2012年01月

雪の蓼科山


年末に買った冬用ジャケットと相方の登山靴。
早速、雪の御坂山塊と正月3が日の二日に釈迦が岳に登るも
残念ながら雪は殆ど残っておらず・・
それではと、こうち隊のレベルにあった(軽アイゼン範囲)山は・・と
ネットを探すと
「蓼科山」!!

4年前の夏に登った霧が峰と北横岳の間に横たわるお饅頭型の山。
別名「諏訪富士」と呼ばれるなだらかな山容が特徴。

そして、今回、強力な助っ人が参加してくれました。
昨年の秋のブロ友オフ会メンバーの
みずおさん Mr.Mizuo
暮れの忘年会以来の再会です。

みずおさんの投稿記事は、こちらから↓
http://blogs.yahoo.co.jp/mizuobb/38990847.html


今回のルートは前回と同じく女神茶屋から山頂までのピストン。
時間も余裕があるので、9時出発の予定で現地集合とした。


自宅は、朝6時過ぎに出発。
笹子トンネルを抜けると、空には雲ひとつ無い最高の天気。

八ヶ岳も、モルゲンロートにそまりピンク色!!
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トイレ休憩で入った八ヶ岳PAからの駒ケ岳も神々しい輝きを放っています。
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ここで、Mizuoさんにメール。
すると既に蓼科牧場まで来ているそうな・・
「早すぎ~~。」過ち(寝坊)を繰り返さない。「今日は気合が入ってるな~」

8時前に諏訪ICを下りると、更にメール!!
「駐車場満車だよ!!」
想定外!! 昨日までのWEB情報では満車になることは無かったのに・・・・

ビーナスラインを北上。
前方に蓼科山が見えてきた。
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圧雪された車道を覚悟していたが(勿論冬タイヤ装着)、路面に雪は残っておらず8時30分に女神茶屋(すずらん峠)駐車場に到着。

駐車場では
Mizuoさんがナイスアシスト。中途半端な駐車をしてくれていて車一台分のスペースを確保してくれていた。有難い!!

挨拶もソコソコに早速山登りの準備をして出発。
取り合えず、スタートはアイゼン無しで登ることにした。
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               -Photo by Mizuosan-

8:50 :女神茶屋登山口  
登山口より暫くは平坦な熊笹のルートを歩む。
30cmを超える程の積雪だが登山者が大勢歩いているのでトレースがしっかりしている。
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               -Photo by Mizuosan-

キユッキュッと一歩一歩進む度に雪を踏みしめる音が、心地良い。
思わず笑顔になってします今日のこの天気とこの雪!!
危険と隣り合わせの雪山だが、天候と場所を選ぶと夏山では味わえない白銀の世界!!
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               -Photo by Mizuosan-

Mizuoさんの帽子とジャケットは「ミッドナイトイーグル」玉木宏バージョンとのことです。
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9:50 :アイゼン装着  

このルートは大きく3つの急坂を登っていくことになる。
最初の急坂は短く直ぐに平坦に、そして中腹にある2個目の急坂の途中で
雪道の傾斜もきつくなったので軽アイゼン装着とコーヒーブレーク。
ここからの展望も圧巻だ!!
茅野市からずっと奥に中央アルプスの稜線も明瞭!!
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中央アルプス
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南アルプス
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こんなに近くに感じた御嶽山ははじめて!!
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アイゼン装着し二つ目の急坂を登りきると
樹林帯の先に蓼科山山頂が見えてきた。
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さて、ここまで比較的大人しかったMizuoさん、
この辺りから茶目っ気発揮!!
何をやりたかったんだろ????
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さて、三つ目の登りは森林限界までの急坂直登!!
これからが本番!!
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縞枯地帯を通過。
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青と白の世界。
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淡々と登っている様ですが
結構キツイ登り。
しかし、夏は大きな岩がゴロゴロしているルートなので
積雪によりむしろ歩き易くなっている筈なのに・・・
しかし、そんな疲れも、この青空と雪が体を癒してくれる。
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               -Photo by Mizuosan-

