梅雨の中休みの先週週末に
ブロ友もろーさんの40年振りシリーズ第4弾
「瑞牆山」に登ってきた。
なんと、正確には42年前に今は亡くなられた友人の方と
初めて登った山とのこと。

同行メンバーは、最近は定番化しつつある
1950年代生まれnobuさんこうち隊ひらさん(?)
もろーさんを加えて「50sのメンバー」と
50sの水先案内人の70年代生まれの「tanmaさん」

そして、今回は
kashimashi娘隊から、次女のとかちゃん
(三女のぐっちーは、所要で参加できず)
相方の旧同僚のご主人「サトウさん」をメンバーに加えた
総勢8名のグループ山行と相成りました。
※サトウさんも、50sメンバーです。

山行ルートは、
今回はオーソドックスに
もろーさんが歩いた42年前をトレースする
瑞牆山荘-富士見平小屋-瑞牆山の往復ピストン
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既に参加メンバーのレポはアップされております。
  nobuさん:瑞牆山


こうち隊は、瑞牆山には過去に2度登っており、今回で3度目。
瑞牆山・金峰山 2009.05.23 (10)
特に初めての瑞牆山は、私達も若く恐いもの知らずで
瑞牆山の後に金峰山まで足を延ばしていましたが、これは昔の話。
今は、そんな体力はありません。


  8:00 瑞牆山荘         
登山スタート予定時刻は瑞牆山荘を7時半。
いつもの様に、ギリギリの5分前に瑞牆山荘上の無料駐車場の到着。
駐車場は既に満車に近い状態で路肩駐車もやむなしかと
駐車場に入ると
先着のtanmaさんが駐車スポットを確保してくれていて大助かり。

そして、てっきりラス到着だと思っていたところ
いつも、早いnobuさんが、未だに到着していない。
携帯に電話しても不通。
(ここは、docomoは〇だが、auは圏外)

結局、8時近くまでnobuさんの到着を待っていましたが
連絡もつかないので携帯にメッセージを残して先にスタートする事に。
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山荘前で待っている間にも
続々と車が駐車場に入り溢れた車で山荘と駐車場間の車道路肩も
あっというまに埋まっていきます。
流石、首都圏にも近い日本百名山だけのことはあります。

山荘からは暫く新緑に覆われた緩やかな坂道なので
歩きはじめのウォーミングアップには調度良い。

今日のこの日、下界では30℃近い暑さの予報だが、
こちらは別天地、新緑と心地よい涼しい風がふきつけ
登りはじめの皆さんは、快調!!^^
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特にKASHIMASI娘の二人は
先頭歩かせた為、お喋りも止まらず
どんどん先に・・・お喋りは止めなくても
足は時々止めてくれないとか
後方のオジサン達がいったか・・どうか。


  8:46 富士見平小屋         
コースタイムから若干早くに富士見小屋に到着。
既に沢山の登山者で賑わっておりました。
小屋の前に咲いたレンゲツツジがとても綺麗でした。
この小屋には、瑞牆山・金峰他・・・これまで何度か足を運んでいるんですが
このレンゲツツジの開花時期は初めてでした。
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富士見小屋で10分程の休憩の後に
瑞牆山に向けて出発です。

小屋の後方の緩い坂道を登り
小さなアップダウンを繰り返すと木立の隙間から
瑞牆山山頂部が見えるポイントに。
毎回、ここから写真を撮影していますが
緑の額縁に瑞牆山・・とても、お洒落な場所です。
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この展望スポットの先から
天鳥川に向けて急坂を下りていきます。

そして、天鳥川の渡渉ポイント・・・
といっても水がありません。
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  9:25 桃太郎岩         
久しぶりの見た桃太郎岩は
以前より大きくなった様に感じた。
岩の下で遊んでる人物はtanmaさん
ひらさんの求めに応じて何でもやってくれるので
カメラのシャッターの押甲斐がある好人物です。
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桃太郎岩から木階段、一枚岩の鎖場・・次第に瑞牆山ワールドに近づいてきました。
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そして、少しピークを外した石楠花の花もちらほらと
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大ヤスリ岩の直下まで登ってきました。
これも、以前より大きくなった感覚
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大ヤスリ岩の近くの岩陰に
イワカガミの群落を発見!!
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この株は、ピンクも鮮やかで久方ぶりの
イワカガミの群落でした。

いよいよ、これからが瑞牆山の核心部
大人のフィールドアスレチックスです。

今回、この瑞牆山に誘ったサトウさん
山経験は高尾山周辺と一度登った塔ノ岳といっておられましたが
いやいや、大したもので
メンバーから遅れることもなく
安定した歩行で登ってこられました。
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岩登りは、まだ慣れていない部分もありますが
元ラガーマン。他の50sに負けない脚力で
登ってこられました。

大ヤスリの高さ位置関係から
そろそろ、稜線部に近づいてきました。
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そらそら、稜線が見えてきたぞ。
この稜線の反対側から登る不動滝ルートから周回したのは5年前の秋でした。
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稜線部、この道標奥側に下りていくと不動滝へと続きます。
(悪路でした・・・)
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そして、お馴染みの山頂近くの鎖場
下りる人、登る人が声を掛けあい
やり過ごしていきます。
こんな時に声が相手側に通じると連帯感を感じますよね。
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  10:45 瑞牆山山頂に         
山頂近くの石楠花の林を抜けて
瑞牆山の岩に取り付こうとしていると
前方に見た顔が・・・

オレンジのジャケットを着た
nobuさんでした。

カンマンボロンコースから登ってきたそうです。
とんだ、勘違いで
私達が最終的に富士見平小屋経由の標準ルートピストン計画を
御存知でなく、最初のコース案内の一つ
カンマンボロンが頭から抜けなかったようです。

