毎年の四国への帰省途中では
どこかの山に登りながら移動しているのですが
今年は天候不順で
登れそうな山がなく・・・
仕方なく、観光旅行に切り替え

今回は、山城オタクのメッカ
天空の城
「竹田城」をターゲットに。

名古屋のMAC家族とお昼ご飯をたべて
名神から北陸道
そして昨年も走った舞鶴若狭道を西進。

ここで、急遽
先月にブロ友ひらさんが先月に訪れた天の橋立
足を延ばすことに。
<地図拡大可>
イメージ 1

計画性の無い行き当たりばったりの旅は良いもんですよ。
思いたったときには・・・

ところが、
天橋立ビューランドへ到着したのは、営業終了6:00に5分前。
西側の成相寺もタイムアウトとおうことで
こんな写真をとって宮津市内で夕食。
無計画のマイナスポイントでした。
イメージ 2

そして、一路
竹田城近くの道の駅
但馬のまほろばに移動し車中泊。

竹田城跡 展望ポイント 立雲峡

さて、今や全国区にて有名となった
この天空の城の写真

この写真の撮影ポイント
竹田城跡に相対する
朝来山(あさごやま)中腹の立雲峡。

写真にある様な朝霧の雲海は晩秋の季節に見られる現象で
この真夏の季節は時期外れなんですが
夏でも山には霧が漂っているだろうと、
その霧の中に佇む城跡を撮影しようと
朝の5時半に立雲峡駐車場に到着。
イメージ 3
流石に、全国区となった観光ポイントで
広い駐車場とトイレも完備されています。

この季節に観光客がいるのかなあ~と思っていたら
先着の車が一台。
そして、私達の到着の直ぐ後で
関西弁の親子グループが到着。


入り口には大きな案内図
展望ポイントは登山口から
第三展望台、第二天望台
そして、最も高い場所に第一展望台。

第三と第二は、5分~10分以内でたどり着けますが
第一展望台までは標高差で約200mを登る必要があります。
(案内板掲示の第二展望台は今は第三展望台近くまで移動されています)
イメージ 4

まずは、第三展望台 
イメージ 6

そして、第二展望台
イメージ 5

展望台からの
展望は・・・・ナッシング。
白いベールに。
麓から、山はガスの覆われていたので分かっていたのですが・・
何の根拠もない楽観的な期待で歩を進めます。
イメージ 7

第二展望台から第一展望台までは長かった。
この日の朝、湿度ムンムンで
第一展望台の達したときには
結構な汗をかいてしまいました。
ここでガスが抜けるのを待つ作戦なんですが・・・
イメージ 8

ところが、時間の経過と共に
私達の立つ展望台側の山の
ガスがドンドンと濃くなるばかり。
イメージ 9
15分程まっても
改善傾向無いので
取りあえず駐車場に戻ることに。

駐車場には、雲海に浮かぶ竹田城の大きな写真が建てられています。
ここまで来たので雲海は無くても
この竹田城の城は見たいところです。
イメージ 10

車中にてガスが抜けるまで待機

遂に姿をあらわした?!