展望も良いので疲れたら景色を楽しむ。
私の後方には玉木Mizuo。
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・ ・とすると、前方に森林限界が・・・
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11:30 :森林限界突破  


ついに森林限界突破!!
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展望の素晴らしさに足が止まってしまう!!
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               -Photo by Mizuosan-

こんな感じです(笑)。
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森林限界を超えると山頂に累々と積み上げられた岩の丘を山頂直下の蓼科山山頂ヒュッテに向かって右に巻いていく。残すは標高80m。
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普段であれば歩きづらいルートも積雪とトレースを外さなければ楽勝。
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蓼科山山頂へ


前方に蓼科山山頂ヒュッテが見えてきた。
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ヒュッテ手前で左折し山頂を目指す。
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山頂は目前。
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               -Photo by Mizuosan-
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               -Photo by Mizuosan-

11:50 :山頂  

山頂に到着!!
・ ・ところが、これまで山頂でも無風に近かった状態から
身を切る様な強い風が・・・
山頂といっても、この蓼科山の山頂は直径100mほどのテーブル上山頂。強い風を避ける様に白樺湖側の展望台を目指す。中央の窪みに蓼科神社奥宮の石祠。
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白樺湖側の展望台に到着。
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               -Photo by Mizuosan-

ここからの眺望も圧巻の一言。皆さん、素晴らしい眺望に見入っています。
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               -Photo by Mizuosan-

直下の霧が峰も、薄っすらと雪化粧。
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昨年思い出をつくった槍ヶ岳・穂高連峰
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八ヶ岳の峰々
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南アルプス駒ケ岳と北岳
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いつかは縦走したい中央アルプスの稜線
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東に目を移すと浅間山。
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こんなに素晴らしい展望なのに不思議とこちらに来る登山者が少ない。
しかたなく記念写真はセルフタイマーで撮ることに。
ところがカメラを乗せられる適当な岩が近くになく記念写真に悪戦苦闘。

Take 1:失敗。雪に足をとられた!!
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Take 2:惜しい!!
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そしてTake3:立ち位置変更で成功!!
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そして、そしてお馴染み「シェー」のポーズ!!
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               -Photo by Mizuosan-

つづく・・・

初詣 in TAKAO

お正月三が日。
最終日の3日も冬型気圧配置で東京方面は
 
前日の釈迦ヶ岳ブログ記事を編集していると
相方:「高尾山に行かない?」
こうち:「何故?」
相方:「年初めに富士山のお姿みたいじゃない!」
「昨日は雲被っていたし!!」
・・・・・・
押し切られる様にして午後から高尾山に初詣を兼ねて登ることに!!
 
BOBに高尾山口まで送ってもらいケーブル登山口駅に到着したのは
13:20
午後に入り、山頂往復の時間も余裕がないので
ケーブルカーを使いたいところだが
この時、長蛇の列。
しかたなく、6号路からびわ滝周りで登ることに
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ご本堂へのアクセスは通行規制がかかっていた。
ここで奮発して
○○○円をお賽銭に!!
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線香の香りが良い
身が清められる
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御本社でも参拝!!
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そして
14:47
山頂到着!!
ジャンンボは辛うじてお姿を現してくれました。
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このニ三日で雪の量も増加したか?!
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帰りにケーブルカー山頂駅近くのダンゴ屋で
三福だんごをゲット!!
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ところで昼ごはん無しで駆け上ったので
空腹状態。
このダンゴの焼ける匂いの誘いに負けた!!
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下山ルートは
明るい1号路
久しぶりの昼間の1号路
 
今年も疾風の如く下る相方
来年は箱根駅伝6区を下るか?
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15:50 下山。
2時間半の駆け足初詣登山でした。
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今回、琵琶滝近くで見つけた「言葉」
今年も心静かに
山歩きをしようと誓った!!
 
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こうち家族のこの一年の健康と
こうち隊の安全登山
そしてブロ友皆さんの健康と安全登山を祈ってまいりました!!
 
