皆さん、お元気でしたか?
お盆休みに常念岳にのぼり
次の週末こそ、次の週末こそ・・と
天気予報とにらめっこしながらも、生憎のお天気。
先週は、大きな台風まで日本に上陸。
不順なお天気が続き、山登ってない歴、一ヶ月のなろうかとしています。
 
こんな時は、読書!!
単身赴任から東京に戻ってからは
片道、約40分のバス通勤(1回乗り換え)なので、
朝夕の通勤には、じっくり座って読書の時間は十分。
殆ど始発に近いバス停なので座って通勤できる贅沢さ。
これも、8年ぶりの生活リズムなのです。
 
 
今日、ご紹介する本は、
この5冊!!  
 
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     天涯の花 宮尾登美子 集英社文庫
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  この本は7月に登った徳島の剣山を舞台にした小説。かなり昔にNHKでドラマで放映されたそうです。表紙の絵が、私達が蕾の状態でしたみることができなかったキレンゲショウマ。文庫本裏表紙の概説は・・・
「吉野川沿いの養護施設で育った珠子は、十五歳で霊峰・剣山にある神社の養女となる。清澄な自然を背景に、無垢な魂を持ち続ける少女の成長と恋を描き、新鮮な感動を呼ぶ長編」
剣山の神社とは、登山口の剣神社。7月に歩いた道筋を思い出しながら、あっという間に読んでしまった。
 
 
 
 
 
 
次の4冊は、東京の今の職場で席を隣にしている友から借りた本。
(彼は山には登らないが渓流釣りマニア。)
 
     喜作新道(ある北アルプス哀史) 山本茂美  朝日新聞社
イメージ 3あとがきの一節。
「<喜作新道>をつくった牧の喜作がカモシカを獲りすぎて、「ねたまれて殺された」といううわさは、地元でも東京の登山家たちの間でもそれはかなり有名な話で、すでにある点動かしがたい定説になっていた。」
そうです。槍ヶ岳登攀コースでお世話になっている喜作新道・そして殺生小屋を建てた喜作の生涯をドキュメンタリー風に綴った名著。前半は、皆に愛された上高地の常さの紹介から対極の性格をもつ喜作を浮き彫りに。そして、後半は喜作の謎の死を時系列的に追っていく。そして、死の謎に対して関係者との取材記事が生々しい(昭和40年代には現存していた人もいたことに驚き)。
 
今回お奨めの本です。しかし、古本屋で買った本だそうなので書店では手に入らないかも・・・・。図書館には蔵書されているでしょう。
 
 
次の3冊は、いつも私達を守ってくれている山岳警備隊のお話。
 
     山岳警備隊出動せよ! 富山警察山岳警備隊編 東京新聞出版局
     山靴を履いたお巡りさん 岐阜県警察山岳警備隊 山と渓谷社
     ザイルをかついだお巡りさん 長野県警察山岳遭難救助隊 山と渓谷社
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危険を顧みず遭難者の救助に携ってくれている富山・岐阜・長野のお巡りさんの手記が綴られている。まだ、富山県の山は未経験ゾーンだが、長野・岐阜はお馴染みの穂高が舞台。岳でお馴染みの涸沢常駐基地、残念ながら野田先輩・椎名は登場しませんが、手記のなかで紹介される数々の事故の場所、今更ながら、安全第一で歩こうと思う。
 
本日はこれまで!!
次週週末は久々の3連休。
良いお天気でありますように!!