2010年07月

硫黄岳~美濃戸口

二日目(7/18)コースタイム:
行者小屋(4:20)-地蔵尾根-地蔵の頭(5:16-朝食-6:14)-赤岳山頂(6:45-7:00)-地蔵の頭(7:20)-三叉峰(8:13)-横岳山頂(8:30)-コマクサ群落(8:50)-硫黄岳山荘(9:10)-硫黄岳山頂(9:30-小休憩-10:00)-赤岩の頭(10:15)-赤岳鉱泉(11:07-小休憩-11:20)行者小屋(11:45-昼食-テント撤収-13:00)-美濃戸山荘(14:24小休憩14:35)-美濃戸口(15:15)
移動時間 7時間55分 

長~い山行記事も今回で最終章です。
今しばらくお付き合い下さい。

赤岳方面にガスが登ってきました。
いよいよ八ヶ岳稜線コースともお別れです。
硫黄岳山頂からはなだらかな下りをおりていきますが、10時を少し過ぎた時間で日差しも強く気温も上がってきている様です。
下る私たちは快適な歩きですが、登ってこられる方々は、かなりキツソウです。

赤岩の頭からは、赤岳から硫黄岳にかけた稜線パノラマが眺めることができます。
今回最後のパノラマ写真です。赤岳からの稜線の3時間弱で踏破してきました。
右手の道標が赤岩の頭です。
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15分程で赤岩の頭に到着。赤岩の頭からみた硫黄岳上空にも白い雲がかぶさり始めました。
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今、考えてみると先週からの熱波の最初の日が、この日だったのでしょうか。
ここから赤岳鉱泉の下り道、本来ならば樹林帯のヒンヤリした空気の中を下山できる筈だったのですが、下山する私たちでさえ気温の高さを感じます。
赤岳鉱泉までの1時間足らずの下りでしたが、非常に長く感じた道程でした。

赤岳鉱泉に到着。
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行者小屋より登山者の数は少なめで落ち着いた雰囲気です。
ここでトイレ(綺麗!!)をお借りし行者小屋に向けた登り返しのルート中山乗越を目指します。
横岳方面でしょうか?こんなにガスっていたら、あの岩稜は敬遠したいところです。
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硫黄岳の方は、まだ大丈夫の様です。
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道標もさび付いていますが、中山乗越に到着。お天気今ひとつなので展望台はパスです。
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この樹林帯の先が行者小屋です。
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予定より少し早く12時前に行者小屋に戻ってきました。
小屋は昨日に負けないほどの賑わいです。
私たちも小屋の前の空いたテーブルで昼食をとりながら、今回最後の赤岳を眺めようとしましたが、昨日の様な天気に変わり眺望も今ひとつでした。今日これまで素晴らしい展望を見せてくれたので贅沢はいえませんね。

いよいよテントの撤収です。相方と荷物のシェアーですが、食料はかなり消化した筈なのに荷物の量は余り変わりません。
相方は、ゴミ当番。後ろにぶら下げているビニール袋が二日分のゴミでした。
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下山時のサプライズ
美濃戸から美濃戸口までの林道で
御柱の柱切り出しに偶然遭遇。諏訪の御柱は終わってしましましたが、御柱は諏訪を中心としてお宮毎にまだまだ祭典は終わっていない様です。
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昨日の朝と同様にアブに悩まされながら美濃戸口まで下りてきましたが、
次回はアブの防虫薬が必要かな。どなたか、良いものあったら教えて下さいね。

小淵沢ICに向けた帰路、鉢巻道路上空は紺碧の青空がまだ続いています。
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今回、初めてのテント泊でしたが、これまでの日帰りでは味わうことが出来なかったシーンとの出会い、そして、山の時の長さを満喫できました。
次回は、どこにいこうかな????

この後、八王子までの30km以上の渋滞が我々を待っていました。
あ~、二日間の良い思い出が消えそう!!!
これだけは何とかしてくれませんか!!!!!!

