東京オリンピック 8/8に閉幕しました。
開催にあたっては、賛否色々とありましたが、この2週間にわたるアスリートの活躍にくぎ付けになったし勇気つけらた2週間でした。
さて、そのオリンピックの開会式の日(7/23)に谷川岳に久しぶりに登ってきました。
過去に天神尾根、西黒尾根、そして2015年に天神尾根から土樽までの縦走など、3回登っていますが。
今回は、西黒尾根から再び、谷川岳を目指します。山行記録は、ヤマレコより。
谷川岳 - 2021年07月23日 [登山・山行記録] - ヤマレコ (yamareco.com)
AM5:33 谷川岳ベースプラザ
前日の夜に赤城高原SAで車中泊し谷川岳ベースプラザに5時過ぎに到着。ここの駐車場は24時間営業しており助かります(車中泊されている方もいました)。
トイレを澄ましてベースプラザを出発。既に日の出タイムはすぎていますが山の朝は眠りの中。
ベースプラザから続く車道を登り進むと最初のカーブのところで
前方頭上には霧に覆われた天神平駅。今日の復路はここのRW駅を使う予定。
AM5:45 西黒尾根登山口
更に、ヘアピンカーブの車道を2回折り返した場所が西黒尾根登山口。
ここで、後続の登山者をやり過ごして
今日は、ゆっくりと登ることに。 前回、9年前に登った記憶では、ラクダの背から先の後半がキツカッタ記憶。なるべく、ラクダの背までの前半で体力を温存しようと年を重ねたなりの知恵です。
登山者の流れも切れたので、いよいよ、西黒尾根に取り付きます。
そう、躊躇した理由の一つが、いきなりの急登が待ち構えているんです。
一定のペースを保ちながらの登り進むと見覚えのある鉄塔の脇を通過。ここで、休憩していた先行の若者グループを抜きさる。 ここから先は、傾斜も若干ゆるくなり次第にピッチも早くなる。相方さんを先行させると更に早くなりそうなので自分が先行することに。
AM6:32 1130m地点
ベースプラザから1時間で最初のピーク超え1,130mポイント。コースタイム1時間25分なので知らず知らずのうちにペースを速めていた様だ・・・・これが後に仇に。
ここから、谷川岳山頂まで3時間。・・とすると9:30には山頂予定。しかし・・・・。
このポイントから少し下ります。その先は更に樹林帯が続く。樹林帯の先に霧に覆われて微かにみえる尾根筋はラクダの背あたりだろうか。下り路は直ぐに終わり、再び登り返し。ただ、樹林帯の登りなので暑さもしのげる感じで体調も良好。
この樹林帯を40分ほど登ると森林限界を外れて、一気に南側の展望がひらけた大きな一枚岩にでる。前方に西黒尾根と並走する天神尾根ルートの出発点である天神平駅が遠望できる展望ポイント。数人の登山者が休んでいましたが、夏の陽射しが・・とにかく、暑い!!
木陰を求めて先に進むことに。
一枚岩を遠巻きにうかいし尾根筋に登ると反対側の山斜面から涼風が吹き上げてくる。ただ、休める場所もなく、そのまま進んだ先に鎖場渋滞。 ここで一息つく。
自分達の番になって、10m近い岩盤を一気に登る。そして、登った先も岩稜の伝い歩き。左右はスパッときれており気をつかうポイントが続きます。
このあたりから、次第に足が先に進まなくなってきた・・・暑さ??
時折、吹き上げる涼風に助けられながら、先行する相方さんを追いかける。
第二渋滞ポイント。こんな時、渋滞ポイントは助かります。
AM7:56-8:15 ラクダの背
ラクダの背に到着。ほぼほぼ、コースタイムの所要。いや、渋滞が2か所あったので早かったかも。
体調は? 今一つ!!
