結局、8月末の白馬登山から
9月には、どこにも行けず(それでも、高尾山ハイクは1回)
10月を迎えてしまいました。

その10月1週目の週末日曜日に
3年振りに那須岳の紅葉刈りに出かけてきました。

前日の土曜日の夜に
自宅を出発。

今回のルートは
いつもの峠の茶屋駐車場は車両規制があったり
激混みが予想されたので
MTジーンズから裏那須岳の三本槍岳のピストン。

那須のブロ友さんakiさんから
那須SAスマートICがMTジーンズ駐車場に近くで便利ですよと
事前にアドバイス頂いていたのですが
良くも調べないで
それではと、SAで車中泊してしまった事が
間違いのもと

駐車場入り口にスマートICへの分岐があり
駐車場からIC出口に出られない配置になっているんですね。

翌朝、少し遠回りしてしまいましたが
白河ICで高速を出て下道でMTジーンズに。


駐車場には6時過ぎに到着。
ガラガラです。

この日のゴンドラは
7時から営業開始。
それにも関わらず
駐車している車は5台ほど。
(後で、このうち何台かは峠の茶屋を諦めてきたとか)
この時間帯、峠の茶屋では既に満車で大渋滞だったとか。

ここで、ゆっくりと山支度をして
ゴンドラ駅に移動
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ゴンドラ駅までは
地下通路を抜けて
長~いエスカレータ。
眠った身体には有難い。

そのエスカレータ手前に登山届が備えてあり
ゴンドラチケットの購入時に提出する仕組み。
下山時にも、チケットカウンターに下山報告することになります。

紅葉シーズンの週末祝日は、ゴンドラは7時営業開始
(平日は8時からですので要注意)
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ゴンドラに乗って
10分程で標高差460mを一気にのぼり
標高1417地点にゴンドラ山頂駅に到着。

駅舎を出て
ドッグラン広場を通りぬけると
茶臼展望台へ
風も無くベストコンディションです。
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ここで朝一のゴンドラに乗車した
若いご夫婦と話し込む。
このお二人も峠の茶屋を諦めて
MTジーンズに変更したカップル。
この後、抜きつ抜かれつつ
三本槍岳まで登ることに。

ゴンドラ山頂駅周辺のガイド案内↓

  ゴンドラ山頂駅 出発  7:20  

山頂駅を出て右手に進むとゴヨウツツジ散策コース。
ゴヨウツツジ?? シロヤシオのことですね。
ここも春さきには白い花が咲き誇っているのでしょうか。
路幅の広い散策ルートを10分程進むと
緩やかな坂道の頂上部に展望台
ゴヨウツツジ展望台と呼ばれている施設。
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今日は、急ぐ旅でもないので
展望台に登ることに。
周囲の木々の成長が、少し邪魔でしたが
那須岳連山の稜線が見える。
標高差で500m足らずなんですが
想像以上に稜線までの距離がありそうです。
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そして、稜線から延びている尾根の斜面に
お~!!、ここにも赤い羊???
こちらは色がカラフルですね。
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展望台を下りて
樹林帯の中を暫く歩くと
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展望の開けた
中の大倉尾根と呼ばれる直登道に
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この尾根から那須岳の峰々を一望できます。
茶臼岳、朝日岳、そして
右手には名前の無い1900峰。
こちらから眺めても立派な山容なのに
1900峰では可哀想。
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朝日岳の頂上部も
部分的に歯こぼれした形
これまで気がつきませんでした。
手前の山の紅葉、見事です。
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標高を稼ぐほどに
傾斜も次第にきつくなりますが
足元も、しっかりした登山道なので
まだまだ、大丈夫。
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絶好の紅葉スポットに辿りつきました。
これ、進行方向ばかり見ていると見逃します。
思わず振り返ると~素晴らしい朝日岳を彩る
周囲の景色

下山時も通過するので
午後の日差しで景色は
どの様に変化するのでしょうか。
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このルート最高峰地点
スダレ山山頂部の岩が見えてきました。
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赤面山ルートとの分岐。
このルートでの下山も検討対象でしたが
下山後の車道歩きが長く却下。
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でも、この尾根の紅葉も
魅力的です。
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分岐をやり過ごし
暫く登ると
ザレたルートに。

ここは風の通り道なんでしょうか。
このザレたスダレ山までの短い区間だけ
風に吹き付けられ
これまでの登りで火照った身体が一気に冷えてきました。
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個々から眺める朝日岳も圧巻の景色です。
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  スダレ山  8:43  

