鬼ヶ岳(御坂)


雪山に魅せられて一週間。
この勢いで北横岳・・なんて考えている週末人間。
ところが、今週末は信州方面の天気は今ひとつ。
こんな時はBプランでGOだ。
今年の冬シーズンは、富士五湖の御坂山塊を中心に歩いている。
今回は、西湖西岸の根場に登山口をもつ鬼ヶ岳だ。
そして、この登山口周辺は、遠い昔、少年サッカーコーチ時代に合宿でよく訪れた場所でもある。

河口湖ICから130号線を西進。
前方には、冬の青空の下、年末に登った黒岳から御坂山地が連なる。
いつもの様に「なるさわ道の駅」にてトイレ休憩。
この駅のトイレは最高に奇麗でそして便座も温かく気持ちいい!!

西湖入口で右折し僅かのところで目に氷のオブジェが出現。
野鳥の森公園で開催中の西湖樹氷まつり(~2月上旬)の氷のオブジェだ!!
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こんな公園、昔はなかったな~~

更に直進すると
以前には見たことの無い大きな駐車場。数年前にオープンした西湖「癒しの里」の大駐車場に辿り着いた。

そして駐車場左手のグランド、
周囲の景色は変わったが、子供達とボールを蹴った懐かしいグランド。
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グランドを見下ろすピラッミッドピークは雪頭ヶ岳。
この奥の稜線上に鬼ヶ岳が位置する。

8:16 :いやしの里P  

駐車場から直進し行き止まりを左折すると鬼ヶ岳登山口に通ずる。
すっかり山陰にはいった登山ルートは底冷えする。
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沢沿いの林道を暫く歩くと大きな堰堤下の広場で行き止まりに。
この堰堤の右脇が登山道の取り付きになっている。ここから暫くは緩やかなヒノキ林の中を登っていく。
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先程の林道で後続していた3名の男性登山者に先行してもらった。今日出会った登山者は、この3人と下山時に一人あったのみで御坂山塊の人気ある山からすると静かな山歩きとなった。

展望のない針葉樹林隊を抜けると、明るいカラマツ林。カラマツ林越しに富士山が見え初めてきた。
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次第に傾斜が急になり、
谷筋から吹き上げる風もつよくなってきた。稜線での強風が心配。
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「ヤッッ ホ~~ho~」
大きな男性の声!!
堰堤傍で先にいって頂いた3人組の賑わいが急に聞こえてきた。
そこは、ルートが尾根筋にでたところで
一度に西湖から富士山展望を望める場所だった!!
大声を出したくなる気持ちもわかる。
そして、こちら側は風もないポカポカ陽気。
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西には、竜ヶ岳と毛無山。
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こんな展望を見ながらの登り路を少し歩くと一旦
尾根の左側(谷筋)にルートは外れる。
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そこには、冷え切ったフリーザの様な世界がまっていた。
ここまで雪をみることは無かったが、凍りついた坂道を登っていく。
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これも、一時の間。
再び暖かい南側斜面へ。
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輝く西湖湖面と富士山のツーショット。
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今日は富士山南側は雲が厚そうだ。
今日の選択枝に越前岳等が入っていたが、自分の先見の妙に納得!!

この尾根は下山ルートだと最高でしょうね。
登りだとどうしても富士山を背にしてしまう。
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左手には先月登った十二が岳と奥には御坂山塊の主稜線が連なる。
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10:30 :雪頭ヶ岳  

この展望地あたりが雪頭ヶ岳下のお花畑。
先行していた男性3人組もこちらでロング休憩中。
今日は、鬼ヶ岳周回コースの予定とのこと。
会話が弾んでくると、なんと先月の23日に高尾山にダイヤモンド富士を見にいっていたそうな。あの人混みに中にいたんだね~~。

ここで、再び私達が先行させてもらい鬼ヶ岳に向かう。
雪頭ヶ岳のピーク(山頂標は確認できず)から鬼ヶ岳の由来になった
鬼の角の様な岩が見えてきた。右側に少し手前の枝に隠れている岩が「つの岩」
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雪頭ヶ岳から一旦下り、梯子を登る。
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登りきると痩せ尾根が待っている。
積雪は僅かだが慎重に歩む。
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鬼ヶ岳は目前。
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10:45 :鬼ヶ岳  

鬼ヶ岳山頂に到着!!
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山頂標っぽい看板前にて。
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そして、これが鬼の「つの岩」
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誰もいない山頂で、つの岩との記念写真。
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ここで本日のお食事タイム。
といっても、某シェフ付登山隊の様なことも出来ず、
いつものカップ麺。鬼ヶ岳で最も高い岩の上で富士山を眺めながらの食事。
これほど、うまいカップ麺はない!!
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相方も富士山とのツーショット!!
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静かな山頂と富士山をひとり占(否、ふたりか・・)めしてしまいました。

勿論、こちらの展望も言うことなし。
白根三山、視界良好!!
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鳳凰三山、視界良好。甲斐駒、雲に隠れてしまった。
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八ヶ岳。視界不良!!
天気予報は正しかった!!またの機会に!!
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1時間近く、まったりと過ごさせてもらった山頂も
先程の3人組も山頂に到達したので場所を明け渡すことに・・・

11:30 :下山開始  
時間的にも余裕があるので下山ルートは王岳から下りることに。
その手前の鍵掛峠からのエスケープできます。
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これからは御坂山塊の主稜線歩きのアップダウン。
凍りついた坂道を慎重に下りていく。
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標高1500m程の稜線ですが
先月の雪でしょうか?まだ、凍り付いて残っています。
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富士山と背比べ・・していたツモリ!? 手の高さが低かったかな・・
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途中、稜線上の大岩にて、例のポーズ!!
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背比べと例のポーズでご機嫌を斜めにしたか、
富士山中腹辺りから怪しげなガスが・・・・
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次第にガスが濃くなってきる。
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富士山に気を取られていた、そんな時、

ズテーッ!!

相方、見事なシリモチ!!
残念ながらカメラに捕らえることができなかったシリモチ。
犯人は、枯葉にかくれた凍結した残雪。
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要注意、油断大敵です。

注意してあるけば、気持ち良い稜線歩き。
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ロープも準備されていますが、雪がなければ問題なく歩けます。
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雪が積もるとチョッと恐いルートでしょうか。足元は崖なんで・・・・・

12:15 :鍵掛峠  
鍵掛峠に到着!!
この時点で富士山には厚い雲がかかってしまったので
展望の望めない王岳ルートは、今回パス。
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ここで下山ルートへの別け路から王岳方面に少し下がった地点に休憩場所を発見。
ここでコーヒブレーク。富士山も山頂しか望めなくなった。
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そして、一挙に下山。
途中、ブナ原生林をぬけておりるルートは紅葉のシーズンなど
良いルートだろうなと思った。
ここの大きな堰堤そばを抜けると林道にいたり、そこから直ぐに
いやしの里に辿り着いた。
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蓼科山山行のまとめ

1/14-晴れ◎:
いやしの里P(8:15)-雪頭ヶ岳(10:30)-鬼ヶ岳(10:45-昼食-11:30)-鍵掛峠(12:15-コーヒー休憩-12:30)-いやしの里(13:25)
歩行時間 4時間(休憩込み-昼食時間・小屋休憩除く)