【コースタイム】
7:44 登山口(徳和)~8:10 道満尾根~8:53道満山~9:27 大平高原分岐~10:05 扇平(小休憩)~11:13山頂=小休憩=11:30~11:35山頂下=昼食=12:25山頂下~12:50扇平~13:17国師ヶ原~14:17乾徳山登山口(オソバ沢)~14:40登山口(徳和)

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短い秋山堪能すべく、
今週末のお天気も曇りのち晴れで日中はお天気持ちそう!!
といっても毎週3時起きは、サスガにキツクなったので、
今週は、遅めの朝6時出発で、塩山市北方の乾徳山に。
帰りは、葡萄のお土産も視野にいれた山行計画。

自宅、八王子を出発した時には青空も望めた天気が、山梨に近づくに従い、雲が厚くなってきます。
唯一の望みである笹子トンネルをでても、残念!!薄曇りのお天気です。
しかし、勝沼を降りて塩山を抜けていくと前方に金峰山五丈岩がくっきりと。
一瞬、川上牧丘林道から金峰山へと誘惑にかられる(昨年の秋に雪の為に断念したコース)。
結局、大弛峠まで運転する気力もないので、予定通りに乾徳山に。

徳和登山口駐車場に登山道標識二通り、道満尾根経由かオソバ沢経由か。
距離は長くても比較的傾斜のゆるい、道満尾根を選択。
ところが、これから道満尾根の登山口を探すのにウロウロ。
地図上では、集落の中を右折し林道と思しき道筋をのぼり徳和峠より道満尾根にはいるのだが、写真にある様な防護ネットが行く手を阻む。
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再度、集落に戻ると新たな案内標識が。
標識にそって入った場所が、雑草が腰の辺りまで伸びた道。
人が歩いた後があったので、その間々進むと、また、防護ネットが!!
この時、防護ネットは人がチェーンを外して山の中に入れることを発見。
これで、10分ほどのロス。

登山道は、植林地帯から始まりますが、うっそうとした暗い林です。
どうも、このコースは余り使われていないことを実感。
時々、獣と思われる鳴き声(多分、鹿と思うが)が、
相方は、ストックを手に何時でも応戦できる体勢に。
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しかし、想像していた様に、登山道はゆるやかな登りで快適に歩を進めていきます。
次第に広葉樹林帯に入り周囲も明るくなります。
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尾根に入り40分ほどで道満山山頂到着。
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ここから、しばらくは平坦な道が続きます。
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平坦な道から登りは始まると大平荘に続く林道に出会います。
林道下には「熊注意」の標識。あの鳴き声は熊では無いよね!!(ゾーっと)
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林道から外れ次第に傾斜のきつくなった所に大平高原への分岐道。
大平荘側からの登山道は、ここに出てくるのでしょうか。
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この坂を上り詰めると、また展望の無い稜線の様な道を進みます。
所々、樹林帯を外れるとススキの草原と塩山方面を見ることが出来ますが、今日は遠くまで見通すことができません。
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途中に形の良い枯れ木が。
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枯れ木を過ぎ、しばらく歩くと、いきなり視界が広がり、ススキの野原にでます。
前方には乾徳山が本日初めて山容をみせてくれました。ここが、扇平。
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草原の真ん中にポツンと鎮座している月見岩手前で国師ヶ原からの道と合流します。
私達は草原を登りつめた扇平標識の近くの小岩に腰掛けて小休憩。
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雲取山と思われる山々も見ることができますが、肝心の富士山は・・・・
よーくみると、
前方には薄っすらと富士山のシルエットが・・・。お天気であれば最高のスポットですね。
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ここでの標高が1850m。残り180mです。
この標高差をコースタイムで1時間。どんな道が待っているのでしょう。

扇平から山頂ルートは直ぐに樹林帯の中に入ります。
登山道も、これまでの様なナダラカな道筋から岩ゴロゴロのルートを見失いそうな登り道です。
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白丸とリボンが適切なポイントにありますが、注意しないと危険な箇所にでてしまいそうです。
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↑は、迷ったわけでなく好奇心からです。途中、ザックを放棄しないと先に進めません。
メタボの方は、途中で動けなく戻れなくなるのでご用心(笑い)。
私は、こんな事しません。閉所恐怖症です。

この辺りから岩場の連続です。第一の鎖にて。
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第二の鎖場には、二本鎖(新旧)が用意されており、旧い方は、殆ど垂直に近い岩を殆ど腕の力で登ります。
相方は途中までチャレンジしましたがリタイア。
新しい鎖の方が、足場もあり登りやすそうです。
(肝心な写真なし。デジカメのメモリーなくなり前の写真を消しながら以降撮影。)

連続した岩場を登ったり巻いたりしながら、暫く進むと前方に山頂が顔を出してきました。
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山頂直下の天狗岩の鎖場も確認できます。
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まずは、お手本?
最初の4m程は鎖に体を預けながら手の力で登らなければなりませんが、途中から足がかりがあり、鎖は補助だけで、思っていた以上に容易に登れました。
これも、石鎚山の60m鎖場の成果か?
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11時13分 山頂到着。所要時間、約3.5時間。
生憎、周囲の山々は雲が多く展望は良くありませんでした。
金峰山も雲の中の様です。(金峰山、登ってなくてよかった!!)
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でも、山頂周辺の木々は色つき始めており、秋の始まりを堪能できました。
黒金山方面:
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山頂西側の絶壁:
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山頂南西側の黄葉:
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山頂では、虫が多く昼食をとれる雰囲気ではなかったので、
山頂下の崖側に少し広いグッドスポットがあったこと思いだし、そこまで戻り昼食をとる事に。
再び、天狗岩を下りていきます。上から見下ろすと高度を感じますね。
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昼食スポットは、先程、山頂を撮影した場所。
ここからだと他の登山者が天狗岩を登っている様子も良く見えます。
今回の昼食メインディッシュは「どんべい」。
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昼食途中で、10人程の賑やかな中高年パーティも昼食合流。その方達の話では、先程の天狗岩に巻き道があったとの事。でも、知っていても使わなかったでしょう。
昼食途中でも、谷からガスが、すごいスピードで昇っていきます。石鎚山を思わせます。
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昼食スポットの傍にはイワインチンが咲いていました。
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結局、一時間近く、この場所で「まったり」とした時間を過ごしましたが、
周囲の黄葉には大満足。

いよいよ、下山です。(中央道の渋滞も気になります)

第二の鎖場でも雄姿です。カメラアングルは少し誇張していますが、相方は平気です。
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扇平から帰りはオソバ沢に下っていきます。
途中、国師ヶ原から乾徳山。
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オソバ沢からの下りは、九十九折の坂道です。登山道も良く整備されていましたが、
下りは、もしかしたら真っ直ぐな尾根みちの道満尾根が早かったかもしれません。

オソバ沢から集落に入る舗装道にも例の防護ネットが。

集落の周囲全体がこの防護ネットに囲われている様です。鹿対策でしょうか?
集落にも犬を飼っていた家が多かった様に思います。

下山後は、140号線沿いの道の駅で葡萄を買って17時には帰宅。
2000mクラスでも、確実に秋が始まっていますね。
秋山、期間が短い。
次週のお天気が心配です。