コマクサ群落地~硫黄岳

二日目(7/18)コースタイム:
行者小屋(4:20)-地蔵尾根-地蔵の頭(5:16-朝食-6:14)-赤岳山頂(6:45-7:00)-地蔵の頭(7:20)-三叉峰(8:13)-横岳山頂(8:30)-コマクサ群落(8:50)-硫黄岳山荘(9:10)-硫黄岳山頂(9:30-小休憩-10:00)・・・・・・

コマクサ群落の砂礫地を下っていきます。この地域は硫黄岳噴火の火山礫にてつくられたザレ場。これまでの緑と岩稜のコースから様変わりです。
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硫黄岳との鞍部大ダルミに硫黄岳山荘が見えてきました。
本日の昼食休憩は山荘では少し時間的に早いので硫黄岳山頂の予定です。
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山荘に向けた下りにふと振り返ると緑の稜線に紺碧の青空と白い雲が夏の装いを実感させてくれます。
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なだらかな山の傾斜です。ふと、「おむすびころび」の昔話を思い出し撮ってみました。
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硫黄岳山荘に到着。
ここで、ビール1本購入。
勿論、硫黄岳山頂で祝杯をあげる為です。山荘の方からも、「今日は1年で何回あるかわからない位の良いお天気ですよ。」っていっておられました。そんなタイミングに登れた我々は幸運ものですね。
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山荘から硫黄岳山頂までのルートは山頂にむけて幾つか配置された大きなケルンに導かれながら登ります。ここでもコマクサが花をさかせています。
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山頂にむけてビールが温まらないうちにグイグイと登っていきます。
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なだらかな坂道でしたが、相方のエネルギーマークは黄色信号。
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あと山頂までケルン二つ超え・・・・。
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山荘から20分で山頂に到着。
まずは、佐久側の大きく落ち込んだ爆裂火口を覗きに。プーンと硫黄の匂いも微かに漂っています。
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火口北側に歩いている人もかなりいましたが今回はパス。
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硫黄岳山頂標で記念写真。これで今回の山行目標を達成。
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山頂は広く、これまで歩いたコースを一望できます。
この眺望を観ながらの軽昼食タイム。地蔵の頭で朝食を食べて4時間経過しています。
山荘で買ったビールは格別な味でした。
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軽食後に再び火口に。
山容が、この付近では別世界になっています。
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佐久方面に断崖がおちこんでいます。
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ここからだと西天狗と東天狗岳のピークもはっきり見えます。
夏沢峠経由で
硫黄岳山頂につながります。
いつかは歩いてみたいコースです。
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・・とかなんとかしている間にいつの間にか赤岳方面に雲がかかり始めました。
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いよいよ本日の南八ヶ岳メインコース。下山に時がきました。
心残りですが、山にガスが出始めたことで踏ん切りがつきました。

次報は、この山行記録、最終章です。

横岳からコマクサ群落地へ


二日目(7/18)コースタイム:
行者小屋(4:20)-地蔵尾根-地蔵の頭(5:16-朝食-6:14)-赤岳山頂(6:45-7:00)-地蔵の頭(7:20)-三叉峰(8:13)-横岳山頂(8:30)-コマクサ群落(8:50)・・・・

暑い!!
東海地区、連日の猛暑。多分38℃は超えています。
八ヶ岳の涼風に吹かれたことが既に遠く過去の世界のようです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・

