ちょっと不機嫌な金峰山


昨日、寒さに耐えかねて
ガスストーブ着火しました。
いよいよ大陸からの寒気が日本に吹き込もうとしている秋も終盤の
10月最終週ですが、皆さんは如何でしょうか?
我が家は
先週末、土曜日まで何とか天気が持ちそうだということで
3週連続で紅葉たずねて秩父山系「金峰山」に登ってきました。
今回は相方の友達「グッチ~さん」と「ゆうゆう隊-隊長&ゆみっこさん」そして
前回のオフ会で知り合った「カブさん」の合計6名の団体ご一行。

山行ルートは、瑞牆山荘からの金峰山ピストンルート。コースタイム往復7時間を超えるロングコースで日没の早くなったこの時期、朝の7時前には出発したい。そして、ルート中間地点の大日岩からの瑞牆山の眺望は、今年6月に実現出来なかったので今回、再チャレンジしたいところ。

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ゆうゆう隊&カブさんは千葉からのアクセスの為、
前日夜に双葉SAで車中泊。

この時期、紅葉シーズンで瑞牆山荘前のPAも混雑が予想される
為、私達も八王子を4時半に出発。

中央道に入るとフロントガラスにポツポツと雨粒が・・・・
ゲゲゲー・・・・。
行き成りのテンションが下がる事態に。

しかし、笹子トンネルをぬけると甲府上空には星空が周囲の山々にはガスが
かかっているが何とか天気はもちそう。

6:15 :瑞牆山荘前駐車場到着  
 ゆうゆう隊・カブさん達と無事に合流。
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今回のメンバーは9月の秋山郷でのオフ会参加メンバーで顔なじみの仲。
挨拶もそこそこ出発の準備。

6:26 :瑞牆山荘前駐車場 出発  
駐車場傍の近道から出発。
空には雲が漂っているが、時折、青空も覗き
なんとかなるだろう・・という、楽観的な気分。
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 -ゆうゆうさん提供写真-
駐車場周辺の彩り鮮やかな林の中を進む。
このルートは、初夏と秋に数回歩いているが
今日の様な色付きははじめて・・これで陽が射し込めば最高なんだが。

途中、瑞牆山が望めるベンチで水休憩。
残念ながらお目当ての瑞牆山はガスの中でした。
朝霧の様でもあり陽が高くなれば晴れてくれることを期待。

落ち葉の積った林の中を進む。
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 -ゆうゆうさん提供写真-
 
7:05 :富士見平小屋  
富士見平小屋に到着。
まだまだ、本格的な混み方がこれから。
ここでトイレ休憩。
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富士見平小屋は昨年の4月にリフレッシュオープン。「ランプの山小屋」ということで
あえて電気も引いていない自然の山小屋がコンセプト。
 以前、尾瀬で出会ったバンダナの版画家の尾上さんからも紹介あった小屋で
小屋には彼の作品が沢山飾っております。そして購入も出来ます。
昨年から表札も一新、亀千人の様な人形も飾り付けられ手作り感あふれる山小屋。
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 ゆうゆうさん、手拭いを忘れたということで
 この小屋のオリジナル手拭いを購入(800円/枚)。
 活かしたデザインで我が家も下山時に購入。デザインは↓。
 http://www.fujimidairagoya.jp/19goods.html



富士見平小屋からは裏山の飯森山に
まず緩い傾斜の直登道を登っていく。
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-ゆうゆうさん提供写真-
ここでメンバー紹介!!

ゆうゆう隊、今年横岳ランデブー登山以来の山行。今年のゆうゆう隊は、黒戸尾根からの甲斐駒ケ岳や、つい最近では聖職の碑ルートで木曾駒ヶ岳などのロングコースを踏破しパワーアップしたお二方。
そして今年のオフ会でお会いした山屋の匂いムンムンのカブさん。何故か風貌が浜崎伝助氏(ハマちゃん)に似ていて・・・釣りバカ日誌の山版とは言い過ぎ?先週は熊の縄張りを歩かれたとか・・
そして、相方の友達ぐっち~さん。
理解あるご主人に娘さん二人をあずけ今年復活した元山女。
独身時代には今も山登りされてるお父様と色んな山を歩きまくったとか。今年は横岳と赤岳に一緒に登りましたが山の稜線が見えてくると火がつく山ガールなのです。