(おしまい)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

釈迦ヶ岳(御坂)


皆さん、明けましておめでとうございます。
今年も、宜しくお願いしま~す。


年明けの三箇日、
2日は長男MACは友達とスキー、次男BOBはフットサルと誰も家にいない。
そして、天気予報は甲府・富士吉田地域は晴れマーク。
年末に相方に買った新しい登山靴の慣らしと冬用ジャケットの使い染めを兼ねた山歩きを計画した。

目的地は?
先月登った十二ヶ岳山頂に至る急峻な岩場(殆ど崖)で、目に止まった
「釈迦ヶ岳」!!

下写真の左端のピラミッド峰!!
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<御坂山塊のマッターホルン>と呼ばれるピラミッド山容のカッコいい山です。
中央道を韮崎から甲府盆地を走るときにも富士山手前の御坂山塊に槍ヶ岳の如く眺めることが出来きます。



朝6時過ぎに自宅出発。
まだ、空は明るくないが星空も見えず、どんよりと曇っている様子。
年明け早々、天気外したか!!

いつもの様に中央道・富士五湖線を経て河口湖ICをおりる。
残念ながら谷村PAを過ぎると眼前にそびえる富士山が雲の中。
河口湖大橋を渡り北岸を走らせていると、「おー、富士山見えてるではないか!!」
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残念ながら山頂は雲の中だが、湖面に映る富士山の姿は、それらしく見える。

釈迦ヶ岳登山口は、芦川町のすずらん群生地駐車場傍から登る。
すずらん群生地駐車場までのアクセスは、現在では、河口湖と芦川町とを結ぶ新しい「若彦トンネル」を抜けて直ぐに右折し上芦川林道にはいる。

御坂山塊は、黒岳から十二ヶ岳、節刀ヶ岳へ延びる主脈と今回の釈迦ヶ岳のある支脈に分かれるが、上芦川林道は、この主脈と支脈の谷あいを走る。


今日のコースは、この上芦川林道を使って、釈迦ヶ岳の急峻な西側から登り東側の尾根道を下りる周回コース。東西登山口の中間点に車を駐車し出発。

8:16 :すずらん群生地駐車場手前の路肩  

本日の目的は、
1. 年末に相方が買った新登山靴の足慣らし。○○○氏の雪山誘いに応じるべく買ったモンベルアウトレット商品「アルパインクルーザ2500」。相方の足サイズが22なのでアウトレットの品揃えは豊富!!
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2. 同じく、これまで冬はインナーダウンとレインウェアーで済ましていた冬の装い(竜ヶ岳のドラえもんとドラミちゃん)を2012年バージョンで一新。
これも、同じくモンベルアウトレットで調達。アウトレットは品数の多い入間アウトレットモール店にて、若い店長さんより親切なアドバイスを頂きながらのコーディネート。
本日のテーマは、ジャケットを着つつインナーウェアーで温度コントロールを早めに実施し汗をかかないこと。

登山口入り口は、山陰で冷え切った林道を100m程下っていく。
前方には、朝日に照らされた釈迦ヶ岳がみえる。本日の目標地だ!!
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すずらんの外灯がオチャメな林道。
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8:34 :釈迦ヶ岳登山口入り口  
20分程下って登山口入り口に到着。
ここからセメント舗装された細道を登っていく。
相方のジャケット2012年版。
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8:59 :釈迦ヶ岳登山口  
舗装道は稜線中腹まで続く。途中で汗ばむ前に一枚脱ぐ。
これからが本番の山道。気合をいれて!!
こうち2012版は「若草色」。常に若い心身を忘れずにだ!!
わぉ~~恥ずかしい http://img.yahoo.co.kr/blog/emo/35.gif

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山陰を抜けて陽射しも強くなり気温も上昇。
風も無いポカポカ陽気。ジャケットはザックに仕舞った。

落ち葉でルートを見失いそうな急登を登っていく。
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9:25 :稜線  
稜線に到着。
到着した途端、稜線反対側の北側斜面から吹き上げる冷たい風を浴びる。
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再び、ジャケットを羽織る。