西に回り混んだ岩稜地帯をぬけようとした所でシナノキンバエが花道の様に朝日を浴びて私たちをまってくれていました。
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ルートは山の東側へ。鉄梯子を登る稜線上部に出ると
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平坦な何処にも障害のない開放感に浸れる道筋となります。雲海も少し解けてきた様で地上もかなり見える様になりました。
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三叉峰に到着。海ノ口からの杣添尾根ルートと合流します。
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ここからは、これまで歩いてきたルートを遠望できます。
右端に阿弥陀岳。中央の赤岳に挟まれて権現岳と中岳。そして雲海の先には南アルプスの連山。
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親父すわりをしてしまいました。
ここにきて右足小指が少し靴擦れ気味。
昨日の乾いていないソックスを履いたことが原因でしょうか。バンドエイドと靴紐を結び直し酷くならない事を願うばかり。
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三叉峰から横岳山頂(奥の院)までは直の距離です。
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横岳山頂?
地図では4m程三叉峰より高い様ですが、小さなピークが連続している文字通りの横岳だけに山の頂を制覇して気分にはなれず。
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しかし、西側の切り立った岩場から除くと行者小屋でサイの角の様な威容な岩場「大同心」が眼下に。写真では、この迫力は中々伝えづらい。
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再び、南に視界を転ずれば、緑濃い赤岳・阿弥陀岳の両巨峰への眺望も、まだまだ良好です。
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更に遠くに目を転ずれば御嶽山も鮮明な山容を見せてくれます。
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横岳から硫黄岳のルートは、「かにの横ばい」という険しい危険度満点の難所を通過します。
一瞬、宝剣岳山頂直下のトラバースを思い出しました。
あの頃は、二人とも若かった。4年前の夏だったかな・・・・・。
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天候悪いときにはご遠慮したくなるコースです。
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今日は振り返ってばかりですが、
横岳を振り返る。
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そして、遂にコマクサ一号発見。
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白いコマクサも発見。
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コマクサの群落が広がる火山礫地帯。
その先には大同心の頂が見えます。
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いよいよ次回は硫黄岳に・・・・・・

赤岳~地蔵の頭~横岳にむけて


二日目(7/18)コースタイム:
行者小屋(4:20)-地蔵尾根-地蔵の頭(5:16-朝食-6:14)-赤岳山頂(6:45-7:00)-地蔵の頭(7:20)-・・・・・横岳にむけて

赤岳山頂での展望に心を残し、いよいよ今日の目的である横岳へ向かう。
山頂からの下山途中での横岳方面。
この稜線を横岳・硫黄岳と縦走し赤岳鉱泉経由で戻ってくるコースです。本日のルート一望です。硫黄岳の奥には昨年の秋に全くガスの為、全く展望の無かった天狗岳。更にその奥には蓼科山の姿をみることができます。
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そして足元の岩場の花は?????。
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さて、20分で地蔵の頭にもどり、いよいよ横岳。
横岳は変化に富んだ岩場に今の季節に色鮮やかな花で彩られています。
今日は、先ほどの赤岳以外には急な登りもないルートの予定です。
お天気も気分も最高です。
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赤岳・富士山と相方の3ショットです。名残惜しいシーンです。
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赤岳から遠ざかる度に振り返り赤岳を撮る登山者の多いこと。私もその一人ですが。
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岩場に咲く????
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鋸岳をまく鎖場ルートです。
どこにルートがあったのか、この写真では分かりませんよね。先行している女性(青)の姿が見えます。いよいよ、横岳の岩場にとりつきます。ガスっていたら恐怖ですね。
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岩場に咲く????
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再び赤岳を振り返ると・・
赤岳との位置関係で歩いた距離がわかる様です。
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石尊峰(?)
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こんなルート歩きを夢見ていました。目の前には雲海。紺碧の青空。足取りも軽い相方。
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いよいよ横岳の花シリーズです(東海BCでこの記事を書いている為、花の名前担当の相方は傍にいません。わかる範囲でかきます)。

白い花は、チョウノスケソウ
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これは??????
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これはウルップソウ。白馬岳と八ヶ岳だけの花だそうです。
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これはミヤマオダマキでしょう?
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花の名前には、全く疎い私ですが、次報で私でさえ知っているコマクサが登場します。

至極の朝食@地蔵の頭


二日目(7/18)コースタイム:
行者小屋(4:20)-地蔵尾根-地蔵の頭(5:16-朝食-6:14)-赤岳山頂(6:45-7:00)
以下次報・・・ 

二日目のコース。
今日は、昨年6月に登れなかった横岳・硫黄岳の周回コースで今回計画。
そしてご来光とまでは云わないがモルゲンロートの山々を眺めたく4時前に起床。
しかし、初めてのテント泊で幾分興奮気味か中々寝付かれないず身体も少し重たい。
身支度を終えて行者小屋を出発したのは4時20分。
既に、阿弥陀岳山頂に朝日に照らされ始めてきました。
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行者小屋から地蔵尾根コースで最短で稜線にでて朝焼けの山々を眺めながらの朝食が本日の第一の目的。
行者小屋から暫くは森林地帯のまだ薄暗い山道を登っていきます。時折、「キーンキーン」と山の主の鳴き声。何の鳴き声だろう??狐はコーンコーン????