そして、直登のルートは中腹当たりで南側の苔むしたシラビソの森を巻き道に。
シャクナゲの群落地のある鷹見岩分岐をやり過ごし少し下ると大日小屋。
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ここから大日岩根元の小川山への分岐まで急坂の登りが続く。
途中、大きな一枚岩を通過。
岩が乾いていればロープ使う必要もない斜度ながら
今日は濡れて滑りやすくロープを使いながら登る。
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一枚岩登り切るとシャクナゲの群落地がしばらく続き
そこを抜け出すと大日岩の真下に出る。
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ここから一端下り再び大日岩根元の小川山分岐までの急坂を登り返す。


8:23 :大日岩  

尾根道に出会うと小川山と金峰山と分岐に休憩用ベンチ。
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ここまで駐車場から休憩込で約2時間。
コースタイムから20分程の先行。良いペースで登ってきたが気温が低い割に汗をかいてしまい寒い。手袋も一枚岩でロープを握った時に濡らしてしまい指先が悴んで寒い。
山頂までの後半、大汗をかかないペースまで落としながら登ろうと決意しトップを歩く。

そして
樹林帯の根っこの中途半端に出た道の様で道の様でもない登り坂を登っていくにつれ霧が周囲に漂い始めた。
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-ゆうゆうさん提供写真-
この時点でメンバーは諦め模様。
雨が降らなければ良しとしよう・・・と
無理に自分を納得させて登っている矢先に
パラパラと小粒の雨が木々の隙間から降ってきた。
あ~(>_<;)、完全に外した今日の天気。


それでも僅かな望みを託し、森林限界をぬけて稜線に出た砂払ノ頭では
雨も止みそうにも無いのでメンバー全員レインウェアーとザックカバーを着ることに。
この時、小雨はいつの間にか霰に。寒いワケだ!(◎_◎;)
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-カブさん提供写真-
相方さん、ザックからザックカバーの取出し方法・・また、忘れちゃったみたい。

砂払いの頭からは岩稜線を伝い歩きながら高度を上げていく。
幸いにも無風に近いコンディションながら、
周囲は完全にガスっており視界も限られてきた。
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稜線の右側(山梨側)はスパッと切れ落ちており高度感ある稜線。
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-ゆうゆうさん提供写真-

さて、この稜線を見ると熱くなってしまいブレーキが利かなくなる
ぐっち~さん!! あっという間に離れてしまった。
オレンジとピンクの点が相方とぐっち~さん。
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殿(しんがり)は、ゆうゆう隊長。
今回、常に後方でカメラマンと化しておりました。
ご苦労様。
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9:50 :千代ノ吹上  
千代ノ吹上に到着。
ここは金峰山小屋への分岐道でもある。
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ガスがかかっているが金峰山小屋が見えている。
この分岐からは20分程で辿り着ける。
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そして、大きな岩をつたい歩く様な登山道の傍らには雪が残る。
動いていれば寒さはしのげるが、この雪をみると・・・。
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そして遂に前方には巨大な岩山「五丈石」が現れた!!
晴天時には森林限界をぬけたあたりから眺められるが
ガスで覆いかくされた巨石がいきなり現れる迫力も衝撃的。
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そして、既に相方とぐっち~さんは五丈石に到達!!
P隊長の気持ちも良く理解できますよ(笑)!!
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更に続いてカブさん・・・そして、ゆうゆう隊は???
実は少し手前で、ゆみっこさん、シャリバテ黄色信号で
エネルギー注入のために遅れてしまった。
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再充電した「ゆみっこさん」。
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さあ、頑張れ!! あと10m⇒5m・・・・
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10:30 :五丈石  
駐車場から約4時間で五丈石に到着。
ゆうゆう隊、2回目。こうち隊、3回目。
そして、カブさんとぐっち~さんは初登頂です。
高さ15mの金峰山を象徴する巨石。中央道からも視認できる巨大な岩です。
この岩のお蔭ですぐ近くの金峰山山頂標は影がうすくなっているかも。
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そして、この巨石をみて熱くなる女性が一人・・・
巨石中央部に何やらピンクの影が・・・あっ「ぐっち~・・だ」
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登れそうだったんだけど~~」と言いながら戻ってきました。
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五丈石で満足したご一行様の昼食風景。
この日は山頂において全く風がなく小雨もいつの間にか止んでおり
寒さを辛うじて凌ぐことができました。
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そして、昼食後に
初登頂のカブさん、ぐっち~さんと
五丈石から岩伝いで50mほど離れた山頂標にてポーズ!!
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天気の良い金峰山を見せてあげたかった~。
前回、全く別行動ながら
ゆうゆう隊もこうち隊も五丈石近くの岩でお昼寝。
この寒さが嘘の様な穏やかな天気だったな~。




後編につづく