モルゲンロート・雲海の朝

西穂高山行 2日目

夜中に中々寝付けなかったもう一つの理由は、月明かりで周囲が明るかったこと。
トイレで外にでると満月(だったかどうかは定かではないが真ん丸お月様)の月明かりにヘッデンもいらない明るさ。
そして、漸く瞼も重くなり2時間程寝たと思いきや、周囲で物音が聞え始める。まだ、3時前。
・・そういえば、昨日、お隣さんのベテランパーティーの皆さんは奥穂縦走する様な話をしていた・・・
結局、周囲が動いているのにテントの中で時間を潰すのも勿体ない気もして起きだすことに。テントの中で身支度を整えて外にでると、空も少し明るくなってきていた。東の空も少しピンク色に染まりつつある。
テント泊の醍醐味は、日帰り登山では味わうことのできない夕日と朝日にそまる山々を見ること。
このチャンスを逃すまいと相方と更に展望の効く丸山近くまで朝食を携えて登ることとした。

4:30 丸山近くの広場
雲海に浮かぶ八ヶ岳
ちょうど1年前の3連休は地蔵の頭で雲上の朝食を食べた記憶も新しい。
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その雲海の右側の山並の中に、ひっそりと顔半分だした富士山。わかります?
手前の山は、北岳でしょうか?
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南側にはモルゲンルートにそまった焼岳。その奥には乗鞍岳
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西側には赤くそまりつつある笠ヶ岳
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そして、焼岳と笠ヶ岳の間の雲海に漂っているのは白山。昨日は視界にとらえることができませんでした。
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-白山-
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大正池に漂う綿の様な霧
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そして、明神岳の後方から日の出があがった様です。
残念ながら穂高の山に隠されてしまいましたが、万葉集の一句になりそうな光景です。クリックで拡大してみてください。

「東の野に炎の立つ見えて
かへり見すれば月かたぶきぬ」

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モルゲンロート・曙光・・・
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焼岳山頂に穂高(西穂?奥穂?)の山影が近づく
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朝日に輝く笠ヶ岳
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西穂山荘幕営地に戻る。
私達周囲の人々は既に出発していました。
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新穂高ロープウェイへ

7:06-山荘を後にする
2日目、1日目以上に好天気で心残りではあったが山荘を後にする。
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山の朝の空気を吸いながら下山                 昨日、渋滞を発生していた上り道
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直登を下りきった地点                     樹木の隙間から西穂高岳の峰々
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西穂山荘にお別れです。
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8:13 西穂高口駅到着

新穂高ロープウェイ西穂高口駅の展望台からのパノラマ。
クリックで拡大してください。
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西穂高岳山頂には既に登山者の姿が・・
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独標にむかって延びるガレ場の直登道。ここには悪戦苦闘している登山者の姿が・・
超アリさんサイズの登山者
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写真中央のギザギザ稜線がジャンダルム
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さらば、西穂高岳!!
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10時前に鍋平駐車場に到着。
当初、この後に乗鞍岳に行こうと計画していたが新穂高ロープウェイに向けて渋滞する車の列をみると、乗鞍も観光客で混雑していることが予想されたので中止とした。
帰りは、最近、我が家の定番としている波田町の「竜島温泉せせらぎの湯」で汗を流し帰路についた(大人500円)。
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山で出会った花々

イメージ 12 ハクサンシャクナゲ
-丸山付近のハイマツ周辺

イメージ 13 ゴゼンタチバナ

イメージ 16 ナナカマドの花


イメージ 17 調査中


イメージ 18 ハクサンフウロ-西穂山荘周辺


イメージ 30 ハクサンイチゲ


イメージ 31 ミヤマシオガマ


イメージ 32 ミヤマダイコンソウ


イメージ 33 ハイマツの実


西穂高山行まとめ

7/16-1日目 晴れ◎:
鍋平駐車場(7:15)-新穂高ロープウェイ(8:10-8:17)-西穂高口駅出発(8:30)-西穂山荘到着 (9:40-テント設営-10:20)-丸山(10:40)-西穂高独標(11:37)-ピラミッドピーク(12:05)-西穂高岳(13:00-昼食-13:46)-西穂山荘(16:06)

7/17-2日目 晴れ◎:
西穂山荘(7:06)-西穂高口駅(8:13)-新穂高ロープウェイ(9:10-9:17)-鍋平駐車場(9:40)