そこで、このルート後半の難所に備えて休憩を長くとることに。
本日持参した自家製カリカリ梅で塩分補給とアミノバイタル。
それでも、中々、腰があがらず、目の前を通過する後続の人々をやり過ごす。
マチガ沢の霧と涼風
そして、飛び交うトンボと後半の登り。前方のピーク(ガスが掛かり始めたポイント)ガレ沢の頭をぬけると稜線はガスの中。夏の陽射しから解放されそうだ。そこまで登れば・・。
結局、ここで20分近く休んでしまった。
ラクダの背から下った鞍部がラクダのコル。
ここで、デカザックを背負った女性を含む若者パーティに先を譲ってもらう。
彼らは、谷側馬蹄形ルートの予定とのこと。 デカザックを背おって、この急こう配を登れる若さが羨ましい。
鞍部からの登りは、これまでの様にはっきりした道がついているわけでもなく、マーキングされた岩をたどりながら登り進む急斜面。時折、手をつかいながらよじ登る様なルートで、ここでの体力消費と直射日光はキツかった。
ガレ沢の頭まで登りきり、後方を振り返ると、先ほどの若者パーティーが、この急登の途中で休憩していた。リーダーのペース配分もしっかりしており好感をもてた若者達だった。
ここで、相方さん
お腹が減って力が入らないシャリバテ警報発令。
ガレ沢の頭から暫くは標高差の少ない登山路が続くので、休憩できる様な適当なポイントで早めの軽食タイムをとることとした。
AM8:50-9:00 1660m地点(小休憩-行動食)
登山ルートから少し外れた場所でお握りタイム。
水補給も十分にとり、空を見上げると
お~!!
青空が・・、先ほどまで灰色のガスの中にいたトマ・オキの耳も、その姿を現してきた。
そして、東方に視線をむけると朝日岳・笠ヶ岳・白毛門の山容も明瞭に。
先ほどの若者パーティーの明日の周回ルートの峰々だ。白毛門までの木の根っこに覆われた悪路が思い出させる(2016年白毛門・笠ヶ岳)。
小腹も満ちたので出発。この時点で、既に時計は9時を廻ってしまった。
コースタイムからは大幅に遅れてしまった様だ。
↓前方左手の大きなコブ岩は、ザンゲ岩。
そのザンゲ岩の手前には、こんな難所を通過しないと!!
氷河の爪痕と言わるれ、広い一枚岩。
こんなオフザケしていますが、この周辺は蛇紋岩で形成されており滑りやすいので注意が必要です。
AM9:30 ザンゲ岩
ようやく、ザンゲ岩まで登ってきました。
振り返ると、ラクダの背からの急登を一望できます。
ラクダの背。
次第に谷川岳山頂が近づいてきました。
お~!! 見覚えのある指導標。これを通過するとトマの耳は、もうすぐ。
肩の小屋からのルートと合わさるとトマの耳の様子も伺えるような距離に。
予想はしていたけど、山頂は登山者で大混雑している様子。谷川岳ロープウェイで登ってきた人達に先を越されてしまった。
AM10:00 トマノ耳(通過)
結局、トマノ耳は人が多くやり過ごすことに。本命の谷川岳山頂(オキノ耳)に直接進む。
ところが、トマノ耳との鞍部に下る途中で足に変な痛みが発生。同じくして、相方も足が痙攣しはじめた。鞍部の邪魔にならない場所で様子見の休憩。幸いにも5分間ほどで二人とも回復したが、今日は久ぶりの夏山登山で身体が追いついていないと改めて実感。
そういえば、この数年は夏の時期には殆ど山に入っていない。まして、日本の山でも急登で有名な西黒尾根(↓写真)。ちょっと、計画が無謀だったかな。
AM10:36-11:04 谷川岳(オキノ耳) 昼食
谷川岳ベースプラザから、何度かの休憩含めて約5時間で谷川岳山頂に登頂。
トマノ耳ほどの混雑した状態でなかったのは救いだった。
山頂標から数m先にランチとれる場所を確保して、とりあえず登ってこれたことに感謝のランチタイム。涼しく柔らかい風が心地良い山頂。そして、ここもトンボが多く飛び交う。なぜか秋の装いにも近いのかな。
家族連れの登山者も多くなってきたので、山頂では30分ほどの滞在時間で下ることに。
鞍部で、下りてきた山頂を振り返ると夏空に聳える緑の尖峰。
大変な登りだったけど、この景色だけでチャラ。そして、この周辺にはお花畑が広がっています。
夏の高山植物、懐かしい。 花の名前は、忘れてしまったものが多かったけど。花の写真は、西黒尾根で撮影した花達とあわせて最後に紹介します。
トマノ耳は、先ほど以上に混み合っていたのでパスして、そのまま肩の小屋に下る。
ここまできて、今日は平日なのに・・なんで登山者がこんなにも多いんだ?