待つこと一時間
時刻も朝の7時半近く
空が幾分明るくなった様で
最も近い第三展望台に登ってみた。

すると、これまでガスで覆われていたガスが抜けて
竹田の街並みと竹田城の山らしき姿が見えてきた。
イメージ 11


更に展望の良い第二展望台まで登っていくと
ガスは次第に空に抜けていくようで
頂上部には何かしら人口の構造物らしきものが・・
イメージ 12

お~!!、これこれ!!
イメージ 13


7時50分には、完全に山頂部の遺構を眼前にみることができた。
イメージ 14

ガスの中から忽然と現れた石垣群
とても幻想的な姿でした。
(南千畳と中央部の天守台)
イメージ 15

(天守台と右手には広大な北千畳)
イメージ 16

駐車場到着が5時前だったので約2時間待っての
この景色!!
前日の天の橋立が残念だっただけに
満足な一日のスタートでした。

竹田城跡へ

立雲峡から竹田の街に下りてきました。
山の頂上部の石垣・・天守などの建築物が残っていれば
かなりの威圧感ですね。
イメージ 17

さてさて、この日の西日本は
今年一番の気温
朝も8時過ぎで、直射日光が刺す様な暑さ。

こんな時には無理しないのが
こうち隊のモットウなんですよ。

町が運営する天空バスを利用させてもらいます。
竹田駅を8時35分出発のバスに滑りこみセーフ。
イメージ 18

このバスに乗車すること20分で
中腹第二駐車場に。そこから歩くこと20分の道のりで大手門なんですが
甘くなかった。結構な急登坂道でした。
イメージ 19

木陰はあるものの
舗装道の急登が続きます。
イメージ 20

そして竹田城大手門近くに設置された料金所にて
500円/人の観覧料金を支払うと
イメージ 21

直ぐ側に大手門に続く階段
イメージ 22

大手門といっても
門は既に無いのですが階段をひと登りすると
先ほどまでいた朝来山と立雲峡(山の中腹部です)。
イメージ 33

城跡にはガイドさんが居られて
シャッターを押して頂きました。
(完全な観光気分)
イメージ 34

まずは、大手門から
東側の北千畳跡を散策。
ここからは天守台を後方から撮影できる。
イメージ 23

一回りしたところで
シャッターを押して頂いてガイドさんと再会。
イメージ 24

ちょっと、ブラトモリ気分で竹田城の歴史や
石積み法について色々と教えて頂きました(写真の後姿の方)。

教えて頂いたプチ情報
大手門から見て真正面の石垣
通常は横積みのところ
一つの大石が縦積みに
これは、横積みの石との組み合わせで
行く手を阻む人をイメージしていたとか。
イメージ 25

石の中には、大石を割りそこねた石も
このクサビ跡は、その名残とのこと。
イメージ 26

そして大手門から天守台方面に登る階段にも秘密が・・
何気ない階段ですが
一段目の階段の幅が
最上部に登るに従って
狭くなっているとか。
大軍勢が押し寄せても
ここで渋滞になる様に細工した階段とのことです。
イメージ 27

そして、ガイドさんに教えて頂いたベンチ!!
高倉健さんに遺作「あなたへ」
この映画で一躍、この竹田城が有名になったのですが
そのロケで健さんが座ったベンチ。
先ほどのトリッキーな階段を登って左手に進むと
朝来山に相対するに様に設置されたベンチが健さんベンチです。
朝も早かったのでベンチ一人占め。
イメージ 28

そこからは麓の街が一望できます。
イメージ 29
麓の街並みから真っ直ぐに伸びている道は
京都まで続く旧山陰道
そして、街並み沿いに左右に延びている路が但馬街道。

この街は、この旧街道の交差点になり
その交通要所に建てられたのが、この竹田城とのこと。
(これは、この後にお逢いした別のガイドさんから)。
そして何よりも、この城に程近い「生野銀山」。
全国の銀生産高の約8割をしめる最大鉱脈が
この竹田城の地位を高めています。

戦国時代、秀吉の但馬攻め
そして、関ケ原の後には
この銀山は徳川家の天領となり
時の権力者の財政を支える重要拠点なんです。
竹田城は、その銀山を守る拠点となっていたそうです。

それでは、天守台に登ってみましょう。
イメージ 30

天守台へ
イメージ 31

天守台から南千畳を望む。
日本のマチュピチュと言われる景観です。

その先には朝来山。
朝来山の右手は但馬街道。今は播但自動車道で山陽道までつながっています。
(四国には、この路をつかいます)
イメージ 32

その南千畳からは、天守台から
大手門・北千畳まで一望できる広場
イメージ 35

ここに、天守閣がある景観って
どんなだろう~。
(それは、後ほどに紹介します)。
イメージ 36

城跡からは
徒歩にて一気に麓まで下ってきました。
所要時間で20分ほどでしょうか。

そして、この麓の街並みが良いですよ。
城下町という風情で
水路も家屋の傍に流れており
以前に行った岐阜の郡上八幡を思い出します。
(そういえば、郡上八幡の城も天空の城と呼ばれているらしい)。
イメージ 37

そして、小休憩で入ったお店が
イメージ 38

明治時代の街屋を
ほぼ、その儘にいかした座敷カフェで寛げます。
イメージ 39

そしてオーダした「天空パフェ」
外は35℃近い猛暑。
冷房の効いた静かな空間で冷たいスウィートで生き返ります。
イメージ 40

そして、気になった写真が傍に・・・
竹田城の城跡に建築物がたっている?
そして、大きな大手門らしき建物の入場する戦国武者の行列
なぜか、昆の旗印?????
イメージ 41

お店に方に訊ねたところ
90年の角川映画「天と地と」で
この竹田城は、越後の春日山城のロケ地として使われ
その時に石垣に撮影用といいながら本格的な天守を初めとする
セットを建てたときの写真。
こちらのブログに詳細紹介されています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

カフェで寛いて
外にでると灼熱の陽射し。

田舎に帰るまえにお風呂でもはいろうと
探した日帰り温泉

緑に囲まれた露天風呂は良いお湯でしたよ~。

汗を流したあとで
一路、四国に移動 

田舎では・・4日間、田舎の母と3人で
夏のスローライフを楽しんだ
こうち隊の夏休みでした。