山頂といっても大きな岩が鎮座しているのみ
ここで少し小ブレークして先に進む。
前方には名前とイメージが合わない
三本槍岳の緩やかな山の全貌がみえてきた。
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山肌を良く見ると
落葉した樹々のちらほら、こちらの紅葉は少し早いんですね。
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西の方角には、こちらから見ると
鎌首をもたげた様な朝日岳
1900峰から下った平坦部が清水平。
三年前の登山ルートです。
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三本槍への登り手前の鞍部。
ここからは葉が落ちてる枝が良くわかります。
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3年前の登りの記憶が余りないので
そんな辛い登りではないかな~と思っていたら
中々、山頂の平坦部に辿り着けません。

呼吸を整えながら
背後のハイマツと熊笹がつくる絨毯の緑と紅葉にため息をつく。
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  三本槍岳  9:14  

ゴンドラ山頂駅から2時間ほどで三本槍岳に到着
覚悟はしていましたが
狭い山頂は景色を楽しんだり、食事をする登山者でいっぱい。
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さて、本日の目的は
この三本槍岳ではなく
その先の大峠へ向かって下る稜線上の鏡ヶ沼展望ポイント。
この写真の左端の少し剥げたポイントです。
(中央のザレ地は、写真中央部の鋭俊な赤崩山への分岐ポイント)
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ここは、秘かに狙っていたポイント
そして、私達が登ってきた斜面に対して
こちら側の紅葉は、まだまだ良い色合いです。
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  鏡ヶ沼展望所  9:37-昼食-10:30  

展望ポイントまでは15分ほど。
山頂標の様な白い標識がポツンと建ってます。
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そして、お目当てはというと~

ちょっと、紅葉には早すぎた様です。
紅葉最盛期の鏡ヶ沼は、こちらのヤマケイから
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この三連休辺りが
紅葉ピークなのではないでしょうか?

取りあえず、鏡ヶ沼を見下ろせるポイントでランチタイム
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食事も終えて
のんびりしていると
どこかで見知った人が到着。

そう、ゴンドラ山頂駅で会話した若いカップル。
三本槍岳まで抜きつ抜かれつつで
ほぼ同タイムで山頂に到着していたわけなんですが・・。
こちらの鏡ヶ沼のことも山頂から下るときに教えてあげた次第。

こんな場所があったんだと
感動してくれました。

このルート、もっと一通りが少ないのではと
思っていたら、

このカップルの後に
中高年の団体さん。
会話から聞こえてくる方言から地元の方ではないかと推測。
先月まで、朝ドラでやっていたアレです。
おとうさん!!っていう女の子のドラマ

でも、この団体さんの会話が面白くて聞き入ってしまいましたが
地元の方々なら知っている
隠れた裏那須の紅葉スポットらしいです。

ここから見上げる三本槍岳は
南側よりも威圧感ありますね。

そして、様々な紅葉の色のバリエーションが綺麗。
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団体さんの年長の方が解説
こちらの斜面は南側よりも風の吹き上げが少ないから
紅葉持ちするんだよね~とか、
標準語に直すと
こんな解説だった様な。
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でも、すっぱらしい紅葉です。

この展望ポイントを更に下ると大峠
そして、その先の稜線上には流石山、大倉山へと続きます。
大峠から三斗小屋温泉、そして
熊見曽根に戻り、中の大倉尾根へと周遊することも可能。
この日は、夕方に約束があったので
この周回ルートは来年以降へのお預けとしておきます。
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一時間近く
ゆっくりとさせて頂きました。
この紅葉を目に焼き付けて
三本槍岳に戻りましょう。
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  三本槍岳  10:46  

相変わらずの人の多さですが、想像していたほどの混雑ではなかった。
混雑のピーク過ぎたのかな。
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三本槍岳から茶臼方面の展望
あちらは激混みだろうな~
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さあ、戻りましょう。
復路の折り返しで登ってくる人との混雑も
然程のこともなく無事に通過。
薄緑が熊笹で濃い緑がハイマツ帯。
ここに落葉してしまった紅葉が組み合わさると綺麗でしょうね。
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公園の散策路の様な登山路
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それは、いつも
登山路を整備して頂いているブロ友akiさんに大感謝です。
akiさんの那須レポートは凄く参考になります。
この日も茶臼から朝日岳周辺のパトロールで大活躍だったそうです。
akiさんのblog、こちらから、↓

スダレ山に戻ってきました。
光の角度が変わっただけで
朝とは、また違った雰囲気です。

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熊笹と紅葉
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そして、まだまだ登ってくる登山者
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朝の紅葉スポット地点も
陽が燦燦と降り注ぎ紅葉も更に鮮やかに。
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今シーズン初めての紅葉の旅で満喫の山旅でした。
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中の大倉尾根からの那須の山々を再び
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  ゴンドラ山頂駅  12:17  

約1時間半で下山。
那須岳は過去に峠の茶屋から3回登っており
MTジーンズからは今回が初めて。

今回、ここを起点に
裏那須の紅葉を楽しむルートも色々あることが
新たな発見となりました。

来シーズンもリピートしそうですね。

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