その答えはオリンピックであることにきがつく。今日は金曜日だけど祝日になっていたんだ。
なるほど、登山者も多くなるわけだ(祝日のRW営業は7:00から)。
肩の小屋の広場も、登山者でいっぱいなので、そのまま下山。
秋を思わせる様な空の雲を背景に緑の熊笹絨毯と薄黄色のコバイケイソウ。
その緑の裾野は、上越国境の峰々へと続く。
この天神尾根の中腹ポイントには、ひとつの大きな岩棚がある。
本日のお目当ての一つ。
AM11:53-12:00 天狗の留まり場
大きな巨岩が座った場所、天狗の留まり場に下りてきた。
WEB情報なんで真意のほどは定かではないですが、大河ドラマ「晴天を衝け」のロケ現場になった場所だとか。渋沢栄一(吉沢亮さん)といとこの尾高惇忠(田辺誠一さん)の旅のシーンです。そこで、こんなシーンがあった様ななかった様な。晴天を衝いてみました・・(笑)
周りの反応は何もなし。。。。
留まり場から、更に下っていくと家族連れのグループが続々と登ってきます。
中には暑さで気分が悪くなった子供達もいて、ちょっと、可愛そうな気持になります。
まだまだ、標高差を登っていかなければならない。 山が嫌いにならなければ良いけど。
熊穴沢避難小屋まで下ってくると、陽射しは樹林帯で遮られ漸く解放された感じ。
谷川岳山頂も、まだ、その姿を現してくれています。
こんなに機嫌のよい谷川岳は初めてです。
更に歩き進み、RWの機械音が聞こえたら天神平駅。
PM 1:00 RW天神平駅
山頂から2時間で天神平駅に到着。
既に下り待ちの行列が100mほどできていました。今の時刻で、この行列。この後はもっと長くなるだろうな。↓下りRW待ち行列から見上げる谷川岳。
20分程の待ち時間で、RWベースプラザに下りてきた。
そして!!
到着して暫くして館内放送で
雷雲が近づいてきたので、RWは下りを休止中とのこと!!
ラッキー!! 滑り込みセーフ。
夏山は、これがあるから怖い。 夏山は午前中活動が必須であること、あらためて認識。
今、この時間帯で登っている皆さんの無事を願いつつ帰路に。
その日の夜のオリンピック開会式。
相方は、入場行進前でダウン。
自分も、なんとか、聖火まで目をあけてましたが・・・
(写真)1
ヒメシャジンン、タテヤマウツボクサ
ハナニガナ、クマガイソウ
(写真2)
ミネユキソウ、タカネコンギク
ミヤマウイキョウ、シモツケソウ
(写真3)
ミネユキソウ、ミヤマアキノキリンソウ、エゾアジサイ
開催にあたっては、賛否色々とありましたが、この2週間にわたるアスリートの活躍にくぎ付けになったし勇気つけらた2週間でした。
さて、そのオリンピックの開会式の日(7/23)に谷川岳に久しぶりに登ってきました。
過去に天神尾根、西黒尾根、そして2015年に天神尾根から土樽までの縦走など、3回登っていますが。
今回は、西黒尾根から再び、谷川岳を目指します。山行記録は、ヤマレコより。
谷川岳 - 2021年07月23日 [登山・山行記録] - ヤマレコ (yamareco.com)
AM5:33 谷川岳ベースプラザ
前日の夜に赤城高原SAで車中泊し谷川岳ベースプラザに5時過ぎに到着。ここの駐車場は24時間営業しており助かります(車中泊されている方もいました)。
トイレを澄ましてベースプラザを出発。既に日の出タイムはすぎていますが山の朝は眠りの中。
ベースプラザから続く車道を登り進むと最初のカーブのところで
前方頭上には霧に覆われた天神平駅。今日の復路はここのRW駅を使う予定。
AM5:45 西黒尾根登山口
更に、ヘアピンカーブの車道を2回折り返した場所が西黒尾根登山口。
ここで、後続の登山者をやり過ごして
今日は、ゆっくりと登ることに。 前回、9年前に登った記憶では、ラクダの背から先の後半がキツカッタ記憶。なるべく、ラクダの背までの前半で体力を温存しようと年を重ねたなりの知恵です。
登山者の流れも切れたので、いよいよ、西黒尾根に取り付きます。
そう、躊躇した理由の一つが、いきなりの急登が待ち構えているんです。
一定のペースを保ちながらの登り進むと見覚えのある鉄塔の脇を通過。ここで、休憩していた先行の若者グループを抜きさる。 ここから先は、傾斜も若干ゆるくなり次第にピッチも早くなる。相方さんを先行させると更に早くなりそうなので自分が先行することに。
AM6:32 1130m地点
ベースプラザから1時間で最初のピーク超え1,130mポイント。コースタイム1時間25分なので知らず知らずのうちにペースを速めていた様だ・・・・これが後に仇に。
ここから、谷川岳山頂まで3時間。・・とすると9:30には山頂予定。しかし・・・・。
このポイントから少し下ります。その先は更に樹林帯が続く。樹林帯の先に霧に覆われて微かにみえる尾根筋はラクダの背あたりだろうか。下り路は直ぐに終わり、再び登り返し。ただ、樹林帯の登りなので暑さもしのげる感じで体調も良好。
この樹林帯を40分ほど登ると森林限界を外れて、一気に南側の展望がひらけた大きな一枚岩にでる。前方に西黒尾根と並走する天神尾根ルートの出発点である天神平駅が遠望できる展望ポイント。数人の登山者が休んでいましたが、夏の陽射しが・・とにかく、暑い!!
