ガスガスの唐松岳


八月一週目の週末に
ブロ友ゆうゆう隊の山行記事に触発されて、唐松-五竜縦走を計画した。
今年に入って唐松には何度か計画するも天候不良・体調不良(腰痛)などで
中々実現できなかった山です。

今回も麓の予報は晴れマークですが登ってみないと分からない夏山。

早々にネタばれですが、
今回、
悪い予想がピッタシカンカン!!
麓晴れ、山頂ガスガスの典型的な夏山パターンで展望無し山登り。
初めてのルートで危険地帯でもある五竜への縦走も諦めて日帰りピストンと相成った次第。
敗退のもう一つの理由、久々のテン泊装備歩きに身体が音を上げたことも
恥ずかしながら・・・・・。

今回の山行ルートとコースタイムは
この通り↓
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唐松 山行のまとめ
8/10-麓晴れ◎ 山頂ガス:-八方池山荘(6:10)-八方池(7:00)-丸山ケルン(8:25)
-唐松岳頂上山荘(9:20)-唐松岳山頂(9:50)-唐松岳頂上山荘(10:10=昼食=11:10)-丸山ケルン(11:50)
-八方池(13:00=休憩=13:40)-八方池山荘(14:20)
歩行時間 6時間30分(休憩込み-昼食時間・小屋休憩除く)


8/9(金)会社を早々に引き上げて前日に準備完了していた登山装備を車に放り込み、自宅を7時30分に出発。
中央道・長野道と快調に飛ばし安曇野IC(昔、豊科IC)を下りて
目的地である八方温泉第三駐車場には10時30分に到着。
八王子から3時間で来れるんだね~。以外に近い白馬村。

ところが、それからの車中泊で
久々の山登りに興奮したのか眠れず、結局明け方に1時間程寝れた位の浅い睡眠。
これが原因かどうか、後々に響く。

5:13 :八方温泉第3駐車場 出発  
この駐車場併設のトイレにて朝支度を整えて出発。
空の様子は・・・昨晩、駐車場に到着した時には星空が広がり山の稜線も見えていた期待感抜群の空には灰色の分厚い雲が漂っています。
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徒歩10分でゴンドラ駅に到着。5時30分から始発にあわせて長い行列。
そしてゴンドラ乗車。このルートは途中の八方池までは観光ルート。
八方池山荘までゴンドラと二本のリフトを乗り継いで、一気に標高1820mまで高度を稼いじゃいます。
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最後のリフト グラートクワッドに乗り込みます。
そうそう、相方さん、先月ザックをテン泊用に容量アップの40Lに新調。
この容量が相方さんの限界の様ですが、ちっこいので50L以上に見えますね。
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6:10 :八方池山荘  
標高1820m 八方池山荘に到着。
高嶋政宏の北アルプス山岳救助隊にて度々でていた記憶が・・
ここでトイレ休憩し登山スタート。
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朝一の出発で人混み少ない散策道ルートを使ってまずはウォーミングアップ。
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そして、目を奪われる高山植物の花々。今回は展望が無いだけに八方の花々を中心に
写真をアップしますね。

シモツケソウ
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シラネニンジン
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イワシモツケ
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ハクサンシャジン
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お昼時には観光客で賑わう散策道も人も疎らで登りやすいルートです。
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ウメバチソウ
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イワシモツケ
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オドギリソウ
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夏の太陽は何処に???
高山植物の花々でテンション辛うじて維持しております。
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ハクサンチドリ
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タカネナデシコ
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さすが、観光ルート。木道も整備されて(多分、自然保護なんでしょうね)順調な出足。
前方頭上で登山ルートと合流します(帰路は登山ルートから下山)。
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その合流ポイントに、このルート最後のトイレがあり
少し登ったところに第二ケルン。
空の雲行きは、朝と変化なく相変わらずのドンヨリした様子。雨が降ってこないだけ良しとしましょうか。
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第2ケルンから緩やかな傾斜を登っていくルート途中に
御馴染みの人面「八方ケルン」。
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そして更に登り進むと・・・本来ならば不帰ノ嶮、白馬の峰々が広がっている展望スポットに。
今年の夏は天候を外してますな~。
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そこから尾根にそって登っていくと前方に池が・・・
八方尾根の看板スポット。
ちっけ~い~

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7:00 :八方池  

晴れていれば、この池に鏡写しに白馬の峰々が映りこんでいるのですが。
生憎と、このお天気では何も無しです。
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今回は池の淵には下りずに八方池の素晴らしい展望は次回にお預けです。

この八方池を見下ろす登山道には
 マツムシソウの群落地が広がっていました。
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そして、八方池をやり過ごしてから本格的な登山道に。
ルートはダケカンバ林帯に突入。晴天であれば木陰で癒されるスポットでしょうが、
遮光するべき陽射しも何もなし。
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この八方は八方池までは本来なら2500m以上の高山でしかみられない高山植物が特殊な
蛇紋岩と呼ばれる地質の為に低い標高で生育し高い標高にダケカンバ林が生育している逆転現象が
この尾根の特徴とのことです。

ハクサンシャジン
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ニッコーキスゲ
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樹林帯をぬけると尾根筋の南側斜面をトラバースしながら高度を上げていきます。
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前方の雪渓は扇雪田。雪田は良い休憩スポットですが、今回はパス。
この時、小雨そして時折日も差してくる微妙なお天気です。
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そして、もう一つ微妙なのは自分の体調。
右足のハムストリングスに違和感。久しくなかった違和感で歩くスピードも意図的にユックリに。
今まで以上に柄にも無く花の写真を撮りながら登る。
クルマユリ
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チングルマ
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チングルマ
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シラタマノキ
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扇雪田を眺めながら一登りすると
ハイマツと砂礫の平坦な広地にです。

8:25 :丸山ケルン  
丸山ケルンに到着。
絶好の展望地といわれる丸山ケルン、周囲は白いベールに覆われ展望は全く無し(泣)。
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丸山ケルンからは急登なく緩やかな登りが続くが・・・
 山頂方向は白いガスで覆われている。
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つづく