな女性スタッフ在籍-登山客の人気のマト)
 そして、トイレは綺麗で管理されていた。
 一回の管理費に500円掛かると表示されていたが
 それも、納得の管理状態であった。

これぞ!! 日本第二位の標高から眺める第一位の眺望



6:20 :北岳山荘出発  

 テン場から主稜線に登り、ハイポーズ!!
 富士山と私
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 仙丈ケ岳と相方。
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 この好天気、北岳山頂からの展望に期待大。 
 時折、稜線に吹き付ける冷たい朝の風を身体にうけながらも
 期待に胸ふくらませ歩を進めていく。
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 富士山も曙色の空から、モノトーン調の雲海に黒いシルエットを浮かばせ
 日本画の様な景観に。
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 この上天気に
 気分は、すっかりハイテンション化した相方さん。
 背後の間ノ岳は次回の宿題としよう!!
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 山荘から見えていた手前のピークにもう少しで超えようとする。
(ゆうゆう隊がガマ岩で北岳を撮影した時間か・・・)
 この辺りでは山荘から北岳山頂でのご来光目的の軽装登山者とすれ違う。
 皆、幸せな良い顔をしている。
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 ピークを越すと前方に北岳山頂。
 まだまだ距離がある。
 まあ~、今日は登って下りるだけだから、のんびり登山としましょう。
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 吊尾根分岐に出合う。この分岐は、昨日のトラバース分岐へとつながる。
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 分岐道には梯子用の丸太資材が置かれていた。ヘリで下ろしたのだろう。
 今日は、視界良好で八本歯のコル、八本歯の頭と池山吊尾根に続く。
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 山頂まで後少し。次第に岩場も険しくなるが、今日はゴールが視界に捉えられているので
 モチベーションが昨日とは雲泥の差。
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7:28 :北岳山頂
 ついに、日本第二位の標高を誇る北岳山頂に立つ!!
 甲斐駒・仙丈ケ岳・鳳凰・八ヶ岳から眺めていた北岳。
 中央道からも時折、トンガリ帽子の山容を観せてくれてた北岳。
 北アルプスからも、その男前の姿は、まさしく南アルプスの勇者。
 ちょっと感動!!
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 第2位の標高からの展望は、
 私は富士山を眺められるという点で眺望は#1ではないでしょうか。
 富士山とのツーショット決め!!
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 そして、
 南アルプスの貴公子と女王に挟まれた色男!! よっ!! 活けてる?!
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 山頂の花崗岩はいつみても美しい貴公子甲斐駒。
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 山頂へズームイン。
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 女王-仙丈ケ岳のカール。
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 次回の宿題とした間ノ岳と稜線に少し姿をみせている北岳山荘。
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 遠く、穂高連峰と槍ヶ岳稜線も今日は鮮明に眺望できる。
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さて、気になるのは・・・夜叉神の車中で爆睡していた「ゆうゆう隊」。
この時、予告編で早川尾根の印象が強く、北沢峠から入山していたと飛んだ勘違い。
この時間帯には既に鳳凰三山の縦走を楽しんでいたゆうゆう隊。

鳳凰三山も良い天気・・・。
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薬師岳
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観音岳
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地蔵岳
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「Yahoo!!・・・・yahoo・・yahoo・・・・」
聞えてますかね。ゆうゆう隊。
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こっちも、手を振っていますが・・・この時、7時30分~40分でしょうか。
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実は、ゆうゆう隊から頂いていた山頂写真は6時40分↓
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残念ながら、この時間帯では山頂に達しておらず。

一時間前の山頂でも混みあっている写真。
それから更に肩の小屋から登ってくる人々が多くなり
山頂を後にして、となりのピークに移動。

ここからは北岳山頂と富士山とのツーショット撮影可。
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そして、ゆうゆう隊が縦走敢行している鳳凰三山と早川尾根の稜線全容、甲斐駒、その背後に八ヶ岳
左手には仙丈ヶ岳と一枚に納めたパノラマ(拡大可)。
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・・写真容量に制限が・・・

次回は、下山編。 最後の最後まで楽しませてくれる山旅。乞うご期待です。

つづく。

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