悪戦苦闘の急坂道、雲尾坂には・・(泣)
お花畑 9:55
お花畑から雲尾坂の取付きまでは
緩い登り・・
しかし、次第に圧倒されるような
雲尾坂の壁
・・・・写真でみるよりも
生は圧倒的な登山者を拒むような壁です。
登り路は
基本的には日陰側に位置しているので
道は凍り付いています。
そして、次第に傾斜がきつく
呼吸が荒くなってくる・・
すると、前方になにやら
展望スポットに飛び出しそうな予感
そう、雲尾坂の中間地点に
唯一、平坦な展望スポット。
多くの登山者は、ここで休息し神楽ヶ峰を眺める。
ここで既に神楽ヶ峰より標高を稼いでいるんですね。
山頂方面を見上げると
まだまだ、これからだよ~と
言っているようで・・
確かに、これからがキツカッた。
北側斜面の木々は霧氷の白い華に彩られていました。
紅葉ならずも
白い華の清楚な木々が良いですね~
なんて写真をとっていると
相方との距離が
次第に離れていき
ついに見えなくなってしまいました。
ここで相方に追いつく足が
・・脚力がなくなってしまいました。
こうち・・・
今日は、ここで大ブレーキ気味。
相方には、先に行ってもらいます。
苗場山湿原 10:33
この急登,
余ほど疲労感ある苦渋の姿だったのか
下山してくる登山者に
「もうすぐですよ~」と
励まされつつ・・登り切ると
山頂の大湿原と大展望テーブルマウンテン ♪♪
余りにも有名な苗場山湿原に到着!!
この時こそ、広角レンズが欲しいと思いました。
この広さを表現させる為に
iphoneにてパノラマ撮影
(拡大可能です)
山頂の湿原湖沼は苗の苗代田のような外観を呈していることから、山名を「苗場山」としたとの説があると紹介されているが
まさにその通り。
山頂の平坦な大湿原に池塘が点在し
山麓の山容とは、まったく違った世界が広がっていました。
旧苗場山頂ヒュッテに向かいます。
このヒュッテの裏手に山頂標がたっています。
この時、この僅かな木道階段の登りも
身体が受け付けない・・情けない・・爺かな~。
苗場山山頂 10:40
山頂標には先着の団体さんが
大撮影大会を行っていました。
ちゃっかり、私達もシャッターを押して頂きました。
ヒュッテ脇のテラスを通り抜け
北アの眺められる湿地帯に向かいます。
ヒュッテ側の石碑横を通り抜けて進むと
おお~!!
雪を被った北アルプスが
大湿原の地平線遥か先にみえる!!
山容からみて白馬三山
唐松・五竜と山座同定
実は、この前日の金曜日の朝に
唐松岳に変更しようかと計画しており
会社から帰宅までは行く気、満々だったのですが。
バスの中で唐松岳山頂山荘のHPで
積雪20cmの情報で、大事をとり中止。
元々の苗場山山行に。
これはこれで正解でした。
何故なら、この青空と展望は中々望めない。
湿原の中に設けられた
ベンチエリアで昼食を食べることに。
こんな贅沢な景色を眺めながらの昼食。
朝早い自宅出発は・・辛いけど
このランチタイムは至極の時。
お腹も落ち着いたところで
周囲のお散歩タイム
木道を歩く・・・
まだ、山頂のシラビソの木々には霧氷がついていました。
秋の陽射しでポカポカ陽気の様ですが
気温は高くないんですね。
下山へ 11:55
一時間以上、ゆっくりさせてもらった
高層湿原とも、お別れの時間です。
下山ルートは、周囲の山々の景色を楽しみながら
前方の山塊は
平標山と仙ノ倉山
太陽の位置も高くなり
山肌もよくわかる様になってきました。
相方が・・・・見つけた「槍穂の峰々」
よくよく見ると小槍も確認できました。
再び、谷川岳方面
スカイライン上のピラミダカルな山は
燧ヶ岳・・だと思いますが・・
さあ、これから雲尾坂の急坂くだり。
前方に神楽ヶ峰
その先には湯沢の街並み
この下りは崖を縫う様な道
高度感あります。
登ってくる登山者の数も多くなり
すれ違いには気をつかう様になる。
中間地点の展望スポットも
ヤセ尾根で一歩踏み外すと
・・なんて考えたくないルートです。
下山時にも
未だに日陰は凍り付いたまま・・
急坂を下りたところで
雲尾坂をふりかえる。
まさに壁です。
鞍部から神楽ヶ峰
この登りも・・前半に体力を使い果たした影響か
エラク登りは辛かった。
何故か、今日は調子の良い相方。
なんか余裕でないの??
なんか上から目線で眺められている様で・・
しかし、視線の先には、
苗場山・・この険しい山肌から
山頂の高層湿原は想像できませんね。
神楽ヶ峰からマタ擦り岩にむけた笹道を進む。
この時間帯でも続々と登ってくる登山者。
午後の陽射しで光り輝く笹の葉
中ノ芝 13:37
午前中もロング休憩した中ノ芝のベンチで
一息いれる。
やはり、ここの展望は最高です。
北方の巻機山とその奥に八海山。
来年の宿題かな~。
今年も宿題を沢山残した様で
来年が大変
風もなく
ポカポカ陽気で思わずベンチに転がる。
どうしても下り道は
腰が前かがみになりがち。
そして硬直した腰と背中を
延ばすことができて気持ち良かった。
さて、これからが悪路・・
まずは大きな岩のゴロゴロ道。
流石にこの時間帯は霜や凍り付いた岩もなく
午前中よりも良い状態の登山道
でも、最近
つくづく感じることは
バランス感覚が少し劣ってきたかな~
2~3年前には八艘跳びのごとく
身が軽かったのに・・
今は、怪我なく安全にあるくのみです。
隣の尾根には落葉したダケカンバの林がつづく
落葉したダケカンバでも
美しい白い枝です。
標高が下がってくると
岩の大きさも小さくなるのですが
こちらの方が大岩よりも歩き辛い。
そして、落葉の路につづき
和田小屋に到着!!
朝は空いていなかった小屋でしたが
この時間帯は開いている様で出入りのお客さんが行き交っていました。
(今日で小屋仕舞いだったので関係者かも・・)
標高も1200m台になると
紅葉も残っており
秋の昼下がりの陽射しを浴びて
美しい色合いとなっています。
駐車場が見えてきました。
今日も一日
良い山登りができました。
お天気に感謝です。
駐車場のはるか先に
八峰のごつごつ稜線の八海山が目立ちます。
ブロ友 ゆう☆ぴろ隊+momo隊が
前の週にアタックした山です。
(拡大可)
苗場山、見た目以上にキツイ山でした。
ポイントは神楽ヶ峰まで体力を温存しておくことですね。
雲尾坂は・・・・お腹いっぱいです。
これにて
先月の立山に続いて百名山踏破!!
42座目で~す。
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