高川山からの続きです。
壬生駅・・・かせい駅と読みます。
みぶ・・と読んでしまうのは私だけでしょうか?
(新撰組、思い出します)


その壬生駅を左手に
直進すると国道139号線
左に曲がり

大月方面に向かう

コンビニの裏手の山が九鬼山
高川山からは何でもない山に見えたのですが
いざ、下界におりてみると500mの標高差はプレッシャー。
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ところで九鬼山に纏わる話を知っていますか?
昔、どこかで読んだことがあって
改めてネットで検索してみると・・
 
「桃太郎」の伝説が、この大月に。
「百蔵山」で生まれた桃太郎は、上野原の「犬目」で犬を、
大月の「猿橋」「鳥沢」で猿とキジを引き連れて、
鬼の棲む九鬼山に鬼退治にやってきた・・・・・
むかしむかしのお話で・・日本の民話・伝説は面白いですね。
 
そんな「こうちさん」
相方とかちゃんを引き連れて
九鬼山に鬼退治に向かいます。
 
桂川にかかる煉瓦構造で作られた落合水路橋
今でも発電所につながる貴重な水路だとか
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水路橋を眺めながら橋を渡り右折する。
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先ほどの水路橋を潜り九鬼の集落に入る。
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  愛宕神社登山口 10:43  
 
集落を道なりに抜けると
九鬼山への登山ルートが二つに分かれる。
南側の尾根からアクセスする杉山新道と
北側ルートの愛宕神社ルート
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所要時間の短い愛宕ルートを今回は選択
ということは急登が待っているんですがね~
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 愛宕神社の傍の道の
檜植林に覆われた寒い暗い道を登っていく。
 
 途中で植林地帯を抜けると
落葉した雑木林となり、明るい山道に変化。
このあたりになると、汗も額からつたいおちる。
 
 
田野倉駅からの池ノ山ルートと合流。
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すごい、駅への案内標識が乱立しています。
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再び、ここから檜林の急登が待ち構えている。
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気が付きますか?
いつもなら、このブログ記事のモデルさんである
相方さんの露出度が無く
なんか、ソロで登っている様なレポートに・・
 
この急坂も、相方ととかちゃんのお喋り登山で
後方からマイペースで登ってきているんですよ。
 
天狗岩分岐ポイントで
後方のふたりを待つ・・
 
天狗岩へは、ここから2~3分程の場所
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ご存じの方は多いと思いますが
九鬼山は、十二景に選ばれているとはいえ
山頂の展望は木々の成長で木の隙間から辛うじて眺められるだけ。
 
この山から富士山を眺めようとすると
この天狗岩がベストポイントなんです。
 
  天狗岩 11:56  
 後方部隊と合流し
天狗岩に到着。
ここは天狗の鼻の様に大きく飛び出した岩から
富士山の全容を眺められるポイントなんですが・・・

あちゃー、残念な事に
今朝までの富士のスッキリしたお姿に
白い雲がまとっちゃいました。
 
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富士山上空に筋斗雲(きんとうん)
朝には雲一つ無かった空に
雲が湧き出でてきました。
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天狗岩は場所的に狭く
ランチを広げるに適していないので
とりあえず、九鬼山山頂に向かう。
 
  九鬼山山頂 12:15  

元のルートに戻り
ひと登りすると
九鬼山山頂に到着
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檜の隙間から、一瞬
富士の山肌が見えたのですが、直ぐに雲の中。 
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こちらは、北側の展望のみ
ひらけているのですね。
本日、2座目の踏破!! 
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この山頂は、山頂広場周囲の木々で
日影になっており
余りにも寒いので・・下山途中で
陽だまりとなった場所を探しながら
おりていきます。
 
 
 山頂直下は、急坂と露岩の悪路。
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尾根筋下山路の途中で左手に曲がる。
右方向の踏み跡は浅いですが、
破線ルートで猿橋駅方面に下山できます。
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左折するとガレた急斜面のトラバースが続く
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 申し訳ない程の狭い幅で切っている登山路で
足を踏み外すと谷まで滑り落ちそう。
 
  紺場休場 12:46  
 
展望の良い広場に出会った。
調度、先行していた登山者が出発した直後。
座るのに手頃な倒木もあり
標高が下がった分、暖かい。
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ここからは、午前中に登った高川山と
それに連なる本社ヶ丸、三つ峠山が一望できる。
ここで本社ヶ丸と高川山をつなぐと
河口湖駅まで足跡がつながる。
いつか、つなげないとな・・・と一人勝手な思案を
しながらお食事タイムです。
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 富士山はというと・・・何か噴火している様ですね。
大人しくしていてね!!
 
さて、ここまで来て下山路を考える。
本来ならば馬立山と菊花山経由で大月駅まで歩く予定。
でも、ここまでで余力を残して下山も良いかなと。
 
スマホで田野倉駅の時刻表を確認
(この山域、AUは3G/4G電波はバッチGoodです)
14:12発、それを逃すと30分待つ必要がある。
時計をみると調度⒈時間前の13:12
コースタイムは・・およそ1時間
ドンピシャ!!
 
決まれば、即行動に移す。
 
これまでブレーキを掛けっ放しの二人組に
鞭が入りました。
 
はや~い!!
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どんどん、下っていきます。
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そして、林道に下り立つ。
ここまでで少なくとも二組の登山グループを抜いてきた。
これまで、マイペースで登ってきた二人
下りのスタミナは十分に持っていた様ですね。 
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林道をそのまま集落に向けて下っていくと
前方には高川山!! 
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ここで13:40とちょっと過ぎ
残り15分なので余裕で駅に到着できそうです。
 
  田野倉駅 13:57  
 14:00前に駅に到着。
 下山した登山者が4~5人休んでいた。
待ち時間で飲み物補給・・そして、ここは自動改札でなく
窓口で切符を買って入場します。
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14:12 大月行電車の到着
ここから二駅先が大月駅です。
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乗車時にボタンを押すことを一瞬躊躇しましたが
無事に乗車。
 
約5分で大月駅到着。
 
朝に渡った中央本線陸橋からは
桃太郎の百倉山が見えています。
その隣の扇山は昔に雪が降ってきたことで
途中撤退した秀麗富岳十二景のお山です。
この山も制覇しないと・・
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北の山の荒れた時にと
兼ねてから計画していた秀麗富岳十二景
 
電車をうまく使えば縦走できる山域。
この冬のシーズンは、何座制覇できるでしょうか。