木陰を求めて先に進むことに。
一枚岩を遠巻きにうかいし尾根筋に登ると反対側の山斜面から涼風が吹き上げてくる。ただ、休める場所もなく、そのまま進んだ先に鎖場渋滞。 ここで一息つく。
自分達の番になって、10m近い岩盤を一気に登る。そして、登った先も岩稜の伝い歩き。左右はスパッときれており気をつかうポイントが続きます。
このあたりから、次第に足が先に進まなくなってきた・・・暑さ??
時折、吹き上げる涼風に助けられながら、先行する相方さんを追いかける。
第二渋滞ポイント。こんな時、渋滞ポイントは助かります。
AM7:56-8:15 ラクダの背
ラクダの背に到着。ほぼほぼ、コースタイムの所要。いや、渋滞が2か所あったので早かったかも。
体調は? 今一つ!!
そこで、このルート後半の難所に備えて休憩を長くとることに。
本日持参した自家製カリカリ梅で塩分補給とアミノバイタル。
それでも、中々、腰があがらず、目の前を通過する後続の人々をやり過ごす。
マチガ沢の霧と涼風
そして、飛び交うトンボと後半の登り。前方のピーク(ガスが掛かり始めたポイント)ガレ沢の頭をぬけると稜線はガスの中。夏の陽射しから解放されそうだ。そこまで登れば・・。
結局、ここで20分近く休んでしまった。
ラクダの背から下った鞍部がラクダのコル。
ここで、デカザックを背負った女性を含む若者パーティに先を譲ってもらう。
彼らは、谷側馬蹄形ルートの予定とのこと。 デカザックを背おって、この急こう配を登れる若さが羨ましい。
鞍部からの登りは、これまでの様にはっきりした道がついているわけでもなく、マーキングされた岩をたどりながら登り進む急斜面。時折、手をつかいながらよじ登る様なルートで、ここでの体力消費と直射日光はキツかった。
ガレ沢の頭まで登りきり、後方を振り返ると、先ほどの若者パーティーが、この急登の途中で休憩していた。リーダーのペース配分もしっかりしており好感をもてた若者達だった。
ここで、相方さん
お腹が減って力が入らないシャリバテ警報発令。
ガレ沢の頭から暫くは標高差の少ない登山路が続くので、休憩できる様な適当なポイントで早めの軽食タイムをとることとした。
AM8:50-9:00 1660m地点(小休憩-行動食)
登山ルートから少し外れた場所でお握りタイム。
水補給も十分にとり、空を見上げると
お~!!
青空が・・、先ほどまで灰色のガスの中にいたトマ・オキの耳も、その姿を現してきた。
そして、東方に視線をむけると朝日岳・笠ヶ岳・白毛門の山容も明瞭に。
先ほどの若者パーティーの明日の周回ルートの峰々だ。白毛門までの木の根っこに覆われた悪路が思い出させる(2016年白毛門・笠ヶ岳)。
小腹も満ちたので出発。この時点で、既に時計は9時を廻ってしまった。
コースタイムからは大幅に遅れてしまった様だ。
↓前方左手の大きなコブ岩は、ザンゲ岩。
そのザンゲ岩の手前には、こんな難所を通過しないと!!