これで、本日のオールキャスト総登場とあいなりました。
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むー・・・、残念ながら周辺にガスは湧いていませんが
遠くの山々には厚いガスがかかっていて
視界良好の◎⇒△位の評価でしょうか。
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晴れていれば、こんな風景が広がっています。
7年前の瑞牆山
金峰山をはじめ富士山を含む
山上からの大パノラマを楽しめました。
そして、指の先にみえた金峰山に・・・
行けちゃうんじゃないと・・この日の第二ラウンドで
登ってしまった若い頃の写真です。
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しかし、今日のお天気は残念(泣)
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辛うじて・・大日岩
この岩上でも遊ばせてもらいました。
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鷹見岩
石楠花の群落地に、この岩峰が突きだしております。
ここには、今日と同じ時期に4年前に登っています。
記事をクリップするクリップ追加 石楠花の岩山 鷹見岩・大日岩 2012.06.10 
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そして、定番となった瑞牆山山頂からの大ヤスリ岩
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山頂には多くの登山者でいっぱい
漸く今回のメンバー8人が占拠できる場所を確保してランチタイム
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もろーさんの期待した八ヶ岳眺望は残念なことでしたが
ここまでのルート、若かりし頃を思い出しながら
感慨深いものがあったことでしょう。

そして、忘れてならない儀式も
シャッターを周囲の方に頼んでパチリ!!
皆さんの個性がでた集合写真です。
これで361座(現在、365座進行中)。
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今年は、昨年の同時期よりも約150座遅いペースですが
昨年10月で終わった1000座も
今年は年末まで楽しめそうです。

  12:03 瑞牆山 下山開始         
一時間以上、ゆっくりさせてもらった山頂に
名残りもつきませんが下山を開始。

不動滝ルートとの分岐の先に
キバナコマノツネの群生地
ここに限らず、所々に
この花は良く咲いておりました。
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そして、このルートでお馴染みの
デブ試しの岩
登ってくる時には
別のルートで迂回してしまった様でした。
・・・そうそう、今回気が付いたのは
以前よりもルートが広がってしまったこと。
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人気の山だけに、大ヤスリ岩基部から稜線にかけて
登る人、下山する人々の往来が多く
時に渋滞、そんな中、ルートが次第に森林側に
広がってしまった様です。

この日も、12時過ぎた時間帯にも関わらず
瑞牆山に登る数え切れない人々とのすれ違い
次第に高尾山化しつつありますね。

もろーさんが
瑞牆山といえば静かな秩父山域
そのイメージが無くなってしまったな・・・とポツリ
42年の時の流れです。



富士見平小屋に向けた飯森山への急坂道を登っていると
後方にいた、ひらさん、もろーさん、nobuさん、tanmaさんが
途中から大きく離れてしまったことに気が付く。

急坂道を登り切った場所で
待っていると、nobuさんが
少年の様な高揚した顔で
「イチヨウランを発見したよ!!」
「イチヨウラン???」
tanmaさんの撮影した写真を覗かせてもらう。

相方、「観てみたい~♡」
・・ということで
nobuさんに今一度同行してもらい
再び、坂道を下ることに

すると山側の苔むした斜面に4株ほどの花・・
これは、知った人でいないと分からない花です。

イチヨウラン・・一葉蘭
根本に葉を1個つけた野生のランの花
(文字道理です)
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思いかけずに珍しい花を観れて
得した気分に。

  13:50 富士見平小屋         
富士見平小屋の幕営地は色とりどりのテントで
朝よりも更に賑やかに。
小屋にでもはいり、尾上さんの版画でも覗こうとしたのですが
(尾上さん詳細は、先の鷹見岩記事に記載)
小屋の中もテンバの受付などで大忙し。
小屋番の方から、尾上さんは最近来られていないとか・・
5年前の尾瀬で出逢ったときには70歳だったので
今は75歳ですか。お元気でしょうか。
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ここの水場で水を補給!!
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天鳥川は涸沢となっていましたが
ここの水場は湧き水が豊富です。
自然で浄化された冷たい水が喉を潤してくれます。
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みずがき山自然公園近くに駐車しているnobuさんと
富士見平小屋下の林道でお別れし
あっという間に瑞牆山荘駐車場に
駐車場周辺は車だらけの喧噪とした状態に

もろーさんの42年前の静かな奥秩父の山から
昨今の登山ブームで首都圏からも近いこともあり
登山者が多く集まる山へと変貌しておりました。
私も、その一人ですが・・。

  7:30 みずがき山自然公園         

下山後に別の角度から瑞牆山を眺めて頂きたくて
もろーさんを誘って
みずがき山自然公園に車で立ち寄ってみました。
秋の黄葉シーズンも綺麗ですが
緑の衣に包まれた瑞牆山も中々のものです。
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思わず・・・ジャンプしたくなる様な
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ポーズをしてみたくなる様な
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開放感ある公園です。
山登りとは関係なく立ち寄る価値のある場所です。
(nobuさん、ひらさんが加わってると
更にオフザケ写真になったのに残念です^^)

KASHIMASHI娘隊のとかちゃん
相方とペアーで歩かせると
二人でどこまでもお喋りでいっていまいそうなペース。
ここに三女ぐっちーが加わると最強トリオ。
これは、是非、ブロ友女子隊とのコラボを企画したいものです。

サトウさん
本格的な山は初めてとのことでしたが
流石、若い頃にラグビーで鍛えた身体に嘘はないですね。
60代過ぎて山を始めた方も多くおられますので
これからも機会みつけて山にご一緒しましょう。

もろーさんとは、同じ単身赴任で
お互いに山形勤務だったこともあり話も弾んでおられました。
50sに入会ですね(笑)