ここで2月に登ったルートを振り返る。
↓地図の中の緑色線が2月のルート。
直登後に左手に曲がらなければならないルートを右手に曲がってしまい
本来登らなければならない東尾根の隣尾根を巻いてしまった。
(今回のルートは紫色)。
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この誤ったポイントがどこか。
これを知りたくて前回のルートをGPSに描いて今回登ってきた。



直登を登り切ったところで
山の整備作業している人々と出逢う。
前方のオレンジズボンの方は小下沢の先のハナネコノメを撮影していたときに
声をかけてくれた方。
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この作業は、今回の大雪で、この斜面で発生した雪崩によって倒された木々の始末と
流された斜面に植樹をする準備とのこと。

ギクッ!!
雪崩が発生していたんだ・・この斜面。
こうち隊の登ったときには、その形跡はなかったので、その後で発生したものと思われる。
(この斜面の手前にはデブリが数か所見られたが・・)

その時に迷いこんだ巻き道の話をすると
この周辺は登山道以外に地図に無い作業道も多いとのことで
間違ったのは、その道では無いかとのこと。

この時の雪道は、こんな感じです。
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冒頭のGPSを眺めながらルートミスポイントを探した結果が
この場所。
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ここを左手に曲がらずに直進してしまったようだ。
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この左折ポイント、夏道でもロストしそうな場所でしたよ~。

正規のルートは・・まだ雪の残った谷筋を超えると
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間伐された明るい杉林を抜けて
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東尾根ルートは登り易いコース。
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下山してくる女性の登山者の一人が杉林の中に入っていった。
その先には、春蘭が一輪。
良く登山道から分かったものだ。
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10:55 :小仏ルート合流  

小仏ルートとの合流地点に到着。
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登山道も一気に賑やかに。

あの雪道では、ここから眺められるお隣の尾根を雪だらけ・・いや、噴き出す汗で
青色吐息で巻き道から登っていった尾根。
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その時の一コマ。これでも約1m近い積雪のうえを登っているんですよ。
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相方さん、踏み抜きもせずに高度を稼いでいきますが、
体重の重たい私はスノーシューで踏み抜くという最悪のシュチュエーション。
ここで一気に体力を奪われてしまいました。

合流ポイントからは最後の景信山山頂に向けた最後の登り。
雪の尾根を越えると景信山までの鞍部まで一旦下りて
再び、雪まみれの急登上りで
この辺りにルート上に出逢わした。
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11:10 :景信山山頂  
雪のあの日は、5時間近くかかったルート、
この日は、写真撮影に時間を取られたとはいえ約2時間。
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朝には青い空が、どんよりとした雲が広がってきた。

いつもの南側斜面のお茶屋さんでなく山頂標近くのテーブルで
なめこ汁とお握り、そして少し春霞の展望をおかずに昼食タイム。
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そして眼下には、雪の中、彷徨い歩いた尾根。
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空の雲も次第に厚くなり、そして冷たい風も吹いてきた。

11:45 :景信山下山  
天気も心配になってきたので昼食後に、ゆっくりすることもなく早々に出発。
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下山ルートは、小仏峠-小仏城山を通過し高尾山から日影におりるルート。

このルートの楽しみは一丁平の桜。


12:40 :一丁平  

一丁平の山桜は8分咲きって、いうところでしょうか。

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この日の予報が災いしたか、想像する程の混雑ではなく
太陽が出てくれば絶好の花見だっただろうに。
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色鮮やかな桜。街中の色合いとも
また趣が異なる良さがありますね。
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大きなコブシの木。白い花盛り。
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いつのまにか新緑も芽吹いてきているようで。
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一丁平付近の花々は今が盛りです。

13:25 :日影ルート分岐  
もみじ平・高尾山も巻き道を通過し
4号路から日影に下りるルートをとる。
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この下山ルート、過去に一回下りたことがあるのですが
殆ど記憶に残っていない。

非常に良く整備されていることと登山者数が他のルートと比較し
少なく歩きやすい道です。
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道端には
ミツバツツジも鮮やかなピンク色。
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途中、通過する沢で
ヨゴレネコノメを発見。
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残念ながら、ハナネコノメは見つけることはできませんでした。


13:54 :日影キャンプ場  
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日影キャンプ場の周辺は
ニリンソウの群生地。今は植生保護の為に
容易に沢には立ち寄ることができないのですが、
撮れたニリンソウ達。
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これ↓相方撮影。
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幾何学的模様が面白い。

旧甲州街道の日影キャンプ場入口にも
ミツバツツジ
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ヤマザクラ・・・ヤマザクラは葉の芽吹きと花とが同時らしいですよ。
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そして、朝にバス停から小下沢に向かう途中で気が付いていたカタクリの花も
午後になりいい感じ。
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バス停から眺められる裏高尾の樹林もワカブキ色に染まってきた。
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今年の冬は近年にない大雪で街中は大変だったのですが
4月に入り、例年と同じく季節は巡ってきた。
そんな季節の移り変わりを肌に感じた周回ハイクを楽しむことができた。


山シーズン、到来ですね。