森林地帯を過ぎると右上方の阿弥陀岳に本格的に朝日でて照らだされています。背後の雲もうっすらとピンク色。
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登ったコースを振り返るとテント場であった行者小屋の遥か後方に白い雲海と北アルプスの優美で逞しい峰々の稜線が連なります。
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この地蔵尾根コースは、悪天候時には滑落事故を何度も発生させている難コース。
昨年、このコースを使用し赤岳に登りましたが、翌日、このコースで男性の登山者がお一人滑落し亡くなられています。用心用心!!
昨年の記憶では金属製の階段ステップに無かった木片の滑り止めが施されていました。
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尾根道の中腹にお地蔵様が祀られています。
登山者の安全を見守ってくれている様で力強いです。
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こんな険しい登りでも傍らには夏の花々が道筋を彩ります。
ハクサンシャクナゲ
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タカネシオガマ
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傾斜の急なこのコースは展望が良く息が上がるたびに立ち止まりパノラマを眺めながらの山登り。
遠く槍ヶ岳をはじめてとする北アルプスの峰々も、ほのかにピンク色に。
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赤く輝く阿弥陀岳の後方に御嶽山の山容ものぞめてきました。
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右手前方に天望荘が目前にみえてきました。天望荘後方の稜線上には、赤岳が赤く輝き華やいだ瞬間です。光と影のコントラストが何ともいえません。
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地蔵尾根最後の急峻な岩場をぬけると道標がみえてきました。地蔵の頭です。
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いよいよ稜線にでました。
思わず言葉を呑んでしまう光景が我々を待っていました。
地蔵の頭でお馴染みのお地蔵様です。朝日を浴び神々しいお姿です。
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こんなパノラマが我々を待ち構えていたわけです。
左のピークが横岳・右のピークが赤岳。雲海上に富士山と奥秩父山塊。思わず絶句です。
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赤岳山頂。山の東側は緑が多いですね。
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富士山もすっかり夏山の装いです。
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横岳方面。流れる様な雲。
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この地蔵の頭までの登りで空腹バロメータも赤信号に。
地蔵の頭から天望荘にいたる稜線の道脇に小高い岩山でお食事タイム。
パンとコーヒの朝食メニュー。沸かしたてのコーヒ(勿論、インスタント)を飲みながらのこの展望。至極の瞬間です。この瞬間を家族にも知らせようと、息子達に写メール(この地域はAU電波は届きます)。

この雲海を眺めながらの朝食タイムもいつの間にか1時間近くになってしまいました。
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いよいよ、次は横岳へ?
と考えていたときに、私たちの傍にザックをデポし赤岳に登ってきた人が戻ってきました。
彼曰く「今日の南アルプスは最高です。ここまで来て登らなきゃ損ですよ」
の一声で、赤岳山頂にピストンすることに。

我々も荷物をデポし身軽な姿で赤岳に。
6時過ぎの時間帯にも関わらず既に多くの登山者が移動しています。
山頂に向けた急峻な坂道も下山者と登山者とで込み合っている中、約30分で山頂に。
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山頂からのパノラマです。
赤岳の背後にあった南アルプス・中央アルプスの展望も良好です。
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権現岳越しに南アルプスの山並み。
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県界尾根そして秩父山塊
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富士山と秩父山塊。写真ではよくわかりませんが金峰山の五丈岩も確認できます。
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赤岳山頂大渋滞です。
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以下次報・・・・・

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