いよいよ、これから釈迦ヶ岳山頂に向けた急峻な岩場が始まる。
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途中、展望の開けた場所にでた。甲府方面は快晴。
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釈迦ヶ岳から春日山へぬける御坂山塊支脈の北側斜面には雪が多く残っている。
稜線には、この谷間の冷え切った空気が吹き上げてくるので見た目、以上に寒い。
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山頂手前のロープ場。
積雪していると厳しそうなルートだが、今日はロープ無しで問題なし。
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御坂山塊主脈をバックに!!
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9:53 :釈迦ヶ岳山頂到着  
登山口から1時間20分程で山頂に到着。
山頂には若者二人の先行者のみ。
冬には人気の山のようだが、今日はユックリできそうだ。
そして、
相方の新登山靴も問題なさそうだ。
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そしてそして、2012年のジャンボの姿は!!
ムーー残念!!:( :(    山頂付近は朝と同じく雲の中だ!!
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十二ヶ岳に至る御坂山塊主脈。
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十二ヶ岳の急峻な岩場にズームイン!!
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更にズームイン!!
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先月の雪の中の悪戦苦闘が思い出される。

折角の富士山展望の地、ここで、早めの昼食をユックリとることに。
食事中に富士山の雲が取れればと淡い期待。
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今日はお正月恒例の箱根駅伝。山歩きをしながらも、気になる駅伝の結果。・・ということで、今回は携帯ラジオを持参。電波の届く稜線近くから駅伝ラジオ放送を聴きながらの山歩き。山頂でもコーヒを飲みながらラジオに耳を傾けていた。

ラジオ聴きながら富士山と睨めっこしていると、念力が通じたか、富士山の雲が次第に切れ始めた。・・といっても雲の切れ間から山頂が顔を出してきただけだが嬉しい。
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結局、これ以上に雲はきれることがなく下山することに。

10:40 :釈迦ヶ岳山頂出発  

山頂標のお隣には、2体のお地蔵様が・・夫婦地蔵と言われているそうだ。
富士山に背を向けて甲府盆地(人間界)を見守ってくれている様に思える。
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東南報告に目を移すと、今日は登らない黒岳(2年前に踏破済み)。
その奥には三ツ峠(これは2008年年末に踏破&先月)。
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西側の急峻な岩場ではないが急勾配を鞍部までおりると緩やかなアップダウンの繰り返す尾根道。後方に釈迦ヶ岳のピラミダカルな姿が眺められる。
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落ち葉の小路が気持ちよい。
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11:20 :すずらん群生地分岐  

この尾根ルートは上芳川林道どんべえ峠を経て黒岳に続くが、今日は途中でススラン群生地へ下りる。
落ち葉が積り滑りやすい急な下り道をかけおりる。
相方さん、ハイカットの靴が初めてで下りは少し窮屈そう。
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上芳川林道に到着。
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林道からすずらん群生地駐車場までは直ぐの距離。
駐車場の案内板にて本日のルートを紹介。
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WEB上で紹介されているコースは、今日のルートに黒岳をつなげる周回コース。

11:40 :終点  
駐車場から、すずらん群生地横を通り抜け林道に戻ると愛車の駐車地に戻ってきた。
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本日のテーマ:
○相方のニュー登山靴は問題なし。次回はもう少し距離を稼ごう。
○ニュージャケットと温度コントロール。想定した程、気温が下がっていなかったので評価外。ただ、大枚は叩いて購入したものだけに、今後も長いお付き合いになるだろう。


釈迦ヶ岳(御坂)山行のまとめ

1/2-晴れ○:
すずらん群生地駐車場手前の路肩(8:15)-釈迦ヶ岳登山口入り口(8:34)-釈迦ヶ岳登山口(8:59)-稜線(9:25)-釈迦ヶ岳山頂(9:53-ブランチ-10:40)-すずらん群生地分岐(11:20)-GOAL(11:40)
歩行時間 2時間40分(休憩込み-昼食時間・小屋休憩除く)

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