5回目の雲取山頂に


小雲取をすぎると前方に雲取山避難小屋も間近にみえてくる。
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雲取山荘にむけての巻き道分岐の道標も
すっかり雪の中。巻き道のトレースも無いように見えました。
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この分岐先の登りで
外人さんのトレールランナーに追い抜かれる。そして、
その先には、こうち隊の前方を歩いていた親子が休息中。
ちびっ子ヤマ屋さんに「やっと、追いついたよ~」
「良く頑張ったね~」と声をかけて親子に先行、残すは
山頂に向けたラストコーナーを曲がり、
いよいよ、最後のストレートに・・・。
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そこに待ち受けている白い大きな壁!!
無雪期は、九十九折れの急斜面ですが、
この日は、トレース跡にある様に直登のみ。
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相方さん、「先に登る??」
と聞かれれば先陣をきるしかないですね。
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直登のぼりに挑戦!!
雪質もシャーベット化しつつあり
一歩一歩がスリップしがちの難路。
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そして、後方を登っていた相方さんは、
・・・なんと、先程、休息を取っていた「ちびっこヤマヤ」に最後の最後で
追い抜かれてしまいました。先程の声かけで再びスイッチ入れてしまった?
お父さんは後方・・です。
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14:45 :雲取山山頂  

御馴染みの山梨県側の山頂。
富士山の雲に覆われず、今日一日機嫌が良かったようです。
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そして、御馴染みの埼玉県側の山頂標からの富士山。
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山頂標の高さ分かります?
ちなみに2年前の秋に撮った写真がこれです。
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約1.5mの積雪はあるでしょうか。

そして、この写真を撮って頂いたのは
先程のちびっこのお父様。
この春から小2とのこと。そして、驚くことに、すでに100名山は30座を登っているツワモノ。
将来は、どんなヤマ屋さんになっているのでしょう。

流石に、この時間帯で日帰り登山の方は山頂にいなく
奥多摩小屋に宿泊予定のちびっ子&お父さんと山頂で別れて
こうち隊は、今日の宿、雲取山荘に下りていく。

想像通りに雪でガチガチの状態でしたが、普段は岩や木の根っこ等の障害物が
すべて雪の中でアイゼンを履いていれば特に危ないこともなく下りることができます。
唯一、岩場のところは部分的にアイスバーン化しており要注意。

そして、シラビソの林の合間からは・・
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浅間山と手前のギザギザ稜線は両神山。
今日は、北方の山々も青空に恵まれたお天気だったようですね。
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雲取山荘の赤い屋根が見えてきました。
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15:20 :雲取山荘

普段は登山者で賑わう山荘前の広場もひっそり。
積雪量も半端でない量です。
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留浦駐車場から、なんと7時間半と約1日がかりの雪山歩き。
少々、お疲れ気味。
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山荘前のテーブルも完全に雪に覆われ竪穴式テーブル状態に。
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山荘のチェックイン時に聞いた話ですと
2月の大雪には2mの積雪量だっとか。


そして、この日の宿泊者は約40名とのことで
部屋貸切状態。
そして、その部屋には山荘名物のコタツ付。
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流石に部屋の空気は冷え切っており(長野の単身赴任生活が思い出される)、
コタツには顔出すだけの亀さん状態で冷え切った身体を暖める。
(相方さん、この後で亀さん状態に)。

北側に面した部屋の窓からは、夕闇せまる浅間山と両神山のシルエット。
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夕食は午後6時から~。
実は、こうち隊、山小屋泊まりは
過去に穂高岳山荘の一回きり。
あの時は紅葉シーズン真っ只中で込み合った食堂でしたが、
今回は8人掛けテーブルで5卓ほどの混み具合。
ゆっくりとお隣の方との会話を時間を気にせずに楽しみながら夕食を頂きました。
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そして、冬場の楽しみは山荘前からの
東京都心の夜景。これは三脚を持ち込んでいなかったので
この写真が限界。前日の夜が更に綺麗だったとか。
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山荘の夜は・・・8時30分に消灯・・。
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お休みなさい~。

ビューティフル サンデイ!!


山荘の朝食は朝の5時から。
朝食後の楽しみは、この季節、山荘から眺めることができる御来光。
東の空が濃いピンクに染まり。。。
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御来光です。
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シルエットの方は、山荘前で幕営された若い女性。
良く寒さに耐えたもんだ。

御来光に満足。
そして、トイレで出すものは出して・・・
そうそう、夏場に使っていた外のトイレは冬季には雪に埋まってしまい
使えませんが、屋内の冬季のトイレは凄く暖かく快適の二重丸です。

6:43 :雲取山荘
山荘出発のピークから少し遅れて山荘を出発。

雪面はガチガチに凍り付いていたので
相方さんにはピッケルを持たせて再び山頂に登っていく。
しかし、朝一番のこの登りは
スイッチの入っていない身体には辛く、一歩一歩が重い。
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身体も火照ってきたが
周囲の空気が余りにも冷たく。ザックに持った水が既に凍りつき始めた。
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山頂まで、あと一息。朝日の陽光が氷の世界から脱せる様で嬉しい。
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一足先に山頂に到達した相方さん、
何かテンション上がっている様です。
山頂からの
あの人は・・・どうなんでしょう。
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下山編につづく・・・・