氷河の爪痕と言わるれ、広い一枚岩。
こんなオフザケしていますが、この周辺は蛇紋岩で形成されており滑りやすいので注意が必要です。
AM9:30 ザンゲ岩
ようやく、ザンゲ岩まで登ってきました。
振り返ると、ラクダの背からの急登を一望できます。
ラクダの背。
次第に谷川岳山頂が近づいてきました。
お~!! 見覚えのある指導標。これを通過するとトマの耳は、もうすぐ。
肩の小屋からのルートと合わさるとトマの耳の様子も伺えるような距離に。
予想はしていたけど、山頂は登山者で大混雑している様子。谷川岳ロープウェイで登ってきた人達に先を越されてしまった。
AM10:00 トマノ耳(通過)
結局、トマノ耳は人が多くやり過ごすことに。本命の谷川岳山頂(オキノ耳)に直接進む。
ところが、トマノ耳との鞍部に下る途中で足に変な痛みが発生。同じくして、相方も足が痙攣しはじめた。鞍部の邪魔にならない場所で様子見の休憩。幸いにも5分間ほどで二人とも回復したが、今日は久ぶりの夏山登山で身体が追いついていないと改めて実感。
そういえば、この数年は夏の時期には殆ど山に入っていない。まして、日本の山でも急登で有名な西黒尾根(↓写真)。ちょっと、計画が無謀だったかな。
AM10:36-11:04 谷川岳(オキノ耳) 昼食
谷川岳ベースプラザから、何度かの休憩含めて約5時間で谷川岳山頂に登頂。
トマノ耳ほどの混雑した状態でなかったのは救いだった。
山頂標から数m先にランチとれる場所を確保して、とりあえず登ってこれたことに感謝のランチタイム。涼しく柔らかい風が心地良い山頂。そして、ここもトンボが多く飛び交う。なぜか秋の装いにも近いのかな。
家族連れの登山者も多くなってきたので、山頂では30分ほどの滞在時間で下ることに。
鞍部で、下りてきた山頂を振り返ると夏空に聳える緑の尖峰。
大変な登りだったけど、この景色だけでチャラ。そして、この周辺にはお花畑が広がっています。
夏の高山植物、懐かしい。 花の名前は、忘れてしまったものが多かったけど。花の写真は、西黒尾根で撮影した花達とあわせて最後に紹介します。
トマノ耳は、先ほど以上に混み合っていたのでパスして、そのまま肩の小屋に下る。
ここまできて、今日は平日なのに・・なんで登山者がこんなにも多いんだ?
その答えはオリンピックであることにきがつく。今日は金曜日だけど祝日になっていたんだ。
なるほど、登山者も多くなるわけだ(祝日のRW営業は7:00から)。
肩の小屋の広場も、登山者でいっぱいなので、そのまま下山。
秋を思わせる様な空の雲を背景に緑の熊笹絨毯と薄黄色のコバイケイソウ。
その緑の裾野は、上越国境の峰々へと続く。
この天神尾根の中腹ポイントには、ひとつの大きな岩棚がある。
本日のお目当ての一つ。
AM11:53-12:00 天狗の留まり場
大きな巨岩が座った場所、天狗の留まり場に下りてきた。
WEB情報なんで真意のほどは定かではないですが、大河ドラマ「晴天を衝け」のロケ現場になった場所だとか。渋沢栄一(吉沢亮さん)といとこの尾高惇忠(田辺誠一さん)の旅のシーンです。そこで、こんなシーンがあった様ななかった様な。晴天を衝いてみました・・(笑)
周りの反応は何もなし。。。。
留まり場から、更に下っていくと家族連れのグループが続々と登ってきます。
中には暑さで気分が悪くなった子供達もいて、ちょっと、可愛そうな気持になります。
まだまだ、標高差を登っていかなければならない。 山が嫌いにならなければ良いけど。
熊穴沢避難小屋まで下ってくると、陽射しは樹林帯で遮られ漸く解放された感じ。
谷川岳山頂も、まだ、その姿を現してくれています。
こんなに機嫌のよい谷川岳は初めてです。
更に歩き進み、RWの機械音が聞こえたら天神平駅。
PM 1:00 RW天神平駅
山頂から2時間で天神平駅に到着。
既に下り待ちの行列が100mほどできていました。今の時刻で、この行列。この後はもっと長くなるだろうな。↓下りRW待ち行列から見上げる谷川岳。
20分程の待ち時間で、RWベースプラザに下りてきた。
そして!!
到着して暫くして館内放送で
雷雲が近づいてきたので、RWは下りを休止中とのこと!!
ラッキー!! 滑り込みセーフ。
夏山は、これがあるから怖い。 夏山は午前中活動が必須であること、あらためて認識。
今、この時間帯で登っている皆さんの無事を願いつつ帰路に。
その日の夜のオリンピック開会式。
相方は、入場行進前でダウン。
自分も、なんとか、聖火まで目をあけてましたが・・・
(写真)1
ヒメシャジンン、タテヤマウツボクサ
ハナニガナ、クマガイソウ
(写真2)
ミネユキソウ、タカネコンギク
ミヤマウイキョウ、シモツケソウ
(写真3)
ミネユキソウ、ミヤマアキノキリンソウ、エゾアジサイ